2016/10/22 - 2016/10/23
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yakkunnさん
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岡山県人でも吹屋(ふきや)という名前は知ってるけど行った事がないという人が多い。
ましてや吹屋へ宿泊できるという事はさらに知られていない。
私は15年前に日帰りで一度は行った事があるけれど、今回はラ・フォーレ吹屋へ宿泊する事を主目的として再度いく事にした。
ベンガラ(弁柄)とは天然の鉱石から得られる赤色の着色材の事です。江戸時代から明治時代にかけて吹屋の銅山からこのベンガラが多量に産出されて全国に販売され、町は活況を呈しました。有名なのは伊万里焼柿右衛門の赤と、輪島塗の赤です。
吹屋の見所はベンガラで巨万の富を得た広兼邸(ひろかねてい・町重要文化材・八ツ墓村ロケ地)と西江邸(国登録有形文化材・釣りバカ日誌18ロケ地)、そして平成24年に閉校となるまで全国で最古の現役木造校舎であった吹屋小学校(県指定重要文化材・NHK連続テレビ小説、カーネーションロケ地)。なんといってもベンガラ塗装された江戸時代の吹屋の町並み(国選定重要伝統的建造物群保存地区)は必見。今回宿泊するのは吹屋町並みにも接し、吹屋小学校の隣にあるラ・フォーレ吹屋です。
それでは行ってみましょう。
ラ・フォーレ吹屋 http://laforet-fukiya.com
西江邸 http://www.nishie-residence.com/japanese/
高梁市吹屋観光協会
https://sites.google.com/site/fukiyakankou/home
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
吹屋とは岡山県の北西部にある高梁市成羽町吹屋の事です。
岡山から車で約2時間ぐらいかかります。
江戸時代から明治時代にかけてベンガラで栄えた町です。
山の中にあり江戸時代にタイムスリップしたかのような町です。
アクセスはラ・フォーレ吹屋のホームページに詳しく載っています。
http://laforet-fukiya.com/inquiry/access.html -
土曜日の午後 家を出発して吹屋地区、最初の目的地である西江邸にまず到着しました。
大きな駐車場があります。
ここから歩いて行くみたいです。 -
あたかも山の中にある参道のようです。
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坂道が結構きついです。
西江邸専用道路のようです。
途中休憩しながら5分ほど歩きました -
山の中腹に突然現れたのは江戸時代中期の建物がそのまま残っている西江邸です。
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西江邸は江戸時代にベンガラで富をなし、この地区の代官所でもありました。
現在18代当主が住んでおられます。
釣りバカ日誌18のロケ地にもなりました。 -
入館料500円を払い、国登録有形文化材 西江邸を見せてもらいます。
受付をされていた18代当主が我々のため案内をしてくださいました。
お話しが好きなようで、気さくな口調で1時間ぐらい案内してくださいました。
右手にあるのは蔵を展示場として使われているものです。 -
代官所らしい玄関です。
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庭も手入れが行き届いています。
3000坪の手入れが大変でしょうね。 -
勝手口には下駄が揃えてありました。
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瓦は石州瓦、家紋は揚羽蝶
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現在も当主のご家族が住んでおられるので生活の香りもします。
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18代のお話しが長かったのですが、西江邸の事、江戸時代の吹屋地区の事など詳しくなりました。
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予定外に西江邸で時間が過ぎたので急いで吹屋地区へやってきました。
西江邸から車で5分ほどですが、一部道路が狭いところがあり、どんどん山の中へ入っていくといった感じです。
石州瓦とベンガラ色の壁で統一された集落です。 -
ただいま16時です。
吹屋の町は17時でどこも閉まるので駆け足で回ります。
町の入り口に駐車場があり、そこから先は指定の車以外は入れません。 -
吹屋はベンンガラ商家の連なる美しい街並みです
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お土産屋も数件あります。
一番目につくのは通りの入り口にあるベンガラ屋というお店です。
ベンガラ染の帽子を買いました。
秋のゴルフシーズンに活躍しそうです。 -
1kmあまり続く町を歩いてみます。
土曜日の午後4時過ぎですが、通りにはほとんど人を見かけません。
観光客はみんな帰った後みたいです。 -
ほとんどすべての家は現在住んでおられますので無断で入ってはいけません!
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お土産屋や、郷土館、郵便局は入ってもOKです
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家の瓦は石州瓦で塀はベンガラが塗られています。
ベンガラは防虫、防腐に効果があります。 -
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現役の郵便局です。
思わず入ってみたくなります。 -
本日宿泊予定のラ・フォーレと吹屋小学校はこの角を曲がると近いです。
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ベンガラ染の工房がありました
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家内はスカーフを買っていました。
気に入ったようです。 -
吹屋ふるさと村の通りもほぼ終わりです。
ここまで下ってくるとお土産屋もなく、静かできれいです。
私の一番のお気に入りの写真と成りました。
吹屋を岡山のマチュピチュと呼ぶ人もいます。 -
吹屋の町を済ませて急いで駐車場に帰り、次は広兼邸(ひろかねてい)です。
吹屋ふるさと村から山道を車で5分ほどです。
途中でイノシシが道を横切ってきて私の車に突進してきました。
びっくりしました!
