日本ハリストス正教会教団東京復活大聖堂
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- 旅行時期:2020/05(約6年前)
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by ミルさん(男性)
神田・神保町 クチコミ:2件
ニコライ堂の名で親しまれているキリスト教の一派である「正教会」の教会ですが、その正式名称は日本ハリストス正教会教団東京復活大聖堂といいます。1891年にロシアから布教のために来日した聖ニコライによって建立されました。関東大震災で被災しましたが再建され、第二次世界大戦の空襲の被害を免れ、1962年に国の重要文化財に指定されました。日本に残る最も古いレンガ造りの重要文化財の一つです。うち東京復活大聖堂は最古級であり、その後の煉瓦造の文化財修復の嚆矢となった。「正教会」のルーツは古く、ローマ帝国の時代まで遡ります。西暦395年、ローマ帝国が東西に分裂し、それに伴い、もともと一つだったキリスト教も教皇の首位権をめぐり、東西に大分裂を起こしました。そして東方教会(正教会:ギリシャ正教)と西方教会(ローマ・カトリック教会)とに分れ、それぞれ独自の発展を遂げてきました。東ローマの国教となった東方正教会はギリシャ語を公用語としていたことからギリシャ正教会とも言われました。日本にロシアから正教会が伝えられたのは、聖ニコライが布教のため函館にやってきた1861年と言われています。ロシア領事が函館にあったロシア領事館内に聖堂を建てたのが始まりです。函館ハリストス正教会は日本正教会の最初の聖堂で、日本における正教会伝道の始まりの場所でもあります。函館から布教の拠点が東京に移され、日本正教会の総本山となったのが神田のニコライ堂でした。
- 施設の満足度
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3.0
クチコミ投稿日:2020/05/20
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