江戸六塔の一つ
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- 旅行時期:2020/05(約6年前)
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by ミルさん(男性)
中野 クチコミ:29件
明王山宝仙寺は、大規模な社葬や、各界著名人の葬儀・告別式も多く執り行われることで知られるお寺で、御府内八十八所第12番、関東三十六不動第15番札所にもなっている霊場です。平安後期に源義家によって創建された、長い歴史を誇る古刹です。元々は阿佐ヶ谷の地に造られましたが、室町時代に現在の場所に移転されました。杉並区の大宮八幡宮の別当寺でもありました。江戸時代、この寺から沢山の優れた僧を出したそうで、幕府から厚い保護を受けてきました。中野区屈指の広大な敷地がそのことを物語っています。明治以降、終戦まで、境内には現在の中野区の前身である中野町の役場も置かれていたそうです。立派な本堂だけでなく、三重塔も必見です。寛永寺、池上本門寺、芝増上寺(空襲で焼失)、浅草寺(戦後コンクリート造で再建)、谷中天王寺(放火により焼失)と共に、江戸時代に建立された仏塔「江戸六塔」の一つに指定されています。「江戸六塔」の内、現存する塔は4塔で3つが五重塔で、宝仙寺だけが三重塔です。宝仙寺の三重塔も東京大空襲で焼失しましたが、戦後、飛鳥様式で再建され、今に至っています。三重塔を除く、江戸の五重塔だけをピックアップした「江戸四塔」というカテゴリーもあります。御本尊は不動明王像で鎌倉時代より秘仏となっています。
- 施設の満足度
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3.0
クチコミ投稿日:2020/05/28
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