もののけ姫の世界で迎えた元日Pelion Plains～Du Cane Hut （タスマニアその3）

2003/01/01 - 2003/01/01

2003年はタスマニア原生林で、雨でずぶ濡れになりながらお正月を迎えました。
トレッキングシューズの中もびしょ濡れ、ザックも防水カバーの限界を超えて水がしみてくる始末でしたが、幸い、外気温が20℃前後だったため、寒さで震えることはありませんでした。
一番厄介だったのは、やはり蛭でした。
テントに潜り込む時によほど注意しないと、スパッツやオーバーズボンにくっついている蛭をシュラフに呼び込むことになります。見つけ次第、手でつまんで外に放り出すほかはありません。
また、この日は、本来は最高峰のオッサ山に登頂する日程になっていましたが、大雨のため中止。
ということであまり達成感のない元日となりましたが、温帯雨林はまさに、もののけ姫の世界そっくり。この日を境に、自然と一体化することができ、歩けば歩くほど元気になっていきました。

エリア オーストラリア

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: カンタス航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

タスマニア・オーバーランド・トレッキング３日目。青い部分が、このアルバムの移動区間です。なお、女性顔のイラストは、NHKで放送されたタスマニアトレッキングで、伊達公子さんがキャンプをした場所。私たちは、伊達公子さんとは逆に、北から南に歩きました。

３日目の拡大図。この日に、タスマニア最高峰のオッサ山に登るはずでしたが、大雨のため断念。

2003年はPelion Plainsで元旦。いっけん眺めは良いのですが、テントは水浸し。おまけに蛭もいっぱい。

この山の左端は少しずつ崩壊して、形が変わっているとか。

キャンプ地からの眺め。

キャンプ地のすぐ近くにある規模の大きな山小屋。もっとも私たちはテント泊で届け出ていたため、ここには泊まらせてもらえませんでした。
登山靴や靴下にくっついていた蛭がうようよ。

山小屋に近づいてきたワラピー

トリガープランツ。

原生林の中に向かう

タスマニア温帯雨林、もののけ姫の世界が始まる

勢いよく流れる滝

このような開けた場所は、一度人間が開墾したか、山火事で森林が消失した跡であることが多いとか。現在はもちろん、居住禁止。

奇妙な形のキノコ。

キノコと苔

タスマニア最高峰、オッサ山への分岐点。雨が降り続いたため、協議のうえ登山を中止することとなった。

大雨だが、木道があるので歩くのは楽

雨と霧のため展望もきかない

湿地帯の中を流れる小川

雨の中、勢いよく滝が流れ落ちる

暑い雲がたちこめる

松のような細い葉っぱの木に咲く白い花

雨に煙る低木帯

オレンジ色の実も雨でしずくがたれる

雨の中を進む

雨の中を進む

いちめんの白い花。

お花畑と雨に煙る山

雨に煙る山

この山は確かCathedral Mountain

断崖のある山。たぶん、Falling Mountain

雨が激しいので、途中の小さな小屋で体勢をととのえる。

この日の昼食。チーズと、生春巻きの皮のようなシートがおいしい。

自然のままに流れる小川

オッサ山に登れなかったため、早い時刻にDu Cane Hutに到着。

Du Cane Hut周辺の風景

少しの間、雨がやんだので、小高い丘に登って断崖の山を展望。

足元にあったスポンジ状の菌類。アラスカの「トナカイ苔」に似ている。

食事の時だけはDu Cane Hutの周囲に集まる。

雨に濡れるDu Cane Hut。私たちは外でテント

木の枝に止まって首を伸ばし、通行人を狙っている蛭。（枝の上に垂直に立っているのが蛭）。

この日は元日（2003年1月1日）であったので夕食にはちらし寿司がふるまわれた。