本宮山の砥鹿神社奥宮参道には趣がある
- 4.0
- 旅行時期:2019/05(約7年前)
-
-
by 足みじかおじさんさん(男性)
豊川 クチコミ:1件
本宮山には高校生の時でしたが、昭和40年代前半に登ったことがあります。当時完成後間もない車道を、皆と競争するようにえっさほいさと駆け登ったのです。今回地図で確認しましたが、どうも林道だったようで、頂上からの遠望は利いたものの、特に感激もなかったのを覚えています。
今回使った砥鹿神社奥宮参道は、よく整備された石段や木段に、急傾斜地での岩場などといった変化があり、奥宮からさらに数十メートル標高の高い頂上付近まで行くと、三河湾が見渡せて、渥美半島がかすんでいましたが見えました。登山気分を十分味わうことができ、高校生の時に登った山だとは、まったく思えませんでした。
また、このコースは登山口の鳥居から頂上まで、そのほとんどを樹林帯で囲まれていて、日差しを遮ってくれています。最初の10分間ほどは帽子を被っていましたが、暑いだけなので脱いでしまいました。
登山した5月20日は、名古屋市内の最高気温が34度と予想されていて、こりゃ汗だくになるなと覚悟していました。ところが、木々が日差しを遮ってくれるばかりか、昔からの参道なので、杉、檜という幹の太い高木が多く立ち並んでいるせいで、風通しが良いのです。あまりにも涼しいので、同行者と絶対に30度以下だよと話していました。奥宮の壁面にかけてあった寒暖計を見ると25度程度でした。標高差で4度程度低いのは当然としても、コンクリートジャングルの都会と、山林が延々と続く本宮山とでは、まったく環境が異なるのだと改めて感じました。
当日は土曜日だったこともあるでしょうが、私たちのようにリュックサックを担いで登山靴で足元を固める登山者だけでなく、いかにも地元の住民ですという、軽装で手荷物もほとんど持たない人たちが多かったのには驚きました。
日陰ばかりだということを知っているので半そでは当然で、途中に水場が2か所、奥宮にはごく普通の値段の飲料水自販機があるので、水分補給には困らないということでしょうか、何も持たない登山者が次々と私たちを追い抜いていきました。中には駆け上がっていく者、さらに女韋駄天さえいました。
私たちが下っているときに、素足に踵部分紐付きサンダル履きという、近所にタバコでも買いにきたという雰囲気の人に出会った時は、本当に驚きました。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.0
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2019/05/30
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する