明治憲法起草地記念碑

荘厳な雰囲気のある記念碑の価値を知るべし

4.5
旅行時期：2020/08（約4年前）

by K.Tomyさん（男性）

横須賀クチコミ：77件

日産自動車の追浜工場の沿岸部のグランドライブの入口から道なりにSHI社やJAMSTECのある右手へ更に進むと、夏島の丘陵の手前にひっそりと存在する。
伊藤博文らが明治憲法の起草をした夏島の別荘跡地に大正15(1926)年、草案に加わった伊東巳代治、金子堅太郎らが発起人となり建立された独特な碑であり、昭和50(1975)眠ってに200m離れた現在の地へ日産関係者等によって移されたものである。
碑の基石は、明治憲法全76条を示す76個の御影石からなり、縦横22尺2寸1分1厘(約6.7m)の大きさは、憲法発布の日「明治22(1889)年2月11日」を表しているそうである。
石の間に雑草などはなく良く手入れされているが、三方のフェンスの中(外？)から樹木の枝葉が伸びて木陰は暗く、一方は道を挟んでグランドドライブの高い壁があり景観は良くない。市街地からも離れていて訪れる熱心な者も少なく、残念ながら手洗や椅子などの休憩施設は一切無く、長居して思案や寛ぐには不向きである。