広兼邸は15年前に来た時、 屋敷の中に入りましので今回は外からだけ写真を撮って帰ります。
大きな駐車場が整備されています。
お城のような石垣の上に立つ屋敷はまさに中世の出城のような大迫力です。 -
おそらく江戸時代は西江邸と広兼邸がこの地方の2大勢力だったのでしょうね。
写真で見るより現物は何十倍も迫力があります。 -
江戸時代にベンガラで巨万の富を得た広兼邸も子孫が東京へ出てしまい現在は岡山県へ寄付されています。
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遠くから眺める広兼邸は迫力ありますが、近くに来てみると威圧感さえ感じます。
映画 「八つ墓村」(1977年と1996年の2度)ロケ地で有名。 -
昔の豪商っていうのは全国にいくつもありますが、どこもすごいな~と感じます。
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外から眺めただけでUターンします。
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なんども振り返りながら駐車場へと帰ります
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駐車場と広兼邸の間にお土産屋ができていました。
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駐車場から広兼邸最後の写真を撮って次に行きます。
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広兼邸から吹屋の町へ帰る途中に銅山があります。
笹畝坑道の看板が立っているので寄ってみました。 -
17時で閉められていましたが、銅山の坑道へ有料で入る事ができるそうです。
入ってみたかった! -
次に本日最後の目的地、吹屋小学校へきました。
平成24年に閉校となるまでは日本最古の現役木造小学校として有名でした。 -
以前来た時はこのような小学校でした。
NHKの朝の連続テレビ小説「カーネーション」などいくつものロケに使われました。 -
しかし・・・・
この日は小学校にすっぽりとカバーが被せられて改修中でした。
平成32年に改修が完成の予定です。
改修が終わればもちろん公開されます。 -
急いで吹屋地区を回り、吹屋小学校の隣にある本日宿泊のラ・フォーレ吹屋に到着です。
上の吹屋小学校の写真と比べてください。
ラ・フォーレ吹屋は吹屋小学校のイメージを模したデザインとなっているのです。 -
ラ・フォーレ吹屋は平成5年に吹屋中学校跡地に設立されました。
公設、民営の全室19室のこじんまりした体験実習宿泊施設です。 -
解体された吹屋中学校の古い木材がラ・フォーレ吹屋の壁に貼られているのです。
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鉄筋コンクリートなのですが、木のぬくもりがあります。
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フロントでチェックインです。
フロントのスタッフに尋ねると、ラ・フォーレ吹屋の事、吹屋小学校の事、吹屋の町の事など色々と教えてくださいました。、 -
ロビーの売店です。
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冬は寒いのでしょう、ストーブが準備してあります。
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ロビーから見る中庭です
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今夜の部屋は205号室
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ツインの部屋です。
洋室ツインはバストイレ付きで中庭向きです。
和室はバストイレ無しで吹屋小学校向きです。
この日も小団体の若い人達が和室を使ってたようです。 -
筑後20年ですし、あちこち痛みが来ていますが、宿泊料がリーズナブルなので我慢できます。
料金などはラ・フォーレ吹屋のホームページ http://laforet-fukiya.com で確認してください。 -
部屋の窓からの景色です。
中庭に向いています。 -
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お茶菓子も置いてあります。
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たいていの人は大浴場を使うので部屋のお風呂は全く綺麗です。
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では食事前に大浴場へ入ってきます
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ちょっとレトロな銭湯と思っていただくといいかもしれません。
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風呂上がりに夕食です。
ロビーから食堂へ行く通路ですがいい感じです。 -
ロビーに岡山のブランド牛(千屋牛)の証書がかけてあります。
夕食が期待できます。 -
今日は家内が千屋牛しゃぶしゃぶ、私は千屋牛鉄板焼きをお願いしました。
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この料理で1泊2食の料金は確かにリーズナブルです。
いつものようにビール、焼酎、ハイボールを飲んで満足・満足です。
よく眠れそうです。 -
2日目
おはようございます。
窓を開けてみました。
天気は良さそうです。
中庭がどうなってるのか窓からだけではわからないので、朝の散歩がてらに出て行ってみましょう。 -
