調布で食べたい出雲そば
- 3.0
- 旅行時期:2015/03(約9年前)
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by ひろさん(男性)
調布・狛江 クチコミ:1件
更級、藪、砂場が「江戸三大蕎麦」なら、
「日本三大蕎麦」は、戸隠そば、わんこそば、出雲そば。
関東では中々食べられない出雲そばが、調布にあります。
お店の名前は、出雲そば「やくも」。
風情のある外観。
ひらりと靡く藍染暖簾がまた雰囲気を醸してますね。
頼んだのは、三色割子そば。
野焼き、あげ半、わさび茎、とろろ、うずら、山菜、おろしなめこ、おろしわかめ、ごまだれ、納豆の中から三つ選べます。
中でも「人気なのは、とろろ、山菜、おろしなめこ、ごまだれです」とのこと。
島根などで良く食べられているトビウオ(アゴ)のすり身で作ったカマボコのことを「野焼き」、さつま揚げ状のアゴを半分は焼いてしまい、もう半分は揚げたものを「あげ半」といいます。
日本酒は立山や菊姫、飛露喜のほか、島根の地酒・王禄も置いてありました。
イイダコの唐揚げなどもあって、蕎麦前も充実していますし、蕎麦湯を使用しているという親子丼やかつ丼なんかも興味深いです笑
出雲そばといえば、三段の丸形の漆器に蕎麦を盛った割子(わりご)そばが最も有名な形ですが、
江戸時代、松江では蕎麦を野外で食べるために重箱に蕎麦を入れていたそうで、この重箱のことを割子と呼んでいたんだそうです。
信濃松本城主だった松平直政が松江城に藩主として入城した際に、そば職人を一緒に連れてきたことが始まりといわれています。
出雲そばの最大の特徴は、従来の蕎麦と比較して黒っぽい蕎麦とその食べ方。
玄蕎麦(そばの実)を殻ごと挽くので、色が黒く、香り豊かな蕎麦の風味と独特の食感が持ち味ですが、
これは、まさに出雲そばならではの挽きぐるみ。
汁もつけて食べるのではなく、上からかけて食べます。
鰹節の出汁がしっかりと効いた汁は、やや甘く、かなり濃いめ。
この汁の入れる加減一つで蕎麦の味が変わるそうです。
冷たい「割子そば」、温かい「釜揚げそば」に分かれ、もりそばやかけそばとは言わないんですね。
薬味は、葱ともみじおろし。
蕎麦を食べる・啜るのではなく、手繰るという表現が似合いそうですね。
ご馳走様でした!
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 一人当たり予算:
- 1,500円未満
- 利用形態:
- ランチ
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- サービス:
- 3.0
- 雰囲気:
- 3.5
- 料理・味:
- 3.5
クチコミ投稿日:2015/03/06
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