2014/07/18 - 2014/07/18
192位(同エリア337件中)
Tomさん
姉夫婦と私たち夫婦の4人で、7月9日(日本出発)から8月6日(日本到着)まで約一ヶ月、イギリスを旅行しました。
イギリス到着直後から約1週間ロンドンに滞在。
その後16日から23日まで南西部・南部・南東部をレンタカーで周遊。
24日から30日まで再びロンドンに滞在し、30日夕方に姉夫婦は一足先に帰国。
31日から8月5日までヨークシャー、湖水地方、チェスター方面を訪れました。
7月18日はファルマス(Falmouth)を出て、ティンタジェル、アーリントン・コート、リントン &リンマスと急ぎ足で巡り、ポーロックという町に泊りました。
アーリントン・コートでは時間の都合上、馬車博物館しか見ませんでしたが、見ごたえがありました。ナショナル・トラストのパスが有効です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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8時30分頃、Falmouth のホテル(Broadmead Hotel)を出発し、一路ティンタジェル(Tintagel)へ。
ティンタジェルにはアーサー王の居城とされる城などがありコーウォール地方の観光地の一つとなっています。
アーサー王が実在したかどうかは未解決のままですが、伝説が多く残されていて、6世紀前半に、ブリトン人を率いてサクソン人の侵入を防いだとされています。また彼に関する伝説は中世ヨーロッパの騎士道物語に多くの影響を与えています。
ティンタジェル城そのものはアーサー王の時代よりも後の13世紀に造られたものですが、1300年代には廃墟になって現在に至っています。
写真はホテル出発から約30分後の、多分トゥルーロ近郊と思われる街並みです。 -
ティンタジェル城は「英国遺産(財団?)」(English Heritage) によって管理され、ナショナル・トラストのパスに類似したパスを購入するとその都度入場料を払わなくても入場でき金銭的にも得になります。
写真はアーサー王の助言者として大きな役割を果たす魔法使いマーリンの洞窟と呼ばれているもの。
各種事前購入パスは英国政府観光庁オフィシャルショップで入手できます。
http://www.visitbritainshop.com/japan/attractions/history-and-heritage.html -
マーリンの洞窟を背に、ティンタジェルの中心部方向を見上げたところ。上に見える茶色の建物はキャメロット・キャスル・ホテル(のはず)です。
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キャメロット・キャスル・ホテルからカメラを約40度左に振った光景です。見えていませんが、左下にマーリンの洞窟があります。
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この階段を登るとケルト僧院跡ですが、ここまで来るのにも還暦を過ぎた身にはきついので、登るのを諦め、後ろにある階段から城跡へ登ることに。
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城跡へ登る階段から見た僧院跡。
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城跡の端から見たキャメロット・キャスル・ホテル。
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階段を登り切ると見えるのがこれです。居住部分だったと思われます。アーサー王はここで生まれたという話もありますが、厳密に時代考察をするとそんなことはありえません。しかし、フィクションだと割り切ってしまえばとても想像の世界が広がります。
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道なりに進むと少し展望が開けた場所があります。右側がマーリンの洞窟があるほぼ垂直の崖になっています。
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更に進む(といっても50m程度ですが)と別な区画への入り口らしきものがあります。
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アーチをくぐって振り返った写真です。観光客が少なからず多からず来ていました。
左端遠方に見えるのがケルト僧院跡へ登る階段等です。 -
ティンタジェルで次に訪れたのが、オールド・ポスト・オフィスです。ナショナル・トラストが管理しているもので、14世紀の自営農民の家が始まり。ヴィクトリア時代にこの地域宛の郵便物を受け取る郵便局としての役割を果たしていました。
この部屋は子供の寝室だったらしいです。 -
ここは居間兼台所だったようです。台所にしてはかなり質素ですが、オーブンがあって、この暖炉らしき所で火を使い食べ物が調理されたのでしょう。
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別な角度から台所を見たものです。
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暖炉がある場所から斜め後ろを振り向いたところです。ここは家族でそろって食事をした場所だと思われます。
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ここも子供部屋だったと思われます。揺り篭と人形が見えます。
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裏庭に出ました。
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芝の手入れが行き届いています。
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庭から裏口方向を見たところです。
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写真はアーリントン・コートに向かう途中、バーンスタプル(Barnstaple)の街です。
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アーリントン・コートの敷地内にある馬車博物館に行きました。多くの馬車が展示されており見ごたえがありました。
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貴族階級が乗った State Chariot という類の馬車です。2人乗りで公式行事や特別な催しに出かける時に正装して乗ったようです。
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これも State Chariot です。State Chariot には前方(写真左側)に御者が、後方に従者(召使)が座るシートがありますが、吹き曝しです。馬車の内部には主人である貴族が乗り込みます。
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これは State Coach という類の馬車です。Chariot が2頭立てなのに対して Coach は4頭立てで馬車本体も大きく4人乗りです。
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バローシュという馬車です。パネルに説明があるのですが、解像度が低く文字が読み取れません。別の博物館から借りて展示しているということは読み取れました。
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これもバローシュ(Barouch)という類の馬車で、長距離の移動や旅行に使われたものです。
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ランドー(Landau)という種類の馬車です。4人乗りで向かい合わせに座るようになっています。ランドーとしては古い型式だと思われます。
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このように様々なタイプの馬車が展示されていて乗り物を研究している人にとっては欠かせない場所と言えるでしょう。
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バローシュに似ていますがブリスカ(Britzschka)というもののようです。
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ダブル・ブラーム(Double Brougham)です。ブラームとは1頭立て馬車のことで、英国の政治家の名に由来します。2人乗りが基本ですが、この写真はダブル・ブラームなので4人程度が乗れる大型のものなのでしょう。
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トラベリング・シャリオ(Travelling Chariot)と表示があります。2頭立てで旅行等の長距離移動に使われたものです。
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ワゴネット(Wagonette)です。ワゴンよりも小さく、遊覧用に使われたようです。
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これもシャリオです。
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ヴィクトリア(Victoria)という種類の馬車です。こんな体裁を基本にさまざまな変形があり、日本では白く塗られてウェディング用に使われるようです。
