すき焼き旨し！

4.0
旅行時期：2020/10（約5年前）

名古屋クチコミ：508件

今夜はすき焼きを堪能する夕べ。松阪牛を擁する三重県人の自分。昔からすき焼きはしばしば食べていたが（松阪牛とは言っていない）お店で食べるのは初めてかも。期待に胸が高鳴る。

コースなので料理はお任せ。何となくすき焼きにはビールが合いそうなのでエクストラコールドで乾杯。まず出て来たのはヒレの炙り。居酒屋のエイヒレではなく牛肉のヒレ肉である。これを軽く炙ってあるわけだがどちらかいうとローストビーフに近かった。美味。ビールが進む。

次に登場したのはヒレ肉と霜降り肉！すき焼き本隊登場ー！中居さん（と言うのかな？）が丁寧に一枚ずつ肉を入れて調理してくれる。すき焼きは関西と関東で作り方が違うとの事。三重県人の自分は関西風だと思うけど‥。ここは牛脂を鍋に広げた後肉を焼いていた。これは関西風らしい。そして贅沢にも野菜を入れる前にお肉を器にとり食べ始める。

柔らかい！そして程良いサシの入りで甘味と旨味が口の中に広がる。この甘味はダシだけではなく肉自体の甘さ。流石に高いお肉は違う。安くても美味しいとは思うのだけどより洗練された旨味という感じ。

ヒレ肉は割下で味付けした後大根おろしと生卵に絡めて頂く。これまた美味そのもの。柔らかいし。好みで言うとバラ肉だがヒレもなかなか。食べているうちに嫌な事も頭の中から一時的にだが消えていく。美味しさは世界を救う。

肉の旨味が存分に滲み出た鍋の中に中居さんが野菜をじわじわと投入。これがまた美味い！ポイントは煮詰まる前に取り出す事。焼き豆腐も糸蒟蒻も最高。そういえば糸こんにゃくという呼び方も関西風なのかな？日常会話では糸こんと言う。自分はしらたきとは呼ばない。

〆は卵を入れ雑炊風にして美味しさを残さず味わう。口直しにところてん、デザートは柚子シャーベット。満喫。