徳川将軍家の祈願寺であり、虫封じのご利益で江戸庶民に親しまれた寺院です!
- 4.0
- 旅行時期:2016/12(約9年前)
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by hiroさん(男性)
早稲田・高田馬場 クチコミ:2件
高野山真言宗『放生寺(ほうじょうじ)』は、山号を「光松山(こうしょうざん)」と号する寺院であり、江戸幕府三代将軍の徳川家光の時代である1641年(寛永18年)に『穴八幡宮(あなはちまんぐう)』の別当寺として早稲田にある『穴八幡宮』の隣りに創建された寺院です。
別当寺とは、明治時代の神仏分離令に至るまでの神仏習合(「神社はすなわち寺である」と考えられていた)の時代に神社を管理するために置かれた寺のこと。
また『放生寺』は、徳川将軍家代々の祈願寺として葵の紋を寺紋に、さらに江戸城登城の際には寺格として独礼登城三色(緋色、紫色、鳶色)衣の着用を許されおり、「御府内八十八箇所霊場」(東京都内にある弘法大師ゆかりの寺院で構成された88箇所の霊場)第30番、「江戸三十三観音」第15番、「山の手三十三観音霊場」第16番、「東京三十三観音霊場」第22番札所になっています。
『放生寺』本尊の「聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)」は、「融通虫封観世音(ゆうずうむしふうじかんぜおん)」と称され、『穴八幡宮』と共に夜泣きや疳の虫の「虫封じ」の祈祷、冬至の「一陽来福」(『穴八幡宮』のお守りは「一陽来復」と一字異なります)融通のお守りで、江戸時代より庶民に親しまれているそうです。
現在は、『穴八幡宮』の「一陽来復」融通のお守りが有名で我家も毎年12月末に『穴八幡宮』に参拝しています。
今回は、大晦日に初めて『放生寺』にも参拝てみました。
『穴八幡宮』と比べると参拝者も少なく少なくひっそりとしていましが、入口部分は正月に備えて「一陽来福」の提燈で飾られており綺麗でした。
参道は少し勾配はありますが御影石で舗装されたスロープで境内まではバリアフリーになっており、境内も綺麗に整備されています。(但し、本堂の参拝は石段の階段があります。)
本尊の「聖観世音菩薩像(通称:融通虫封観世音)」は、秘仏で春(4月18日)と秋(体育の日)、年2回の開帳法会で参拝できるそうです。
本堂向かいには、「神変大菩薩像(尊称:役行者)」、「水掛け地蔵」があります。
また、開帳法会の際に本尊の「聖観世音菩薩像(通称:融通虫封観世音)」を参拝しに訪れてみたいと思います。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2017/01/08
いいね!:6票
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