四季を通して草花や水鳥の楽しめる庭園です
- 4.0
- 旅行時期:2015/06(約11年前)
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by かつのすけさん(男性)
木場・東陽町・清澄 クチコミ:3件
東京の江東区にある清澄公園は、水、築山、枯山水を主体にした「回遊式林泉庭園」です。この造園手法は、江戸時代の大名庭園に用いられたものですが、明治時代の造園にも受けつがれ、清澄庭園として近代的な完成となりました。
この地の一部は江戸の豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷跡でした。明治11年、岩崎弥太郎が、荒廃していたこの邸地を買い取り、隅田川の水を引いた大泉水を造り、周囲には全国から取り寄せた名石を配して、明治の庭園を代表する「回遊式林泉庭園」が完成しました。
庭園の規模は、約37万平方メートルです、 樹木数は低木:が10万株、高木が4000本、 芝生は 3,000平方メートル です。主な植物はクロマツ、サクラ(カンヒザクラ)、アジサイ、ツツジ類、ハナショウブです。
清澄庭園は、関東大震災で大きな被害を受けましたが、災害時の避難場所としての役割を果たし、多数の人命を救いました。岩崎家では、こうした庭園の持つ防災機能に着目し、東側半分(現庭園部分)を公園用地として東京市に寄付し、市ではこれを整備して昭和7年に一般公開しました。昭和52年には、庭園の西側に隣接する敷地を開放公園として追加開園しました。なお、庭園のは、昭和54年に東京都の名勝に指定されています。
主な見所としは泉水があります。三つの中島を配した広い池。水面に島や数寄屋造りの建物、樹々の影を映し出すこの池は、庭園の要です。
磯渡りも見所です、池の端に石を飛び飛びに置いて、そこを歩けるようにしたもので、広々とした池の眺めが楽しめるだけでなく、歩を進める度に景観が変化するように工夫されて楽しめます。
名石も色々あります、伊豆磯石、伊予青石、紀州青石、生駒石、伊豆式根島石、佐渡赤玉石、備中御影石、讃岐御影石などです。この ほか敷石や橋、前述の磯渡りの石を含め、園内には無数の石が配置され、さながら「石庭」の観を呈しています。これらの石は、岩崎家が自社の汽船を用いて全 国の石の産地から集めたものでその多さには驚かされます。
松尾芭蕉の最も有名な句「古池やかはづ飛び込む 水の音」を刻んだ石碑が、園内に立てられています。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- 都営、清澄白河駅から徒歩3分
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 広い敷地です、気になりません
- バリアフリー:
- 3.0
- 庭園内、階段・段差等があります。
- 見ごたえ:
- 4.0
- 四季を通じて樹木、花、バードウォッチングが楽しめます
クチコミ投稿日:2015/06/22
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