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ハイクオリティーなイタリアン

  • 4.5
  • 旅行時期:2019/10(約6年前)
サバ~イ@元ツアコン上から目線さん

by サバ~イ@元ツアコン上から目線さん(女性)

麻布 クチコミ:8件


時折訪れる麻布十番。
普段はビストロ系の利用が多いが、前回いただいておいしかったので、間髪入れず2度目の利用。

駅から徒歩1分もかからず立地至便。
ビルの4階にあるおかげで、通りに面した若干騒々しい店の喧騒と離れられ、ゆっくりとコースを堪能できる。

黒を基調とし、すっきりと無駄のない空間。
カウンター席、テーブル席、カーテン仕切りの半個室など、用途に応じて様々使いこなせる。

ボリューミーなプリフィクスコースには、スプマンテも含まれる。

泡で喉を潤してホッとすると、メニューには無いがアミューズがサーブされる。
黒いプレートに鮮やかな黄色を放つのは、なめらかな舌触り、甘みのいいパンプキンスープ。
アミューズとは言えないほど、しっかりとボリュームもある。


前菜6種類の中から2品をチョイスする。


国産馬もも肉のタルタル グリーンマスタードソース

ガラスのプレートに盛られたタルタルは、みずみずしい艶を放つ。
あっさりしていながらもコクと甘みのあるもも肉は、マスタードの風味と鮮やかにポツリと散らされたレッドペッパーバーのピリリとした風味で引き締まった味わい。


orso名物 茄子のパルミジャーナ

表面がカリッとしっかり焼けたパルミジャーナ。
厚さ5センチほどあり、前菜と言い難いほどボリューミー。
しっかりとしたチーズの風味を堪能できる逸品。


パスタは5品から2品をチョイス(グループ利用時のみ)

エビとイタリア産ボッタルガのオイルソース

ソースのために計算しつくされたかのような絶妙の麺が、海老の風味が滲み出たソースとよく絡み合う。
アルデンテより、ほんの僅かに柔らかめに茹で上げられた麺。この茹で加減もソースのためかと思えるほどだ。
海老もたっぷりと入り、プリプリとした食感も楽しめる。


イタリア産サルシッチャのピリ辛トマトソース燻製した水牛のモッツァレラチーズ

サルシッチャの肉食感、食べ応えが十分すぎる、モチモチとしたショートパスタ。
トマトの風味も良いが、なんといっても燻製したモッツァレラの独特の香りがたまらない。


合間にいただくコバルトのパンは温かく、オリーブオイルもかなり良いものを使っているだろう。
ついおかわりしたくなるおいしさではあるが、何しろ1品のボリュームがかなり多いので、自粛せざるをえず残念。


ここまででまだメインが出ないと言うのに、相当な満腹感。
本場イタリアさながらのボリューミーなコースは、サバティーニ・ディ・フィレンツェで修行したシェフが作り出すというのにも、なるほどと納得だ。


メイン料理は4品からチョイス

やわらか牛タンのボリート 白インゲン豆とひよこ豆

イタリアを思わせる花柄の可愛らしいプレートに、分厚い牛タン。
ナイフを入れると、ほろりと崩れるほど柔らかい。
当然口に入れれば、噛まずともとろけるように消えていくその肉質と凝縮された旨味は、文句なし。
あっさりしすぎず、かといってしつこすぎることもないからこそ、かなりのボリュームであってもお腹に入ってしまうのかもしれない。

ペアリングしたワインも料理とかなり相性良く、料理の味わいを引き立てる絶妙チョイス。

デザートはコーヒー風味のパンナコッタ。
ほろ苦さ、酸味がうまい具合にまとまり、滑らなパンナコッタをコーヒーとともに。
味のしっかりとした重みのあるコーヒーも、最後まで、モルトヴォーノ!と言ったところであろう。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
友人
一人当たり予算:
10,000円以上
利用形態:
ディナー
アクセス:
4.0
コストパフォーマンス:
3.5
サービス:
4.0
雰囲気:
4.0
料理・味:
4.5
バリアフリー:
2.5
観光客向け度:
2.5

クチコミ投稿日:2020/02/26

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