リゾートでも、ホテルでもない。サイテー。

2009年夏、富士登山後に宿泊しました。本館のホテル、10畳の和室にバス・トイレ付で20,000円弱の部屋でしたが、それはもう酷い部屋で、二度と泊まろうとは思いません。絶対におすすめしませんというか、できません。
部屋に入るなり、メンテをしていないことがすぐわかるほど。破れて汚れたままの壁＆壁紙。カビだらけの内風呂。クローゼットにはクモの巣。部屋の窓ガラスは鳥のフンだらけ。冷蔵庫内は樹脂製部品が壊れていた上、異臭プンプン。１名１泊５，０００円でも高過ぎます。富士登山後で疲労困憊していて文句をいう気力もなく（というかもう遅い時間にチェックインしたので）、翌朝チェックアウト時にフロントで改善と苦情を申し入れましたが、軽くあしらわれておしまい。
ここは、今でこそ個人所有でリゾートを名乗っていますが、以前は国民宿舎だったとか。その名残りか、部屋においてある浴衣や丹前には、お世辞にも上手とは言えない手書マジックで「サニーデ」と大書してあり、愕然としました。
フロントスタッフの例からも、国民宿舎当時もサービスと従業員教育では下位ランクだったと思われます。一見、豪勢に見える正面エントランスのすぐ横は、従業員出入り口と営繕用具置き場になっていて、リゾートでの非日常への期待を、チェックイン前からカンタンに裏切ってくれます。
大浴場も手入れが行き届かず、継ぎ目や壁・階段との境目などが真っ黒（カビと汚れ？）のカーペットを裸足で歩いて更衣室に行くのは、女性でなくても抵抗ありありでした。
大浴場内（男風呂）のタイルもあちこちヒビ割れ、富士山が正面に見える窓もやっぱり鳥のフンだらけ。
それ以前に、部屋から出るために部屋置きのスリッパ（というかサンダル）を履くのに抵抗がありました。最後に洗剤で洗ったのはいつか不安になるほど汚れている上、裏（底）のゴムもボロボロの有様。結局はかずに、自前のサンダルを使いました。
ホテル本館内にもある浴場（国民宿舎当時は、こちらが大浴場だったようなつくり）は、普段ほとんど使われていないようで、浴室内に積んである風呂桶とイスは、一番上になっているものさえカビまみれ。浴槽内のタイルも黒ずんで変色してみえる個所があり、怖くて入れず、シャワーだけですませました。
本館１階にあるコイン・ランドリー（洗濯機・乾燥機２台ずつ）も、毎日の清掃・点検はまったくしていないようで、洗濯機１台には前の利用者の洗濯ものが入ったまま、乾燥機の１台はドアを開けたら綿ぼこりがドサドサと落ちてくる始末。どのくらい掃除しないと、あれだけほこりがたまるのでしょうか．．．。
唯一の救いは、別館レストランの女性ホールスタッフ。笑顔を絶やさない接客態度が、若い方から若かった方まで共通していて、夕食はそこそこの料理でしたが、楽しくいただけました。朝食は、ビジネスホテル並みのビュッフェ形式で、「これが２万円の宿の朝食？？？」とがっかりしました。
最後に、オーナー＆経営陣の方々、要改善個所は山積しています。せっかく良いスタッフ（ホールだけ、ですが）の方々がいるので、期待しています。

クチコミ投稿日：2009/10/16