むしろ外国人ツーリストに有名な、江戸時代から伝わる奇祭
- 3.5
- 旅行時期:2014/04(約10年前)
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by しゅんたまさん(女性)
川崎 クチコミ:4件
箸が転んでも可笑しい年頃に『屁で空中ウクライナ(ピエール瀧著)』という本で知って以来、ずっと気になっていた〈かなまら祭り〉に行って来ました。
そもそも鍛冶の神様を祀り、金属でできた男根の〈かなまら様〉がご神体という金山神社。
かなまら祭は男根の御神輿が街を練り歩く珍しいお祭りで、川崎宿の飯盛女たちの願掛けから江戸時代に始まり、現在は商売繁盛・子孫繁栄・安産・縁結び・夫婦和合、ついでにエイズ除けのご利益まであると言われるそうです。そんなことからエキゾチックな性信仰がある珍スポットとして、外国人がたくさん見物にくるそうなのですが・・・
確かにお祭りを見に来るお客は外国人の比率がかなり高く、ここは港区か海外か?という人種のるつぼ!
最寄りの川崎大師駅へアクセスする際に乗り換える川崎駅では、京急大師線へ続々と外国人の方が歩いて行くのでちょっとした海外旅行のようでウキウキしてしまいました。
神社境内は身動きが難しいほどの人、ひと、ひと。
大根の男根削りの体験コーナー(?)やら、セクシャルな飴(こういうのは猥褻物陳列罪にならないのですね)のお店など、「昼間の住宅街にこんな・・・」と戸惑うこと必至。
さらには満開の桜を背景にして、まっピンクの男根神輿が登場。亀戸にある女装クラブ《エリザベス会館》のお姉さま方が担ぐエリザベス神輿に圧倒されつつ笑いを噛み殺す沿道の人々。一見イロモノなお祭りに軽いショックをうけたものの、普通のお祭りと変わらず子連れもいるし市議か県議かの議員さんによるご挨拶もあったして、ふざけているようで真面目な地元のイベントなのです。
国籍問わず和気あいあいとした雰囲気に、セクシャルなことに眉をひそめすぎない大らかな気分になって帰ってきました。
4月の第1日曜日は、かなまら祭。要チェックです。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- バリアフリー:
- 2.5
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2015/03/30
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