落語のように昼から鰻で一杯

4.5
旅行時期：2018/08（約7年前）

by イケタクさん（男性）

赤羽クチコミ：28件

赤羽は立地的には池袋の北側に位置し川を渡ると埼玉県だが、街並みは下町のようで、昔ながらの庶民的な店もたくさんある。
この日は昼食を赤羽で食べようと降り、少しブラついているとこの店を発見。
確か孤独のグルメの原作に出ていた店だ。

1階を覗くと混みあっていたが、２階もあるようなので、入口から花王を出すと店の方が案内してくれた。
狭い階段を昇り広い座敷へ。
浅草によくある感じで、いかにも昭和の料理屋の感じがして楽しくくつろげる。

メニューは鰻以外にもたくさんある。
幾つかつまみをもらって生ビールで乾杯した。
イカ焼きは少し柔らか気味だが、焦げ目もついていて香ばしい。
ビールによく合う。

しばし待って出てきたうな重。
この蓋を開ける瞬間の至福。
鰻は江戸流でふっくらした食感でタレも美味しい。
このタレだけでご飯が美味しいのがうな重の良い所だ。

一口食べて山椒を投入。
これで風味も変わり一段と旨くなる。
汁は肝吸い。
これも酒や油の乗った鰻を食べた後にスッキリとさせる。

店の方はいかにも下町の雰囲気で親切な対応。店内には力士の手形やカレンダーなども飾ってあり、まさに下町の雰囲気を漂わせた名店である。