地図から消された島
- 4.0
- 旅行時期:2013/07(約12年前)
-
-
by うさちゃまさん(女性)
竹原 クチコミ:1件
島の周囲はおよそ4km。
島内での一般車両通行は禁止されていて、唯一、島の案内バスが周遊している。
第一次世界大戦以降の化学兵器製造拠点として、秘密裏に関連施設が設置稼動された過去があり、現在も毒ガス貯蔵庫跡や砲台跡などの戦争遺跡が多く残されています。
島には当時の歴史を詳しく展示してある毒ガス資料館があるので、こちらには是非足を運んでみて欲しい。
また、もう一つの特徴として、島全域に、人に懐く野生ウサギがたくさん生息している。
当時毒ガス開発が盛んだった頃、その毒ガスが漏れていないか目安とする為に、島内に放たれたのが始めだそうだ。
最初は数匹だったけれど、その後野生化繁殖して、今では島に300羽ほど生息しているとか。
最近は「毒ガス島」というより「うさぎ島」としての認知が広まっている。
レンタサイクルもあるので(2時間400円)、遺跡探索をしながらうさぎに餌をまくという楽しみ方ができる。
夏は家族連れの海水浴客で大賑わいしている。
島唯一のホテルには温泉もあるので、疲れを癒すのにもってこいだ。
ただし、結構外から丸見えで落ち着かなかったりする。
7年前にも来たが、その時より接客システムが悪くなっているように感じた。
まず、レンタサイクルの受付場所が広場の離れにあり、ホテル前の駐輪場まで距離があるということ。(無駄な往復が必要)
しかも、レンタサイクル受付には何故か二人も従業員が配備されているが、駐輪場には誰もいない為、不備(タイヤの空気が少ない等)があってもすぐに対応してくれない。
自転車は番号順に駐車されてないわ、そもそも番号が錆びてて読めないわで、探し出すのも一苦労だ。
これだけイライラさせられても、スタッフ側に「何か困ったことないですか?」的なサービス精神が見えれば、何とか溜飲も下がるけど、この時はそれすらなかった。。。
そしてレンタサイクルの基本時間がたったの2時間であることにも納得がいかない。
これでは、遺跡もゆっくり見て回れない。
最低でも3時間は必要だろうと思った。欲を言えば4時間欲しい。
自転車で回る人は、かなり計画的な行動が必要だろう。
それとお昼のレストランが13:30までと早い時間に閉まる点には注意したい。
自転車を返し終わり、お腹空いたねとレストランに向かうも目の前で閉店された時の絶望たるや筆舌に尽くし難い。
更に、飢えをしのごうと入ったカフェで、名物っぽいからといって、タコの唐揚げなんか頼んではならない。
レンジでチンしたフニャフニャの油くさいものがでてきて、泣き面に蜂となるからだ。
しかしキャンベルソフトは美味しかった。
私が阿修羅にならずに済んだのは、このキャンベルソフトのおかげと思いたい。
さて、色々と妥協が必要な感じだが、それであっても大久野島の魅力は色褪せない。
また来たいと思うし、いろんな人に知ってもらいたいとも思う。
子供からお年寄りまで、幅広く楽しむことのできる場所だ。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 2.5
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2013/08/19
いいね!:3票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する