右手に見えるのが私たちが泊まっってる部屋の棟で、左手に見えるのがフロントや食堂がある棟です。
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中庭はバーベキューやイベントができるスペースなのです。
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朝の散歩の後は朝食です。
夕食と同じ食事処です。 -
リゾートホテルや豪華ホテルの朝食というわけにはいきませんが、山の中の研修施設の朝食と思えば立派な朝食です。
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朝食を済ませ岡山へ帰ります。
岡山の秘境、岡山のマチュピチュとも言われているベンガラで栄えた町、吹屋は見所がたくさんありました。
旅行マニアの方にはオススメです。
吹屋小学校の改修が済んで平成32年に一般公開されたらまた観光客が増えるかもしれませんね。
今が狙い目かも・・・・。
お疲れ様でした。
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この旅行記へのコメント (6)
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- 白い華さん 2017/07/11 13:44:52
- 行って来た!ばかり・・・の 「ベンガラの 町並み。 吹屋」に 感動。
- 今日は。
昨日、帰ってきた・・・のですが、
「東京から 1週間!の マイカー・ドライブ」で
岡山県 高梁市。 ベンガラ・タウン 吹屋。(ラフォーレ 吹屋 宿泊)
出雲大社。松江 (玉造温泉 宿泊)
境港。美保関。 (大山ロイヤル・ホテル 宿泊)
再び! 岡山県 津山市。 (相生の ビジネスホテル 宿泊)
最終日は、 兵庫県 室津。 たつの界隈。 etc・・・
と 旅してきました。
「吹屋」は、 重伝建地区を 訪問すること!が 楽しみ・・・の 私。には、憧れ!の 地。
他には、無い・・・「オンリー・ワン」の 真っ赤!な ベンガラ・タウン」は、
平日でも あり、「寂れた!雰囲気・・・が 魅力的」でも ありました。
石垣・・・の 真上!の 『 広兼邸宅 』 は、 日本各地!の 豪邸巡り!を しています。が 「構造が 凄くて、 印象的・・・って 思いました」。
「津山」も、 レトロ!な 鉄道転車台・・・。 私は、雑誌で 見てて、「遠い!ところ」って 思ってた。ので、今回、主人が 旅ルート!を 独り・・・で 計画してくれた。のですが、 とても、いい〜!コースで 良かったデス。
因美線 「美作滝尾駅」にも わざわざ、行って来ました。
今回は、「岡山県 の 重伝建地区!に 二箇所 立ち寄れて、良かったデス。」
北九州地方!が 「集中豪雨で 壊滅的な 被害」と なり、
中国 & 山陰地方!も 「雨降り!を 心配して・・・の 1週間」と なりました。が
ちょっとだけ!の 雨降り。で 後は、「晴れ & 曇り」と 天気には、恵まれました。
なかなか、行かれない・・・「中国 & 山陰旅行」でしたが、
日本の 奥深い!魅力・・・を 改めて、感じました。
「いいですねぇ〜。 岡山は、これから・・・桃 & ぶどう・マスカット シーズン」ですね。
また、 チャンスが ありましたら、「ソチラ!にも お出掛け・・・したい」と 夫婦で 語り合いながら、 帰ってきました。
これからもよろしくお願いします。
- yakkunnさん からの返信 2017/07/11 18:39:15
- RE: 行って来た!ばかり・・・の 「ベンガラの 町並み。 吹屋」に 感動。
- 白い華さんこんにちは、
岡山のマチュピチュ・吹屋の旅行記を見ていただき有難うございます。
東京からマイカーで岡山・鳥取・兵庫を回られたのことですが車の運転が得意でない私にとっては考えられないようなハードスケジュールですね。
吹屋ってローカルな街だという認識でいたのですが、東京からわざわざ来てていただいて、しかもラ・フォーレ吹屋に泊まっていただいたなんて感激です。
重要伝統的建造物群や木造駅舎は私も好きで旅行のルートを決めるときの一つのポイントにしています。
白い華さんの旅行記アップを楽しみにしています。
今後とも宜しくお願いいたします。
yakkunn
-
- わんぱく大将さん 2016/12/19 06:26:21
- お屋敷と言うよりも
- yakkunnさん
お屋敷と言うよりも、城ですね、全く。 大将
- yakkunnさん からの返信 2016/12/20 15:52:40
- RE: お屋敷と言うよりも
- 大将さん、こんにちは、
そうなんです、広兼邸はお城のようです。
岡山の山奥にはこんなところもあるんですよ。
yakkunn
-
- たらよろさん 2016/11/24 19:43:04
- 珍しいお宿に・・・
- こんばんは、yakkunnさん
今回は、yakkunnさんにとって
すごく珍しいお宿にお泊まりになられたんですね。
歴史地区って、回るのも楽しいけれど、
その場所に宿泊できるってワクワクしますよね。
私も以前、ひがし茶屋街の町屋に泊まったときに
歴史的遺産といえるような場所に
泊まっていることに感動しました。
いつまでも、こういった場所は伝統を残しつつ、
頑張っていただきたいですね〜♪
たらよろ
- yakkunnさん からの返信 2016/11/24 20:17:45
- RE: 珍しいお宿に・・・
- たらようろさん、こんばんは、
書き込みありがとうございます。
そうですね、
最近は近回りで面白そうな宿に泊まる機会が増えてきました。
今回のラ・フォーレ吹屋は約20年前に出来た時から気になっていた宿なのですが、
やっと泊まる機会に恵まれました。
泊まってみてその町の良さを感じることが多いですね。
yakkunn
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