99. 年末武漢&張家界 ANAビジネスクラスx2 と 中国国鉄寝台列車x2 Part 2。巨岩が宙に浮く武源陵。

2016/12/26 - 2016/12/30

手当が出るので毎年年末年始は殆ど出勤している。
今年もそうするつもりだったが、予想外の連休を頂いてしまった。
帰省するのは年始にまわして、年末は折角なのでどこかにいきたい。
でも時期的に激混み。。。

結局、最近ANAが就航した武漢が空いていたので、
武漢と付近の張家界（電車で10時間）に行ってみることにした。

☆2016/12/26 NH937 NRT-WUH
☆2016/12/27 K967次 武昌-張家界、天門洞観光
★2016/12/28 武源陵観光、K968次 武昌-張家界
☆2016/12/29 武漢観光
☆2016/12/30 NH954 WUH-NRT

エリア 張家界(中国)

今日は武源陵を観光する。
駅前のバスターミナルから武源陵行きの小さくて砂埃にまみれたバスに乗る。
途中の坂道で轟音を挙げながら、1時間程度で到着。

地球の歩き方のマップはデフォルメされているし、
Google MapやBaidu Mapでもいまいちイメージが掴めなかったので
どのくらいの時間を武源陵に費やそうか迷っていた。

朝～帰りの列車が出る18時までを確保しておいたが、
それでもハイライト的な所しか見れていない。
めちゃくちゃ広いので、武源陵と天門洞を合わせて1日で・・・なんてのは不可能！

入り口からバスに乗ったり歩いたりして、
百龍エレベーターへ。

断崖絶壁を一気に駆け上る。

乗るのも怖いけど、
作るのはもっと怖かっただろうに。
メンテとかどうやるんだろうか。

景色は最高。
最高過ぎて足がすくむ。

百龍エレベーター以西は基本的に上から眺めるスタイルの様だ。

岩の形が不思議過ぎる上に、
スケールが大きすぎて
もはや現実感がない。

武源陵には野生のサルがいた。

中国人がガンガン餌（人間が食べるお菓子類）をあげるものだから、
猿も味を知ってしまっている。
ビニール袋を見ると容赦なく襲ってくる。

猿に魅了されお菓子片手にウキウキで近づく中国人が
餌にありつけるとウキウキな猿に襲われる姿を何度も見た笑

この辺りには「アバターの撮影地」と書かれた看板がある。

なるほど、確かに岩が浮かんで見えないこともない。

こんな風景なら青い翼竜みたいなのが飛んでいても納得してしまいそうだ。

ずんずん歩き進めると橋につきあたった。

橋は下が透けて見える構造だ。
道路の排水溝の上に鉄網のようなもので出来ている。

壮大すぎる景色を眺めていたらスケール感が狂ったのでよくわからないが、
多分100m以上の高さはあるはずだ。

前に進むには橋を渡るしかない。

橋の真ん中には怖がりさんの為に
うすーい鉄板（歩く人の重さに耐えきれなかったか若干反っている）が敷かれていたが、余計に怖い。

せっかくなので鉄網を渡った。

間違いなく寿命が縮んだ！！

気を取り直して歩き進める。

途中に水飲み場あり。

天下第一橋と言うのだが、
人間が懸けた橋ではなくて、
岩が自然に削れて橋のようになったもの。

これも高さ100m超えはかたい。
渡っている間は下が見えないから良いものの、
構造設計とか耐久性能の算出とかを一切していないMade by Natureである。

これまた足がすくむ。

折角だからもっと高さを強調できる写真を撮りたかったが、
近すぎてこれ以上は無理だった。

いつまで橋であり続けるのだろうか。

右の人と比べた感じ、厚さ5mの岩でできているといったところか。。。

付近では崖を上るパフォーマンスもしていた。

観てるこっちがヒヤヒヤ。

天下第一橋を渡っている間は、
下が一切見えないので普通の岩の上を歩いているのと何ら変わりはない。

天下第一橋までで満足したのでバスを乗りつぎロープウェーで下山。

これがまた怖い。

滅茶苦茶高い、
ロープウェーの構造物がなんとなく心許ない、
中国製
の3拍子揃った最高のアトラクション！

自然もすごいけど、
人間もわりとすごいや。

バスで来た道を帰り、
やたら立派な張家界駅へ。

再び寝台列車に乗車。

往路より若干古くて汚れが目立つ車両だった。
外装は同じっぽいかったけど、製造時期の違いだろうか。

復路も安定の軟臥。

できるだけ使いたくない洗面所。
朝になるころには床がびっちゃびちゃ。

武漢の到着は未明の3時39分。
寝るだけだったら十分か。