三度目の潜水艦と夕焼け

5.0
旅行時期：2022/12（約3年前）

by Lillyさん（女性）

呉・海田・安浦クチコミ：14件

三度目の潜水艦見学。
今まで内部まで見たのは太平洋戦争に参加していたパールハーバーのボウフィンだけです。

あきしおは就役が1986年、除籍が2004年なので太平洋戦争には参加していません。
海上自衛隊所有のゆうしお型潜水艦の7番艦。
戦時中と同じで、ひとつの型から◯番艦と増やしていくスタイルです。

あきしおは間近で見るとすごく大きい！
ボウフィンよりずんぐりむっくりしていてスマートではありません。
本当にくじらっぽい外観。
内部はボウフィンほどではないけれど、やはりとても狭いです。
ボウフィンは魚雷と魚雷の隙間にベッドがあったりして、あきしおより驚かされます。
内部の多くの機械や外部の1番2番潜望鏡、潜舵などを見て緻密にできているなぁと感心しました。

潜水艦での生活も気になるところ。
トイレは水洗、士官シャワー室、寝室、キッキン、艦長室まで端から端まで見てきました。
どんな食事を食べていたのかはわからず。
この狭い空間で長い時間を過ごすのは大変でしょう。
閉所恐怖症だったら見学すらできないかも。

私は見学途中で戦時中に使われていた潜水艦と勘違いしがちで「みんなベッドなんだ、釣り床はないのか」「この形じゃ回天が搭載できないな」などと思ってしまい、「あっそうだ、戦後の潜水艦だった」と思い直すという繰り返しでした。

16:30頃、職員の方が「もうすぐ日が落ちるので夕焼けを見てみませんか？」と仰ってくれたので、一旦あきしおから出て夕焼けに向けて待機。
あと5分もすれば見られるので、ホテルにいる家族にもLINEでそれを伝えました。
そしてしばらくしたら太陽が沈んできて辺りが超オレンジ一色に染まりました。
普段見られない光景に感動！
呉に来て良かった、また来ようと思いました。
母たちも部屋から燃えるような夕日を見られたそうです。
記憶に残る旅の1ページになりました。
教えてくれた職員さんに感謝します！