厚木神社

平安時代からの古社

3.0
旅行時期：2015/05（約9年前）

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厚木市の中心市街地は相模川に近接した場所にあります。厚木神社はその川縁にあります。入口に御由緒が掲示されており、平安時代の円融天皇の時代（在位969～984年）に勧請されたと伝えられる古社だそうです。対岸の有鹿神社も縄文・弥生の時代から信仰されていたとあり、川を挟んで古社が並びます。有鹿神社は、裏を流れる鳩川の水の信仰から来ているようです。
川に隣接し、境内には水神宮もありますが、厚木神社はもともと疫病除けらしく、境内にある“お天王様の地”の碑に、昔は疫病除けの牛頭天王をお祀りしていたとありました。近隣では平塚の相模川沿いの八坂神社や伊勢原沼目の八坂神社が牛頭天王を祀っていたそうですが、現在ではいずれも社名を改名しています。また、海老名の五社神社の境内には疱瘡神を祀った祠があり、昔の人々にとって疫病が身近で深刻な問題だったことがうかがえます。
ほか、境内には関東大震災で倒壊した鳥居が残されていました。また、神社を出たところ小田急線側には渡辺崋山滞留の地の碑がありました。