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江戸東京博物館

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今、大浮世絵展を開催中、江戸の文化と生活を知るいいチャンスです

  • 4.0
  • 旅行時期:2014/01(約12年前)
Holisunさん

by Holisunさん(男性)

両国 クチコミ:1件

 今日は穏やかな日曜日、昨夜から江戸東京博物館で開かれている大浮世絵展へ出かけてきました。
 両国の国技館では今日から大相撲初場所が始まるから、おそらく周辺は相当混むだろうと想像したから私が電車で行くことにした。実にめずらしい。
 自宅から両国までは電車で約45分のところ、帰りには周辺を散策してのんびり過ごそうかとそんな思いを込めて出かけたのだが、結局は11時近くになってのゆっくりスタート、出発になってしまった。だからか博物館は混雑の盛り、入場券を買うにも長い列に並ばなければならず、その時間がさらに特別展への期待を膨らませてくれた。
 江戸東京博物館は今から20年前に建てられた立派な博物館で、立体展示を多く取り入れ、ただ観るだけの博物館とは一味違う手法で江戸の歴史を今日に伝える貴重な資料を常設展示している。
 今日は常設展示と特別展とを欲張って両方回るつもりでいたが、入場券を手に入れたら、急に腹ごしらえをしたくなり、7階のレストランへと向かったらそこも混雑中。 こんな時は「待つのも楽し!」と思わないとイライラして良くない。
 さて、江戸時代の日本橋を模した木橋が置かれた常設館部分(6階)には江戸時代の住宅地図が展示されており、思わず我が家の位置を探してしまったが、牛込に生まれた私は実家にあった桐の箱に入った江戸地図を示しながら亡き父から我が家の位置と氏、素性について聞かされていたから、オヤジが示してくれた外様大名の屋敷が並ぶ内堀と外堀の間、牛込は今で言う厚生年金病院後ろ辺りで剣道場を探してみたりしていた。 
 市ヶ谷のボート場へはよく夕暮れにオヤジが私を連れて行ってくれていたらしく、オヤジが元気な時に生まれ育った筑土八幡町(神楽坂の近くです)を家族のルーツをたどる旅として行ったことを思い出しました。 幼児期の私のあだ名は「てらぼこちゃん」だったそうで、近所の肉屋の女の子が良く我が家に遊びに来ていたらしい。それはどうでも良い。
 良く江戸の文化は鎖国で後退したと言われていますが、江戸市内には水道が引かれ、浮世絵は言わば、印刷技術の先駆けで、周りカラクリなどは幻燈機(スライド)の発想の原点で、ヨーロッパで発明される150年も前から日本では普及していたのです。
 江戸時代の生活文化を浮世絵を通してみることができ、遠近法を使ったその画法はヨーロッパの画家へも影響を与え、構図取り(黄金バランスなど)から色彩の妙まで世界の先端を行っていたのだから先人たちには驚かされることばかりで、何とも1日が充実したものになったがお供をした孫娘はさぞかし疲れたことだろう。
 特別展と常設展を併せて観たら一日がかりでないと足りないほど、今日は我が家の孫娘の歴女が真面目に魅入っていたから途中ではしょることもできずと考え、両国駅まで戻ったら急に疲れを感じたほどでしたが(我が家に帰ったら、実はとても疲れていたらしい。私は真面目に観ているので「もう帰るぞ!と言えなかった」)とは言えなかった。
 今日は江戸の文化を知る良いチャンスを与えられた嬉しい日曜日でした。ぜひまだの方は「江戸東京博物館訪問」をお薦めします。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
友人
アクセス:
4.0
コストパフォーマンス:
3.5
人混みの少なさ:
1.5
展示内容:
3.5
バリアフリー:
3.0

クチコミ投稿日:2014/01/12

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