演者の持ち時間が長いため珍しい噺が聴ける可能性があります
- 3.5
- 旅行時期:2015/03(約11年前)
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by 鬼泣斎さん(男性)
霞ヶ関・永田町 クチコミ:5件
上席と中席、月に2つの定席興行を、基本的に昼の部のみで行っています(それぞれ金曜日の1日だけ夜の部あり)。定席興行のない夜や下旬には単発の落語会が数多く開催されてもいます。最寄は永田町か半蔵門ですが、若干離れてて、他にこれと言って観光するところもありませんし、アクセスは都内の寄席の中では最も悪いと言って良いかと。
ここは国立の施設だけあって、芸能の保護保存を第一の目的としているのでしょう、客席のスペースには余裕があって、話芸をゆったり楽しむことができます。また、この目的を果たすためか出演者の持ち時間に余裕があり、他の寄席では余り聴かない話が掛かることが多い印象を持っています。と言いますのも他の寄席、鈴本や末廣亭では1人15分、仲入20分、トリ30分というのが一般的な持ち時間、さらに、浅草ではもっと短く1人12分といったところで、それで演じられる噺は定番に偏る傾向があると言えます。ところが国立演芸場では持ち時間が基本的に最低20分となっているために、他の寄席では掛からない、掛けられない噺もここならできる、というわけです。
自分の場合、木戸銭が安く、かつ珍しい噺を聴ける可能性ありで、はるか昔むかしの学生の頃には重宝してたのですけれど、今となってはアクセスがあまり良くないというのと、売れっ子を殊更に顔付しない?らしき方針とで、ここへ足を運ぶ機会は減って直近は2015年3月の上席でした。「東京かわら版」の200円割引を使って木戸銭は1900円。この日の演目にはやはり、寄席にしては一癖あるものがいくつか入りました。なお、他の寄席では演目の貼り出しはやりませんが、写真にある通りここでは出してくれてます。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2016/09/21
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