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博多ダーメン屋

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(料理の鉄人・鹿賀丈史 風で) わぁたしの記憶が確かならば・・・、博多ダーメン編

  • 3.5
  • 旅行時期:2014/04(約12年前)
ヤブレイヌさん

by ヤブレイヌさん(男性)

篠栗・粕屋 クチコミ:3件

昔々、そうあれは東京オリンピックが開催された頃、築港(博多港)に博多パラダイスという娯楽施設が完成しました。
その施設は、展望大浴場や遊園地(二人乗りの小型ジェット・コースターは海面に飛び出す様なコースで急激に向きを変える事で話題を呼んでいましたが、孫と同乗中の老人が心臓麻痺で死亡した事が新聞やニュースを賑わし、『殺人コースター』と有名になりました。)、屋外プール、スロット・レーシングカーなどが設置されて おり、また地上から約70メートルの高さには展望台が有りましたが、その展望台へ上がるエレベーターは有料(当時で30円)だった事から、 『あそこは、エレベーターに乗るだけで30円も要るげなじぇ!ありゃぁ、博多パラダイスや無ぅて、金取りパラダイスやが。』と、『殺人コース ター』と共に福岡市民や博多っ子を驚かせていました。

暫くして、運営企業が代わり、『博多プレイランド』と改称されて営業を続けていましたが、業績不振で閉園、その後は、FBS福岡放送、福岡市立図書館などの変遷を経て、現在は無料で入場できる展望室を備え、その上階には博多湾を出入りする船舶の動向を管理しながら、その情報を各船舶や水先案内人に知らせる国際海上VHFラヂオ局になっています。

その博多パラダイスへ母親と行った幼い僕は帰り道に『博多ダーメン』と書かれた看板を掲げる店を見つけました。
まだ小学生だった僕は、『ラーメンなら知っているが、ダーメン?』と思いながら、しかし、僕の母親はラーメン嫌いでしたので、僕は母親に『ダーメン』の事を訊ねる気にはなりませんでした。
(仮に当時の母親へ訊ねても、母親も知っている筈は無かったでしょうが…。)

それから10年以上が経ち、僅かながらも小遣いを使える様になった僕らは、自転車や公共交通機関を使い、友達と彼方此方へ出掛ける様になりまし た。
或る日、確か志賀島へ行った帰りの事だと思いますが、空腹を抱えた悪童共は、『あ~、何か食おうぜ!』と言いながら、船着き場の近くをうろつき、僕は『そうだ、昔、この近くにダーメン屋という店が在った!』と思い出し、悪童連に提案して合意を得、ついに暖簾を潜ったのでした。

壁に貼ってあった油に塗れた品書きは、スープが豚骨、カレー、味噌、味噌バター、醤油、酒粕!とあり、豚骨をラーメン、その他のスープをダーメンと呼び、チャーシュー、キクラゲ、ネギ等、様々な具材の組み合わせを入れると、その数は200種類にも及んでいましたので(数えたわけでは有りませんが、表の看板や壁には『二百種類!』と書いてありました。)、腹ペコの悪童には目が眩みそうでした。

結局、何を食べたのかは覚えていませんが、当時の懐事情からして、恐らくは一番安いモノを食べたのではないでしょうか…。

それから更に20年ほどが経ち、時は若貴兄弟の大活躍?による大相撲ブーム、何気なくスポーツ新聞を読んでいましたら、彼らの夜食の件が書いてあり、その中に 『博多ダーメン』の話が出ていました。
彼等の宿舎は東区の土井に在り、その近く、粕屋町に『博多ダーメン』の支店なのか暖簾分けなのかは分かりませんでしたが、とにかく『博多ダーメン』の店が在り、貴乃花が贔屓にしている、との記事でした。

僕は、『へぇ、この店は、我が家からは近くは無いが、そう遠くでもない。機会が有れば行ってみるか?』と思い、或る日の昼食に小学生だった息子達を連れ て行きました。
その時も何を食べたか、恐らくは豚骨の『ラーメン』を食べたのだと思いますが、油が濃いスープだった記憶が有ります。

それから更に二十年近くが経ち、或る日曜日にカミサンと所要で粕屋町へ出掛け、その帰りに昼時となりましたので、『何か食べるか?』とカミサンと言いながら、『そうだ、近くに来たので久しぶりにダーメン屋さんへ行ってみよう。』と決めました。
息子達と行った時には、カウンター席と畳敷きの座敷でしたが、改装されて間もないらしい店舗は、カウンター席とテーブル席に変わっていました。
店舗に掲げられた看板には、やはり『200種類!』と書かれていましたが、カウンターに置かれている献立表には、豚骨、カレー、醤油、味噌バター、バターのスープ類、それに夫々の具材はスタンダードのラーメン、五目、タカナ、キクラゲ、チャーシュー、モヤシ、玉子、ネギ、デラックス、満腹、お子様、小辛、中辛、激辛、超激辛に整理されていました。
『さすがに酒粕のスープは無くなったのだろうなぁ。』と思いながら、僕は豚骨の五目、カミサンは豚骨のキクラゲ、それに二人で食べようと、やきめし(小)300グラムを注文しました。

食べ終わって御勘定を払い、店を出た後、カミサンに『ずっと前に来た時も豚骨を食べたと思うが、やはり違うスープにすれば良かったかなぁ?』 と言い、『当時の貴乃花は何を食べていたのだろう?』とも思いました。
現在、九州場所の時の貴乃花部屋は田川に宿舎を構えているそうですので、恐らく貴乃花親方もダーメンから遠ざかっているのでしょうか、それとも打ち出し後に食べに来ているのでしょうか、いえいえ九州場所が行われている福岡国際センターは博多港の近くですので、そちらのダーメン屋さ んへ行くのでしょうか?
それとも宿舎が在る田川近辺で好みに合ったラーメン屋さんを見付けて贔屓にしているのでしょうか、或いはフランス料理が好みらしい奥方に合わせて、ラーメン以外のモノを食べているのでしょうか?

何だか気になってしまいました。

*御参考までに、ウチのカミサンは蒲鉾等の魚練り物が大嫌いで、特にピンク色などに着色されたモノは見ただけで『鳥肌が立つほど嫌い』だそうです。
はい、ですから、僕が注文した、豚骨五目ラーメンは献立表の写真にピンク色の蒲鉾が写っていましたので、それを見ただけで拒否反応を示していました。
甚だ不幸にして、カミサンが注文したキクラゲラーメンにもピンク色をした蒲鉾が入っていましたが、これは食前に僕が自分の五目ラーメンへ移して事なきを得ました。

施設の満足度

3.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦
一人当たり予算:
1,500円未満
利用形態:
ランチ
アクセス:
2.5
車が無ければ不便ですね。
コストパフォーマンス:
4.0
サービス:
5.0
雰囲気:
5.0
料理・味:
3.5
バリアフリー:
4.0
観光客向け度:
4.0

クチコミ投稿日:2014/04/09

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