2014/04/04 - 2014/04/04
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chiaki-kさん
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マドリッドで出会った日本人ガイドさんはスペインの歴史は簡単だと言った。北から攻め込まれたか、南から攻め込まれたかのどちらかだとのこと。北とは西ゴートやフランスで、南とはフェニキア、ギリシャ、カルタゴ、ローマ、イスラムだが、フランコもそうだとのこと。
BC220年、ヒスパニア(現在のスペイン)はエプロ河を境に北はタラコ(現在のタラゴナ)に拠点を持つローマと、南にはカルタヘナを拠点とするカルタゴで勢力は2分されていたが、BC218年名将ハンニバル率いるカルタゴ軍はエプロ河を渡り、ローマ軍とは接触せずにガリア(フランス)を横切り、なんとアルプスを越えてローマ本国に攻め込んだ。(第2次ポエニ戦争の勃発)
ローマはハンニバルに対し連戦連敗を重ね、ついに持久戦に持ち込むが、この苦況を救ったのが24歳のコルネリウス・スキピオである。スキピオは元老院に志願してヒスパニア戦線の総司令官となり、BC209年カルタヘナ占拠、BC208年ベクラの会戦、BC206年イリパの会戦に勝利し、BC202年アフリカ大陸で行われたザマの会戦でついに宿敵ハンニバルを倒してローマの英雄となった。
BC200年頃といえば日本はまだ国家も形成されていない弥生時代である。スペインをはじめ、ヨーロッパの歴史は長いのだ。
表紙の写真はパエージャ・バレンシアーナ。バレンシア風パエリアという意味。パエリアの起源はアラブ人に由来するが、ジャバニカ米と野菜、魚介類、肉などの食材と共にそのスープを米に炊き込む料理。今ではバレンシア発祥のスペインを代表する人気料理となっている。
2024/03/02 一部修正
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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4/4
13:00 バルセロナを出発してから約1時間、バスはタラゴナ手前のPAに停車、そこから5分ほど歩き、ローマ時代の2世紀に造られたラス・ファレラス水道橋を見学。ラス・ファレラス水道橋は別名を「悪魔の橋」と呼ばれ、スペインに現存する水道橋としては2番目の大きさである。ちなみに1番はセゴビア水道橋。 -
PAからはこんな歩道が出来ている。
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イチオシ
これがラス・ファレラス水道橋。高さ27m、長さ217mで、世界遺産「タラコの考古遺跡群」の一部。
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13:30 バスはタラゴナの街へ入りレストランPASSADIS前で停車。ローストポークの昼食。(写真撮り忘れ)
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レストラン前の立派な建物は小学校とのこと。
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15:00 タラゴナを出発、30分ほどでエプロ河を渡り、バレンシア州へ入る。
*今回乗車したバスのサイドガラスがスペインの強い日差しをよけるためか真っ青に着色してあり、写真が青くなってしまう。あとで色調補正をかけているのだが、腕が悪いせいか、少々不自然な色になってしまったが、ご勘弁を。 -
16:00 SAのドライブインAUTOGRILLで休憩。
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高速道路の上に架けた橋が店舗になっているヨーロッパによくあるタイプ。
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バレンシアといえばバレンシアオレンジ・ジュースを飲まない訳にはいかない。絞りたて一杯E3.6。もちろんまいう。
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車窓にはオレンジ畑が延々と続く。
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バレンシア手前の丘の上に見えるのはサグント遺跡。ここで第2次ポエニ戦争のきっかけとなった戦いが行われた。
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17:00 バレンシアの街に入る。
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世界遺産ラ・ロンハは15世紀末、イスラムの王宮跡に商品取引所として建てられた。
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ラ・ロンハの裏側。ラ・ロンハへは入場せず。
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カテドラルの鐘楼が見えてきた。
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バレンシアといえばオレンジとパエリア・・・・たぶん。
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カテドラルは13世紀半ばにモスクの跡に建設が始まり、14世紀末に完成した大聖堂。
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内部はこんな感じ。
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きらびやかな祭壇。
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宗教画は文字の読めない人にキリストの教えをわかりやすく説明したもの。
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レイナ広場はバレンシア市民の憩いの場。カテドラルに併設されたミゲレテの塔も見える。
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広場に咲いていたオレンジの花。
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誰も拾わないオレンジがひとつ。
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ヨーロッパしてる。
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ビルヘン広場。
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オレンジの生る小路を抜けると、
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セラーノスの塔がある。
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壁の模様がイスラムしてる。
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頑張ってね・・・
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19:20 この後バレンシア新市街にあるホテル、ACバレンシアにチェックイン。夕食までのわずかな時間を利用して徒歩5分の場所にあるエルコルテ・イングレスに弾丸ショッピング。写真はエルコルテでの戦利品。ツアーは買い物も忙しいのだ。(除く:バルサマフラー)
