行ってみないと分からなかった靖国神社　まさに百聞は一見にしかず

4.0
旅行時期：2014/05（約12年前）

by ピョン吉さん（男性）

市ヶ谷クチコミ：1件

　靖国神社というと、どうしても構えてしまいがちですが、行ってみれば普通の神社と変わりはありませんでした。時期は５月末でしたが、ご遺族と思われる年配の方々もいらっしゃいました。地下鉄九段下駅も整備されエスカレーターが設置されたのは助かりました。件の坂を上り、大きな鳥居をくぐり、大村益次郎の銅像をすぎて境内にはいりますが、ここには戦争で亡くなった人間だけでなく、軍馬、軍犬、軍鳩まで慰霊されているのを知り、新聞媒体やテレビで見聞きするのとは、まったく違う事を感じました。境内には年配の警備員がいて、場所の案内や、優しくでしたが、カメラの向きで何か説明を受けていた人もいたようでした。国会議員や有名人にあえるかという期待もありましたが、その時は警備で、一般の人たちは多少の制限があるようです。
　本殿向かって右にあるのが遊就館で、古代からの国内外の日本の戦争にかかわる資料が数多く展示されていました。刀や甲冑、飛行機などもありました。最後のコーナーには、第二次大戦で亡くなった方々の遺書、遺品があり、戦争を再び起こしてはならないというような、メッセージを深く受け取ることができました。館内にはお土産コーナーや軽食コーナーもありますので、買わずとも見るだけでも、楽しい時間が過ごせます。海軍カレーもあります。境内の茶店は昭和４０年代から変わっていないような古びたそれでも懐かしい売店があり、年配者にはくつろぎのひと時になっていると思いました。興味と関心があれば一度ぐらいは訪れてもいい場所です。都会でありながら喧騒もなく静かな時間を持つことができます。