毎月1日と16日の閻魔さまの縁日(御開帳日)に参拝するのがお勧めです!
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- 旅行時期:2019/03(約7年前)
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by hiroさん(男性)
木場・東陽町・清澄 クチコミ:2件
山号を「賢臺山(けんたいざん)」と号する真言宗豊山派『法乗院 賢法寺』は、徳川幕府3代将軍「徳川家光」の時代である江戸時代初期1629年(寛永6年)に創建した総本山が「長谷寺」(奈良県桜井市)の寺院です。
徳川幕府9代将軍「徳川家重」の時代である江戸時代中期1755年(宝暦5年)ごろには、「四国八十八札所」を模して江戸の街にある「弘法大師」ゆかりの寺院による構成で開創したとされる「御府内八十八ヶ所」の第74番札所となっています。
『深川ゑんま堂』としての呼び名の由来は定かではありませんが、「髪結新三(かみゆいしんざ)」の愛称で人気の歌舞伎演目「梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)」の最大の見せ場シーンである「ゑんま堂の場」で『深川ゑんま堂』の名称が登場するなど江戸庶民からも親しまれていた寺院であることが伺えます。
現在の『ゑんま堂』は、境内正面の本堂に向って左側に建っており、お堂内部に1989年(平成元年)に建立された寄木造りの日本最大「閻魔大王座像」(全幅4.5メートル、全高3.5メートル、重量1.5トン)が安置されています。
普段は、この「閻魔大王座像」を『ゑんま堂』の建物外側からガラス引き分け窓越しに拝観すことができます。
ガラス引き分け窓の内側には、”家内安全”、”夫婦円満”、”縁結び”、”商売繁盛”、”交通安全”、”合格成就”、”ぼけ封じ”など19種類の祈願が記載された各々の賽銭投入口が用意され、希望する祈願の投入口に賽銭を入れると閻魔さまの説法を聞くことができる(説法の音声が流れる間、お堂内がキラキラと光る場合もあります)ハイテク閻魔さまです。
毎月1日と16日は、「閻魔さまの縁日」(御開帳日)として『ゑんま堂』内部に入ることができます。
『深川ゑんま堂』は、いままでに何度も訪れていますが今回はじめて「閻魔さまの縁日」(御開帳日)に訪れて『ゑんま堂』内部に入りました。
間近で見る「閻魔大王座像」は、とても迫力があります。また、『ゑんま堂』内部の床と腰壁の装飾がとても奇麗で色々な角度からの写真撮影で楽しむことができました。
『法乗院 賢法寺』境内正面の本堂1階にある「光照殿」正面奥に「釈迦如来像」とその従者2体(延命普賢菩薩、大孔雀明王)が安置されているほか、「光照殿」左右の壁面には1784年(天明4年)に「宋庵」という絵師による「閻魔大王」を中心に十人の王によって死後の人々に対する裁きの様子が描かれている全16枚の「地獄・極楽図」が展示されています。
その他に日本三大仇討ちの一つである曾我兄弟の仇討ちとして歌舞伎、能、人形浄瑠璃の演目「曽我物語」の主人公・曽我五郎が若くして一生を父の仇に終始し老母を背負い「工藤祐経」の菩提と老母父の仇の報告をした帰りに残されたものと言い伝えられている「曽我五郎の足跡石」および江戸時代後期の尺八奏者「豊田古童」の120回忌となる1971年(昭和46年)に建立された「尺八塚」が本堂1階出入口脇にあるなど、「閻魔大王座像」以外にも見どころのある参拝客も少ない穴場の観光スポットです!
『法乗院 深川えんま堂』へのアクセスは、東京メトロ・東西線、都営地下鉄・大江戸線「門前仲町駅」6番出口(赤札堂)より5分程度に位置する「清澄通り」(都道463号線)沿い「深川一丁目」交差点のすぐそばです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- その他
- アクセス:
- 5.0
- 門前仲町駅から徒歩5分程度です。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 参拝客はほとんどいない穴場です.jp
- バリアフリー:
- 3.0
- 参拝するには石段があります。
- 見ごたえ:
- 4.0
- 賽銭を入れると閻魔さまの説法を聞く事ができます。
クチコミ投稿日:2019/03/19
いいね!:6票
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