スイーツがウリの異色中華

3.5
旅行時期：2012/04（約14年前）

by dune45さん（男性）

表参道クチコミ：214件

「東京最高のレストラン」や「ザガットサーベイ」などでも紹介された事のあるこちらのお店、その存在についてあまり知識がなかったのですが、かつては待ち人が絶えないお店だったようです。

お店でもらったショップカードによると、発祥は香港のデザート専門レストランという事です。日本にはいくつか支店があるようで、今回青山店にランチで初訪問しました。

ランチメニューはメインの料理とスイーツを選ぶプリフィクススタイルで、それぞれ5品がラインアップされています。
スイーツは+315円で、マンゴープリンにグレードアップする事が出来ますが、このマンゴープリンが、香港の本店から伝わる、糖朝の一番人気メニューのようです。

今回は、メインは蟹チャーハンを選択。スイーツはお店の人に「お勧め」を伺ったのですが、全てがお勧めとの事で、他のお店で食べる機会の少ない品という理由で「豆腐花の黒ごま汁粉がけ」をチョイス、更に追加メニューとして+357円のシューマイの3種盛り合わせをオーダーしました。

オーダーして5分少々で、小鉢とスープと共に、蟹チャーハンが運ばれてきました。他の方のレビューにあるように、見るからに量が少ないですが、味はかなり美味しいです。
シューマイのオーダーが漏れていたと思われ、チャーハンを食べ終えて数分して運ばれてきました。このシューマイも3種類とも美味しかったです。

お店のウリの一つであるスイーツは、正直チョイスミスをした印象です。私が頼んだ「豆腐花の黒ごま汁粉がけ」は、豆腐+ごま+白湯+糖分少々と言った、ごくごく普通のもので、特に印象には残りませんでした。

あえて“未知”のものを選ばずに、オーソドックスに杏仁豆腐やタピオカ入りココナッツミルク、もしくは王道のマンゴープリンへのアップグレードにすれば良かったと後悔しました。

以上での支払い額が2000円弱。コストパフォーマンスは良いとは感じません。

店内の雰囲気はとてもスタイリッシュ。2000年前後に流行ったデザイナーズ系の内装です。席と席の間もゆったりと配置されており、くつろげます。

「ウリがスイーツ」「青山通り沿いのロケーション」などの要因からか、お客さんは圧倒的に女性が多いです。9割以上が女性と思われ、中華にありがちな「サラリーマンのランチタイム」のイメージの方は皆無でした。

中華料理店の中では異色のこのお店をどのように評価するかは、個人の価値観や嗜好によって大きく分かれると思いました。