江戸の三霊山
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- 旅行時期:2020/05(約6年前)
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by ミルさん(男性)
水道橋 クチコミ:4件
文京区の小石川にある浄土宗のお寺です。1603年、徳川家康が、が伏見城で没した母(お大)の遺骨を祀るため、この地に寺を創建。伝通院はこうして増上寺に次ぐ徳川将軍家の菩提所次席となりました。「傳通院」は母「お大」の法名「伝通院殿」に因んでいます。境内には、お大の方の他にも、豊臣秀頼の妻で、2代徳川秀忠の長女である千姫など、徳川家ゆかりの女性の方々が眠っています。芝の増上寺、上野の寛永寺と並んで「江戸の三霊山」と呼ばれるほどに、将軍家の手厚い庇護を受けた寺院でした。江戸における、僧の学問修行所として、常時1,000人もの学僧が日々、勉学に励んでいたそうです。江戸三十三箇所観音札所の第十二番札所にもなっています。第二次世界大戦の空襲で山門や本堂などすべてを焼失、後に再建され、現在の本堂は1988年に新たに建立されたものです。山門は2012年に再建されたもので、もろもろ真新しく、かつての将軍家の菩提所としての面影が残っていない点がやや寂しい気がします。
- 施設の満足度
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3.0
クチコミ投稿日:2020/05/16
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