2015/08/28 - 2015/08/28
513位(同エリア998件中)
杏仁豆腐さん
音楽劇「青い種子は太陽のなかにある」
47歳の若さでこの世を去った稀代の才能・寺山修司の生誕80年。
そして、世界のニナガワの名を決して色褪せさせることなく今も疾走し続ける演出家・蜷川幸雄の80歳。
この奇跡ともいえるアニバーサリーイヤーの今年、寺山が20代の若き日に遺した幻の音楽劇『青い種子は太陽のなかにある』の上演。
と言うことで、話題の舞台となりました。
観客のかなりは亀梨和也のファン。オーチャードホールに来た観客の95%以上は女性でした。見渡す限り、女性。
男性のトイレはガラガラでしたが、女性のトイレはどこも長蛇の列。やはり、ジャニーズ強しです。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄
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開演が13時なので、まずはランチ。
文化村近くのティ・ロランドでガレットとクレープをいただきます。 -
1937年創業、パリで最も古い歴史を誇るクレープリーTi Jos - ティ・ジョス。その3代目経営者で生粋のブルターニュ人でもあるロランド・オリトロー夫人がプロデュースした本格的なクレープリーがTi Rolande - ティ・ロランドだそうです。
-
ブルターニュ本来のスタイルにこだわり続けるロランド夫人直伝の伝統的なガレットとクレープがいただけます。
パリコースです。
サラダ・お好みのガレット1品・お好みのクレープ1品・飲物
まずは、サラダ。人参がいいです。 -
コンプレット(パリ風ハム+グリエールチーズ+目玉焼)+マッシュルームのソテー添え
なかなかのボリュームです。
生地を味わうことができ、おいしいです。 -
コンプレット(パリ風ハム+グリエールチーズ+目玉焼)+オニオンの赤ワイン煮添え
こちらは妻がチョイス。 -
クレープは、塩バターキャラメル Ti Rolande風。
やや苦味も感じる濃厚な味わい。甘くなく、いいですねえ。 -
自家製シードル風味のハチミツ。
こちらは妻がチョイス。
あっさとした味わいの中にほんのりとした甘さ。
ガレットとクレープでお腹も膨れました。 -
さて、オーチャードホールに突入です。
入口は女性の行列。男性を見つけるのに苦労するほどです。 -
蜷川は、オーチャードホールで初演出です。
80歳で果敢に攻めまくります。
青い種子は太陽の中にあるは、寺山が劇団《天井棧敷》を旗揚げするより以前、1963年に28歳で書いた戯曲です。60年代の高度成長に躍る日本、個性的なスラムの住人たちのドタバタや若者の悲恋の中で、反体制の視線を象徴的に描いた問題作。 -
主演は賢治を演じる亀梨和也。かなりの熱演でした。声がややかすれていました。
賢治に思いを寄せるヒロイン弓子には、高畑充希。きれいな声でした。
マルシア、大石継太、渡辺真起子、鳥山昌克、つまみ枝豆、山谷初男、戸川昌子、六平直政などが脇を固めます。
マルシアの声量もすごかったです。
☆出演
亀梨和也、高畑充希
六平直政、マルシア、戸川昌子、大石継太、渡辺真起子、花菜、山谷初男、鳥山昌克、つまみ枝豆
辻本知彦、外山誠二、冨岡 弘、妹尾正文、塚本幸男、新川將人、下総源太朗
澤 魁士、駒木根隆介、野辺富三、ミスター・ブッタマン、野澤 健
手打隆盛、松田慎也、永野拓也、西嶋友哉、中西 晶
市川夏江、羽子田洋子、エミ・エレオノーラ、加藤弓美子
笹野鈴々音、小澤美和、内田亜希子、吉田玲菜、舩山智香子
石瀬みづほ、山田麻里名、瓜谷はるみ、前原麻希
中村貴裕、上野俊彦、柴崎吉織、塩崎知道、中村宗人、内田 貴、木村孝蔵
≪ミュージシャン≫
伊藤修平(チェロ)、加藤久幸(ドラム)、北川淳人(ベース)
黒田晃年(ギター)、神佐澄人(キーボード)、伊勢賢治(サックス/パーカッション) -
楽曲は松任谷正隆。
豪華なキャストとスタッフです。
<あらすじ>
1963年夏、浮浪者や夜の女たちが集うスラムに近代建築のアパートが建設され始める。ガス水道完備の文化住宅にスラムの人間たちを住まわせるという市役所の計画だ。スラムで出会った工員の〈賢治〉と深夜レストハウスのウェイトレスの〈弓子〉は一日のうちに夕暮れのひとときしか逢うことができない。ある日、アパートの建築現場で朝鮮人の作業員が足場から転落して死亡。現場監督や市役所の人間たちはその死体をアパートの土台のコンクリートに埋め込んでしまう。その現場を目撃した賢治は警察や人権擁護委員会に訴えかけるが誰も相手にしない。死体が埋められた場所に賢治はチョークで太陽のマークを記し、弓子に約束の言葉をささやく。「青い種子は太陽のなかにある」―。
真実を明らかにすることに心を捕われる賢治と、幸せな結婚を夢見る弓子との溝が次第に深まっていく。さらに賢治はアパート建設に融資している代議士〈早瀬〉にも直訴に行くが口封じのために早瀬の経営する大会社に勤めるという条件を飲んでしまう。早瀬の娘、奔放な〈マリー〉はそんな賢治のことを嘲笑する。
一方アパートの建築は着々と進み、入居の資格を得るために夜の女たちと浮浪者たちは偽物の所帯を持ち、狂想曲的なドタバタ騒ぎの中入居の日を迎える。そこで浮浪者の長老、〈おりんばあさん〉が唄った「日招き」の唄は賢治の心を揺らし、ついにスラムの住人たちに真実を語り始める・・・。(HPより) -
寺山修司の戯曲としては、分かりやすいストーリーです。
言葉の持つイメージを寺山独自の解釈で膨らませて観客に投げかけてきます。舞台の大道具やスラム街の住人達の容姿や生き様も面白いです。
マリー役の花菜がとても印象的でした。オーチャードホールに響き渡る素晴らしい歌声。今後にも期待しています。
カーテンコールは、何回かあり、その度に亀梨くんは深々と頭を下げ、有難うございましたを繰り返していました。彼がこの舞台に賭ける熱意が感じられました。
最後はスタンディングオベーションでした。ブラボー!! -
寺山修司は天国でびっくりしていることでしょう。
自分が若い時に書いた音楽劇が、オーチャードホールのような大劇場で公演されたことは。
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