岩場の急登をこえた絶景

4.0
旅行時期：2018/11（約7年前）

by amstrobryさん（非公開）

明野・須玉クチコミ：2件

山梨県にある標高２２３０メートルの日本百名山。
中央本線韮崎駅からみずがき田園バスの終点、みずがき山荘下車。駅始発便のバスは金曜平日ながら満席だった。
登山口から山頂までは約２．５キロで百名山の中では比較的短いが、標準時間は３時間程度と距離の割に長い。これはこの山の特徴である急登が続くため。
登山口からまず樹林帯をとおり富士見平小屋を目指す。序盤から傾斜はそこそこあるほか、落ち葉のせいかルートを見つけるのが難しい箇所があった。このあたりは紅葉がきれい。
富士見平小屋を越えると対岸の瑞牆山山頂に向けいったん標高を下げる。傾斜がきつく、帰りが心配になる。天鳥川をこえるといよいよこの山の醍醐味といえる場所に。大小さまざまな岩場の急な上りが始まる。途中木の階段やくさり場が数カ所あり、一気に登っていく感じ。ピンクテープはあるが油断するとコースを外してしまいそうな感じもあった。
急な上りを克服した先の山頂の景色は絶景で、富士山や南アルプスの山々がくっきりと見られた。ただ、山頂スペースはあまり広くないので、平日ながら登山者でいっぱいで落ち着かなかった。
コースタイムは余裕をもって設定されている印象で、淡々と進められれば大きく短縮も可能で、だいたい往復４時間弱で達成することができた。