靖国神社にA級戦犯が合祀されてからは、昭和天皇は参拝されませんでした。今上天皇も参拝されていません。
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- 旅行時期:2014/12(約10年前)
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by 元カニ族さん(男性)
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「靖国神社」は、大村益次郎が発案し、明治天皇の命により、明治2年(1869)戊辰戦争の官軍の犠牲者を祀るために建てられた「東京招魂社」がその起源です。
戊申戦争とは1868年(慶応4)年に始まった官軍と幕府軍と戦いで、鳥羽・伏見の戦いから、江戸城開城、上野の彰義隊との戦い、奥州列藩同盟との戦い、会津戦争など翌年5月の箱館五稜郭まで続いた戦いです。
後に、戊辰戦争だけでなく、幕末の嘉永6年(1853)以降の、各地の戦いや西南戦争などの官軍の殉職者も祀るようになりました。
ここで、重要なことは、官軍の殉職者だけが祀られていて、賊軍とされる幕府側の犠牲者は祀られていません。明治の立役者で有名な「西郷隆盛」は、賊軍とされ祀られていません。
明治12年(1879)に「靖国神社」と改称されて、日清・日露戦争から太平洋戦争までの犠牲者が祀られ、現在246万6千余人が祀られています。
しかし、この中に極東軍事裁判で、A級戦犯とされた人々も合祀されていることから、日本の首相が参拝する度に海外から反発を受け、外交問題の火種となっています。
昭和天皇は、A級戦犯が合祀されてからは、参拝されませんでした。
今上天皇も参拝されていません。
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- 3.5
クチコミ投稿日:2015/04/29
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