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ハンサム・キャブ(Hansome Cab)です。現在のタクシーの別名、「キャブ」の元になったと言われています。
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ミニチュアのコーチです。最初の所有者はトム・サムという将軍で、1894年にアルフレッド・アッシュという人が息子のために買い受けたと書かれています。
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カブリオレ(Cabriolet)です。フランス発祥の2輪馬車で折りたたみ式の幌がついています。これがイギリスに渡り、キャブの基礎になったということです。
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ギグ(Gig)という類の馬車です。カート(Cart)というものと同じ類とされますが、ギグは乗用のみの馬車を指すということです。
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これもギグです。上のギグには幌がありませんが、こちらには幌が付いています。
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これがカート(Cart)です。
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シェトランド・ポニー・ギグ(Shetland Pony Gig)です。上流階級の子供が子馬にこれを引かせて短距離のお出かけ用に使ったということです。
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ガバネス・カー(Governess Car)です。上流階級の家庭教師や母親が子供たちを連れて近郊をドライブするために使いました。
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メール・フェートン(Mail Phaeton)、すなわち郵便馬車です。イギリスでは元々1780年代からメール・コーチ(Mail Coach)と呼ばれていた4人の乗客を乗せることのできる郵便馬車がありましたが、1800年代に入ってサスペンションが装備され形も優雅になったものがフェートンと呼ばれるようになったということです(ウィキペディア)。これは外見から判断して小型のフェートンだと思われ、人間は2人くらいしか乗れないようです。
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スパイダー・フェートン(Spider Phaeton)という表示があります。オーナードライバー用の馬車をフェートンと呼び、スパイダー・フェートンは米国で1860年代に作られ人気のあった馬車だということです(ウィキペディア)。
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4輪ラリー・カー(Four-Whelled Ralli Car)と表示があります。多分、狩猟用の馬車で荒地で使用できるように頑丈に作られているのでしょう。
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Four-Wheeled Dog Cart とあります。狩猟現場まで犬を運搬するために使われた馬車と思われます。
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子供用馬車(Children's Carriage)です。山羊、羊、大型犬、時には子供たち自身が引いたということです。
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これも子供用馬車です。
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アーリントン・コートの入り口から馬車博物館へ向かう途中にちょっとした庭園がありました。これは博物館からの帰りがけに撮ったものです。
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庭園の一部(その1)
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庭園の一部(その2)
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庭園の一部(その3)
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庭園の一部(その4)
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庭園の一部(その5)
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庭園の一部(その5)
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庭園の一部(その6)
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庭園の一部(その7)
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アーリントン・コートの本館。残念ながら時間の都合上、内部には入りませんでした。今でも個人の所有物ですが、ナショナル・トラストとの協定によって一部を公開しているということです。
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リントン(Lynton)にやって来ました。リントンは海岸の崖の上にある町で、崖の下にある町がリンマス(Lynmouth)です。観光名称としてはリントン・リンマス(Lynton & Lynmouth)と併記されています。
写真は Lynton & Lynmouth tourist Information Center が入っている建物です。 -
ここがリントンとリンマスを最短距離で結ぶケーブル・カー乗り場への入り口です。ここから50mほど先に進んだところに切符売り場があります。
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切符売り場周辺の様子です。ここには写っていませんがケーブル・カーを待ったり、休憩するためのちょっとした飲食屋があります。
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ケーブル・カーの乗り場付近から撮った風景です。崖の下にリンマスがありますがこの地点からは隠れていて見えません。
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これが、リントンとリンマスを結ぶケーブル・カーです。動力は水力で、貯水槽から落とす水で水車(歯車)を回し、車両を動かしているのです。料金は往復£3.5だったと記憶していますが定かではありません
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崖の傾斜は40度くらいでしょうか。かなりきつい傾斜です。香港のヴィクトリア・ピークに登るケーブル・カーよりも斜度が大きく感じられます。
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リンマスに降りて来ました。これは灯台かな?
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近くから撮影。
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灯台(?)付近からの撮影です。引き潮だったので船がこんな具合になっていました。
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リンマスの街並み(1)
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リンマスの街並み(2)
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リンマス側のケーブル・カー乗り場付に戻って来ました。
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2つの町とケーブル・カーに関する情報板です。
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ケーブル・カーを設置するために出資した George Newnes の死後100年(2010年)を記念した写真とプレートです。
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ケーブル・カーが下りて来ました。40人乗りだそうです。
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ポーロック(Porlock)という小さな町にある家族経営らしきホテル(Lorna Doone Hotel)に着きました。部屋は小さかったのですが、移動の中間点として泊るだけだったので特に不自由は感じませんでした。1階には食堂兼バーがあって、タイ料理の一つ、グリーンカレーがメニューにあったのにはびっくり。
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部屋にはバスタブがなくシャワーだけでした。
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