アクセス便は良くないが、中南米テイストを加えた、しかしながらベーシックな広島焼も旨い店

4.0
旅行時期：2014/11（約11年前）

by hoyoyoさん（非公開）

広島西・佐伯クチコミ：2件

お好み焼き（広島焼）としては非常にユニークなポジションにある店です。

?　ハンデある立地

広島市内中心部より離れたところにあり、駅からも少し歩くため、観光客としては「わざわざ」訪れる店です。

?　中南米テイストも味わえる

店主のロペズさんはグアテマラ出身で、名店・八昌で修行され、自身でお店を出されたそうです。
広島焼のトッピングにはハラペーニョがあったり、サイドオーダーにはチョリソ・ソーセージ、ファヒータ、トルティーヤなど、中南米料理が並びます。

?　店の営業は昼は火金のみ、夜も月−金で土日は休み

完全週休2日の営業は働くものとしては健全なことだと思います。訪れる際は営業日に注意が必要です。

そんなハンデがありながら、金曜昼の12時前に来店したのですが、既に行列が。ローカルといっても近隣の勤め人中心なはずなのに。マスコミ関係者がタレントさんを連れてきていたり、北海道からはるばる、この店、と決めて来た学生さんがいたり、ここは本物なんだろうなと思いました。

料理ですが、基本の広島焼（肉玉そば）は生地も良く焼いてくれていて、玉子も標準で2個使われていて美味しい。サイドで注文した鉄板焼きも旨い。

唯一残念だったのが、トッピングで注文したハラペーニョが乗っていなかったこと。というか、我々も後で気づいた。それくらい基本メニューの「肉玉そば」が旨かったということです。

あと忘れてはならないのが、店主のロペズさんの人柄。たくさんのオーダーに忙しいはずなのに、「初めてですか？」「どちらから？」など、流暢な日本語で応対してくれます。
よく「外国人のほうがより日本人らしい」と言われたりしますが、彼も日本人のよさ、日本文化のよさを体感して、それを自ら実践しているからなのでしょう。

広島焼はトッピングのバリエーション（麺類はそばだけでなくうどんもあり、もち入りなんかもあり、そばダブルなんて注文も）が豊富なので、ほかの方の注文の仕方を聞いていると、あの「次郎ラーメン」の注文の流儀を思い出しました。広島に来たら、最低一回は広島焼、注文の仕方もいろいろなバリエーションを楽しもうと思います。