東京都が管理する復元住居
- 4.5
- 旅行時期:2018/08(約6年前)
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by jmleedoさん(男性)
板橋 クチコミ:1件
城北中央公園の園内はケヤキ、イチョウ、サクラなどの樹木の緑がとても鮮やかで、木洩れ日を浴びながら、栗原遺跡の奈良時代の復元住居が佇んでいました。
1956年に東京大学の藤島亥治郎博士によって設計された住居は竪穴式で、クリの柱とケヤキの梁が使用されています。竪穴式住居と言うと縄文時代の代表的住居として頭に浮かびますが、実際には奈良時代になっても地方の農民の住居は数千年前と大して変わりはなかったことが分かります。
奈良時代は、朝廷を中心とする律令政治が進展した時代、東大寺を始めとする仏教文化が花開いた時代として学習して来ましたが、当時の庶民の実態を垣間見るには、非常に意味のある建造物です。
住居の出入り口は一箇所で、上部に通風口が付いている構造になっていますが、夏や冬の気候が厳しい時の暮らしやすさが気になります。竪穴をある程度深く掘れば、恒温状態に近くなりますが、この住居は地表から50センチ程度しか掘られていないので、暑さ寒さを防ぐという目的だけを考えると、少し浅いような気もします。
城北中央公園は都立公園で、復元住居も都が管理しています。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 2.5
クチコミ投稿日:2018/08/11
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