アンティーカ・ピッツェリア・ダ・ミケーレ 恵比寿

本場ナポリのピッツェリアが恵比寿に！

• 3.0
• 旅行時期：2012/03（約14年前）

by dune45さん（男性）

恵比寿・代官山 クチコミ：424件

恵比寿駅東口から徒歩3分ほどの場所に、2012年の1月末に鳴り物入りでオープンしたこちらのお店です。

1870年にナポリで創業したお店が本店で、世界で唯一の系列店という事です。

お店の人によると、素材から調味料から窯から、何から何までを現地から取り寄せ、本場の味そのものを再現しているとか。
ピッツァイオーロのうち2名は、本店での修行経験者で、本店からも人が来て、現地と同じものが提供されているかのチェックが行われているという事です。

ピッツァ好きには大変興味のあるこちらのお店、ナポリの食堂をイメージしているせいか、やや日本のお店に比べ「異空間」の趣があります。

天井が高く開放的な店内、席と席の間隔は狭く、賑やかな雰囲気です。
オープンキッチンの向こうには、生地を練る人、ピザを焼く人が分業で調理に当たっています。

メニューは、本店同様「マルゲリータ」「マリナーラ」の2種類のみ。これは昼夜変わらないようです。
アンティパストの記載はありましたが、パスタやセコンドは一切ありません。ドルチェもなさそうでした。

ランチメニューも基本的には同じで値段も変わらずですが、サラダが付きます。

今回は、マリナーラのマキシ（大きいサイズ。ナポリの定番サイズ/1500円）とコカコーラ（200円）をセレクト。
周囲を見ると、多くの方が大きいサイズのピッツァを注文しているようでした。

私の前に8名ほどの団体客などがいたせいか、ピッツァの登場までにはやや時間がかかりました。運ばれてきたマリナーラは、直径30cmほど。日本で見慣れているサイズよりは大きめです。

トマトとガーリックをベースにしたシンプルな味付けですが、飽きる事はなく、意外にスルリとお腹に入りました。

ここ数年誕生を続けているナポリピッツァに比べると、生地はやや薄くて硬め。さほどもちもちした感じではありません。と言っても、もちろんローマピッツァに近いわけでもありません。
お店の人いわく「そのあたりが他のお店との違いです」と。どちらが良いということではなく、どちらを美味しいと感じるか、好みの問題だと思います。

「ランチメニュー」がないので、ランチタイムとしては安く済ませる事はできません。
最低価格のマリナーラの普通サイズで1250円です。
ランチタイムに1000円前後でナポリピッツァを提供するお店が続々と誕生している事を考えると、やや高めのお店だと思います。

ナポリの本店は、行列の絶えない人気店との事。同じ料理を日本に居ながらにして食べられるのはありがたい事です。
一方で、ピザの選択肢が2つしかなく、ドルチェなどで変化をつける事も出来ません。そのあたりは、本店と同じスタイルを貫くことのデメリットと言えるかも知れません。

お客さんは近所のサラリーマン風の方から外国人観光客のような方まで、一人客から団体さんまで様々でした。タイミングによっては私のように、オーダーしてから20分以上も待つ事もあるようです。

驚くのは、グラスワインやビールなど、昼からアルコール類を頼んでいるお客さんの多いこと。スーツを着ている方もワインを飲んでいました。サラリーマンは少ないのかも知れませんが…。

サービスは可もなく不可もなく。「食堂」っぽい雰囲気そのままに、必要最低限のサービスです。サービスに不満はありませんが、ホスピタリティなどを感じる事もありません。

レジで会計をお願いすると、レシートとともにエスプレッソのサービスが。クイッと一杯飲んですぐにお店を後にするのがナポリ風なのかと思いました。

話題店だけに、一度は足を運んでみたかったお店なので、そういう意味では満足なのですが、何度もリピートしたいかと言われると、そうでもないと感じました。

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クチコミ投稿日:2012/09/01

• 施設の満足度: 3.0
• 利用した際の同行者: 一人旅
• 一人当たり予算: 1,500円未満
• アクセス: 4.0
• コストパフォーマンス: 2.5
• サービス: 2.5
• 雰囲気: 3.0
• 料理・味: 3.5
• 観光客向け度: 4.0