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20:00 ホテル内のレストランで夕食。サラダの後、待望のパエリアが出た。バレンシアはパエリア発祥の地、ここで食べずには日本には帰れない。
なお、左下のものはオリーブオイルとビネガー。ドレッシングは自分で作るのだ。 -
夕食後、部屋で購入したロゼワインとカマンベールでミニ宴会。ロゼはE2.5、カマンベールは日本で購入すると1200円位するが、これがたったのE2.55。どちらもまいう。
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4/5
6:30 ホテルの部屋の窓から見たバレンシア港の夜明け。 -
7:00 今日はアンダルシアまで約500kmの大移動日なので出発は8:00と早い、もうバスが迎えにきた。
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今朝の朝食、生ハムが出た。高級品では無いが、うまし。
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ACバレンシアホテル前にて記念写真。もうこんなに荷物が増えた。
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バレンシア芸術・科学都市地区には近未来的な建物が林立。
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奥の建物はオペラハウスらしい。
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バスはE15の海ルートでは無く、無料のA35→A31→A7と山ルートを進む。写真はA35とA31が分かれるジャンクション。
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途中、休憩で寄ったSAにあったレストラン。ホテルもあるらしい。
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ここにもオレンジの木が。
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アリカンテ手前で、こんな遺跡があった。churrosさんのブログにあった天空の城モレージャ(モレーリャ)かと思ったが、後で調べてみるとエルダという町にある遺跡。
churrosさんからの情報によるとスペインには似たようなカステージョ(城)がたくさんあるそうです。 -
エルチェという町には10万本のヤシ農園があり世界遺産とのこと。写真中央にある建物の向こう側がヤシ農園。エルチェからしばらく行くとバレンシア州からムルシア州に入るが、よほど標識を見ていないとわからない。まあ、ヨーロッパは国境を越えてもわからない場合もあるくらいだから。
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ロルカ近くのプエルトンブレラスというところで昼食に寄ったレストラン La Parada 。ちなみにこの店の売店でスペインの道路地図をゲット(E10)。
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昼食内容はトルティージャ、コロッケ、ツナパイ、マッシュルームなどのタパスメニュー。食べる方が忙しくて、写真はサラダのみ。
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レストランにいたムルシアねこ。
何撮るのよ〜! -
やがて、いつのまにかアンダルシア州に入るが、道の両側にアーモンドが満開の花をつけていた。
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流し撮り成功。
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ソーラー基地や、
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風力発電もちらほらあるが、ドイツほど気合いは入っていないように感じたのは私だけだろうか。
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やがて左手前方にシエラ・ネバダ山脈が見えだし、グラナダが近くなった。まもなくアルハンブラ宮殿に会える。
これで「2014スペイン旅行記2:バレンシア」は終了です。本日も最後までご覧いただきありがとうございます。
2020年7月15日 一部修正済み
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この旅行記へのコメント (4)
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- わんぱく大将さん 2014/04/28 00:34:49
- この地形
- chiaki-kさん
お帰りやす。 道中にわざわざコメントの返信いただき有難うございます。
イベリア半島に限らずですが、ヨーロッパ、おもろい地形が多いところです。
2日からヴァレシア帰りです。 いつもはコーチ代、往復50E超えるのですが、今回R/T,10Eでゲット!
大将
- chiaki-kさん からの返信 2014/04/28 06:25:27
- RE: ただいまです
- 大将さん、ただいまです。スペイン旅行記に投票ありがとうございます。
キャリア変更、土砂降り雨のバルセロナと、出鼻はくじかれましたが、
翌日からはお天気にも恵まれ、トラブルにも逢わず、楽しい旅が出来ました。
> イベリア半島に限らずですが、ヨーロッパ、おもろい地形が多いところです。
コンスエグラで見た地平線が今、デスクトップの画像になっています。
日本で地平線を見れるのは北海道の一部くらいですから、風車より
こっちの方が見応えがありました。
また、ミハスからモロッコやジブラルタルの山が見えたのもびっくりでした。
旅行記を書き上げたら次の行き先を考えるのが習慣になっていますが
多分、秋頃にヨーロッパ方面となりそうです。
では、また。
chiaki-k
-
- churros さん 2014/04/18 18:57:08
- 楽しい旅行記ですね
- !Hola! chiaki−kさん、今晩は。
旅行記を拝見させて頂きました、残念!モレージャではなかったですね、でもスペインには写真の様な岩山に築かれたカステージョ(城)が多いですね、写真の様な城に登ってみたいですね。
今日アップされたグラナダの旅行記も拝見しました、chiaki−kさんの旅行記は写真の背景をよく調べられていて勉強になります、!へ〜そうなんだ!とウナズク事しきり、次回スペイン訪問時にもう一度見直して観光してきます、名前を出して頂き光栄です、ありがとうございました。
churros
- chiaki-kさん からの返信 2014/04/19 12:07:43
- RE: はじめまして
- churrosさん、はじめまして。スペイン旅行記に投票ありがとうございます。
UPした第2編を眺めていたら右側にchurrosさんの旅行記の写真があり、よく似た城が
あったので、てっきりモレージャかと思ってしまいましたが、ご指摘後Googleで
確認したところエルチェの北20kmにあるエルダという町にある遺跡でした。
教えていただきありがとうございます。記事の方は今朝修正しました。
>chiaki−kさんの旅行記は写真の背景をよく調べられていて勉強になります
Wikipediaと、地球の歩き方と、図書館で借りた本からの一夜漬けのような
ものですが、そう言っていただくと、とても嬉しいです。
>名前を出して頂き光栄です、ありがとうございました。
断りも無く失礼しました。
UP日は未定ですが、この後アンダルシア、トレド、マドリッドと旅行記は続きます
ので、その節は、よろしくお願いします。
chiaki-k
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