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日本国の中枢機能が集中するエリアの高台に鎮座する神社です!

  • 4.0
  • 旅行時期:2022/10(約2年前)
hiroさん

by hiroさん(男性)

霞ヶ関・永田町 クチコミ:1件

『日枝神社(ひえじんじゃ)』は、年中行事のひとつである祭礼「山王祭」が江戸時代から伝わる「江戸三大祭り」の筆頭に数えられており、現在では「内閣総理大臣官邸」など日本国の中枢機能が集中するエリアである千代田区永田町2丁目の高台に鎮座する神社です。
ちなみに「江戸三大祭り」については、『日枝神社』で執り行われている例祭「山王祭」のほか「神田神社(神田明神)」(千代田区外神田2丁目)で執り行われている例祭「神田祭」さらに「富岡八幡宮」(江東区富岡1丁目)で執り行われている例祭「深川八幡祭」が該当します。
『日枝神社』の創建については不詳とされていますが、平安時代末期から鎌倉時代初期の武将で武蔵国江戸郷における武蔵江戸氏の初代当主である「秩父重継(江戸重継)」が鎌倉時代初期に自身の屋敷内に近江国日枝山(のちの比叡山)の神「大山咋神(おおやまくいのかみ)」であり、神仏習合期には天台宗の鎮守として「山王権現(さんのうごんげん)」と称されていた「山王宮」を奉祀したことが江戸における山王信仰のはじまりとされています。
その後の室町時代後期となる室町幕府・第9代将軍「足利義尚」の時代である1478年(文明10年)になると関東の武将であり江戸城を築城した「太田道灌」が江戸城内に”鎮護の神”として「川越山王社」の「山王権現」を勧請して江戸の礎を築いており、さらに1590年(天正18年)に「徳川家康」が江戸に入府し江戸城を居城とすると”江戸城内鎮守の社”・”徳川歴朝の産神”として徳川将軍家において山王信仰が崇敬されるようになっています。
また徳川幕府・第2代将軍「徳川秀忠」の時代になると江戸城大改造にともない江戸場内に鎮座していた「山王権現」が江戸城外となる麹町隼町の地に遷座したことにより、江戸庶民からも”江戸郷の総氏神”・”江戸の産神”として山王信仰が崇敬され「山王権現」として親しまれるようになっていますが、徳川幕府・第4代将軍「徳川家綱」の時代である1657年(明暦3年)に発生した「江戸三大大火」かつ「世界三大大火」のひとつに数えられる「明暦の大火(振袖火事)」により社殿を焼失しており、火災発生から2年後となる1659年(万治2年)に江戸城の裏鬼門にあたる現在地に遷座しています。
そのほか「山王祭」については、第2代将軍「徳川秀忠」の時代となる1616年(元和2年)からはじまったと伝えられており、1635年(寛永12年)になると第3代将軍「徳川家光」が将軍として初めて江戸城内の楼上から「山王祭」で巡行する山車および神輿を上覧したとされ、その後に「山王祭」の山車および神輿の巡行が徳川幕府より江戸城内への入場が許され、「山王祭」は将軍が上覧する「天下祭」とも呼ばれるようになっています。
明治時代になると神仏習合の神とされていた「山王権現」が神仏分離政策のもと主祭神を「大山咋神」として祀る『日枝神社』として現在に至っています。
今回は「赤坂」周辺エリアを訪れる機会があり、「外堀通り(都道405号)」と「赤坂通り(都道413号)」が交差する「山王下(日枝神社入口)」交差点のエスカレーターが整備されている参道「山王橋」より、短時間でしたが『日枝神社』に初めて立ち寄り「南神門」を通り参拝しました。
『日枝神社』の参拝は、「社殿」正面の「神門」に通じる東側の表参道「山王男坂」の石段および「西参道」(境内一部工事中により閉鎖中でした)さらに「山王稲荷神社」に通じる千本鳥居のある「稲荷参道」などを利用した参拝ルートが存在しますが、何れも石段となっており階段などを苦手に感じる方は「山王橋」からエスカレーターを利用しての参拝をお勧めします。
『日枝神社』境内には、狛犬の代わりに主祭神「大山咋神」の使いとされる猿が置かれており「神猿(まさる)」・「勝る(まさる)」・「魔が去る(まがさる)」から勝運・魔除けとして、「猿(えん)」・「縁(えん)」から商売繁盛や縁結び、さらに猿は群れを大切にして子宝に恵まれ安産であることから家内安全・子授け・安産として人気があるとのことで、参拝したのが平日の午後でしたが参拝者も絶えることなく人気のある神社であることが実感できました。
参拝後は、表参道「山王男坂」を通り『日枝神社』をあとにしましたが、機会があれば今回利用していない参道を通り参拝したり、「山王祭」の時期にあわせて参拝してみたいと思います。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
4.0
東京メトロ各路線の赤坂駅・溜池山王駅・国会議事堂前駅・赤坂見附駅から徒歩圏内です。
人混みの少なさ:
4.0
平日の午後でしたが、参拝者はまばらですが絶えることがありませんでした。
バリアフリー:
2.5
複数ある石段の参道の中で山王橋にのみエスカレーターが設置されています。
見ごたえ:
4.0
主祭神の大山咋神の使いとされる猿が狛犬の代わりに置かれています。

クチコミ投稿日:2022/11/20

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