ハヤシライス発祥の店(・・・という説がある)、丸善。どんなだろうかと食べてみました

2.5
旅行時期：2015/05（約11年前）

川崎クチコミ：4件

ラゾーナのM&Cカフェ前を通るたびに美味しそうだなぁと気になっていた、ハヤシライスの上にステーキがのった食品サンプル。

ハヤシライス元祖は上野精養軒だとか諸説ありますが、丸善の創業者・早矢仕有的にちなんだという説もあるそうです。日曜のランチ、ついに元祖を掲げた丸善の味を食べにM&Cカフェを訪れてみました。
目指すはもちろん、あの食品サンプルと同じ肉がどんとのっかったハヤシライスです。

店内はモダンで落ち着いた内装。休日の昼12時という時間、激混みのラゾーナ川崎にありながらガラガラです。
メニューを見てみると全体的にお昼には贅沢な感じの価格帯。しかし探してもステーキののったハヤシライスはみつかりません。店員さんに聞いてみると「ハンバーグがのったものしかありません」とのこと。えぇ〜！とのっけから出鼻をくじかれました。じゃあ、あのサンプルは片付けて欲しいなあと思いながら、ひと皿でポークとビーフの２つの味が楽しめるハヤシライスをお願いしました。

しばらくして運ばれてきたハヤシライスは黒光りして美味しそう。でもどうも量が少ない。
ライスも小盛ですがルーがお皿にうっすらとしかかかっていなくてすでにぬるくなっています。盛りつける量が少ないから冷めちゃったのでしょうか？
少ないルーをかき集めるように、最後にライスだけ余るなんてことにならないように神経を尖らせながらライスにからめます。口に入れるとと酸味が強めでかなり甘いです。ポークとビーフという割に具がないのでいまいち違いはわかりませんでした。というか、ルーの量が少なすぎてチビチビとしか食べられないので味がわかりにくいというのもあるかもしれません・・・。
主人の頼んだハンバーグがのったものも、ハンバーグの牛肉の割合が少なくつなぎが多いのか、安いメンチの中身とか、ファミレスのハンバーグみたい。
正直なところ、ルーもハンバーグもお安めのレトルト感が強すぎてショックを受けてしまいました。
日本橋店だったらもう少し美味しいのかなぁ・・・。

しょんぼりと、二人で3,000円の会計を済ませ、美味しい洋食屋さんでハヤシライスが食べたい思いだけを募らせて帰ってきました。
今日の収穫としては、明治２年創業の丸善が日本の株式会社第一号といわれていること、万年筆の輸入販売を日本で初めてしたのが丸善であることを知ったことです・・・。