ピンナワラで象に吸われる

2015/09/11 - 2015/09/11

「スリランカに行ってきたんだ」と知人に言っても反応がにぶい。
「なんてったっけ、あの山登った？」ならまだましで、
たいがいは「ふうん」「あ……そうなんだ」程度。
みんなそんなにスリランカに興味ありませんか。
自然豊かで遺跡も山ほどあって、おまけにご飯もおいしい、こんなにステキな国なのに。

5日目はピンナワラの象の孤児院へ。

エリア その他の観光地(スリランカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5

キャンディから2時間くらいかな、とにかくけっこうな距離を車で走って、やってきたのが象の孤児院。親を亡くした象を保護する施設とのことだけど、今はここで生まれた象も多いらしい。
今の時間は川で水浴びをしているとのことなので、園内には入らず、みやげ物屋の並ぶ通りを歩いて川に向かいます。この通りがのちに象の通り道になろうとは……。

みやげ物屋にはなんか怪しい看板が出てます。象の糞の紙……。
それ、あんまり買いたくなる宣伝文句じゃないのでは……。

川に行ってみると、おー、いるいる、象の群れ。

ピンナワラの象の孤児院 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

ここの象は人になれていて、食べ物をねだってきます。

食べ物！　食べ物！

で、近くにバナナの束を売ってる人がいるので、買って食べさせることができるのですね。象は皮ごと食べます。当然剥いたりしない。いや剥けない。

川には大きなトカゲもいます。

突然、川の中に象が横倒しになり、どうかしたのかと思ったのだけど、単に水を浴びたかっただけらしい。その後また平然と立ち上がってました。

圧巻なのは、水浴びから園まで象たちが帰って行くところ。あのみやげ物通りを歩いて行くのです、象の大群が。

さっきまで観光客たちが歩いていた通りを堂々と行進する象たち。

店は大丈夫なの？とおもったのだけど、まあときどきは壁にぶつかることもあるらしい。

スリランカで愛飲していたのがこれ。EGBブランドのジンジャービール。ジンジャーエールじゃなくジンジャービール。ノンアルコールの炭酸飲料なんですが、本当にショウガが入っているのでピリっとして爽快な味です。

食事の後は象の孤児院の中へ。裸足で棒を持っているのは象使いの人。野生の象を見た後なので、この孤児院で象は幸せなのかな、と少し思ったりもする。

ミルクの時間。観光客がわらわらと会場に集まってきます。お金を払うと、象にミルクを飲ませることができるよう。

ちなみにここで、白いズボンを履いていた妻は、子象の鼻に吸われました。白いズボンがミルクに見えたんでしょうか？　ズボンには象の鼻型がくっきりと（あとで洗ったら落ちましたが）。

さて象の孤児院から一気に南下して、海岸沿いのワドゥワという町にやってきた。今日の宿泊地はザ・ブルーウォーターというホテルです。

ブルー ウォーター ホテル ホテル

ここも、ヘリタンス・カンダルマと同じく、建築家ジェフリー・バワが設計したホテルです。バワが最後に建てたホテルがここ。

庭の向こうに見えるのがインド洋。しかしこのへんはカラスが妙に騒がしい。

インド洋波高し。

そしてやっぱりここにも結婚写真を撮るカップル。いると思ってたよ。

プールです。南国リゾート的な雰囲気。

そして、ブルーウォーターの夜は更けていきました。