サシバの渡りがピークを迎えます＜１０月初旬＞

4.5
旅行時期：2010/10（約15年前）

by くんたさん（男性）

渥美半島・伊良湖クチコミ：1件

９月の末から　１０月の第１週　渥美半島の伊良湖岬には数千羽のサシバやハチクマ、ノスリ、ツミなどが集まり、南の島へ旅立っていきます。　

サシバ達は伊良湖岬を飛び立つと別のサシバと合流して鹿児島県の佐多岬に集結します。
その後大陸の高気圧が南西諸島に張り出し、風向きが北寄りに変化したときに南下飛行を開始し、第3の渡来地、徳之島で休息します。
第4の渡来地、宮古群島。沖縄本島、周辺の離島で休息しながら南へと渡ります。
第5の渡来地、台湾の満州郷で休息し、第6の渡来地、フィリピンのバタン諸島で休息しフィリピン、インドネシアまで広がって越冬するそうです。
平均時速は約40キロ、一日の平均距離は480km前後で朝の飛び立ちは6時ころ、その日の18時まではすべて休息地に入るそうで、ノンストップでは12時間飛び続けるとのこと。

伊良湖岬では空が明るくなり始める５時３０分頃から　鷹が空を舞い始め、６時には　鷹柱という鷹たちが高く上空へ上がっていく光景が見られます。
今日9/30は低気圧の接近が予想されていますので　明日　高気圧が張り出すと鷹の渡りのピークを迎える事が予想されます。

朝　４時頃、伊良湖の駐車場には　このサシバの渡りを見ようと　全国から数千人のバードウォッチャーが集まってきます。

みなさんも　この週末　伊良湖岬に行ってみませんか。