2010/05/22 - 2010/05/22
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大阪茨木にある、西国三十三所の第22番札所、補陀洛山総持寺には、秘仏‘亀の背に乗る千手観音立像’が。
今月末までは、全札所が一同に揃ってのイベント、西国三十三所結縁御開帳があり、順次秘仏が公開されています。
西国巡礼中興の祖、花山法皇の一千年御忌を迎えるにあたり、行われているこの御開帳、本年五月には、ここ総持寺の秘仏を見ることができます。
『今昔物語集』よると、開基藤原山蔭の父・藤原高房は、漁師たちが大亀を捕らえているのを見て、「今日18日は観音様の縁日だから」と言って、亀を逃がしてやった。
その夜、継母の計略で船から高房の子・山蔭は川に落とされてしまったのですが、高房が観音さまに祈ったところ、山蔭は助けた亀に救出してもらい、甲羅に乗せられて現れたという。
その後、山蔭が報恩のため観音像を造立し祀ったのが当寺の起源といわれており、ここ総持寺の本尊は‘亀の背に乗る千手観音立像’となっています。
元亀2年(1571)織田信長軍のため、諸堂僧坊はことごとく焼失し、本尊‘亀の背に乗る千手観音立像’の下半身も焼けた跡が残っています。
そのため、一名「火防(ひふせ)観音」とも呼ばれているそうです。
その後、慶長8年(1603)豊臣秀頼の命により片桐旦元が奉行となって再建されました。
境内もきっちり清掃され、2〜3年前に行ったときに比べ、新しい建物も増えていて、ますますすっきりした感じの良い寺院になってきています。
【写真は、総持寺の閻魔堂です。】
- 交通手段
- 自家用車
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総持寺の駐車場からちょっと歩くと、山門が見えてきます。
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山門の手前にある、オートマチック手水です。
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総持寺の山門(仁王門)です。
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仁王(阿)です。
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仁王(吽)です。
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総持寺の本堂、ここに亀の背に乗る千手観音立像があります。
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総持寺の本堂です。
本堂も、御開帳のため特別開扉されています。
御開帳秘仏の他にも、素晴らしい仏を見ることができました。 -
普段、本堂は開扉されていないので、ここから仏様を拝みます。
赤青白の紐は、本堂の中の千手観音立像につながっています。 -
総持寺金堂です。
薬師如来を安置しています。 -
総持寺の庫裡です。
境内は、綺麗に掃除が行き届いています。 -
総持寺、閻魔堂です。
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不動明王を祀る不動堂です。
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総持寺境内にある、荒神社です。
狭い境内ですが、たくさんのちいさなお堂があります。
どのお堂のお供え物も、常に入れ替えられているようで、新しいものばかりでした。
すがすがしいですね。 -
総持寺経蔵です。
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鎮守社(大黒天,弁財天,青面金剛)です。
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包丁塚です。
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ぼけ封じ観音様がいらっしゃいます。
四国八十八ヶ所、西国三十三ヶ所御砂踏もあります。 -
いろいろな石塔や石碑があります。
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総持寺、別の入り口もあります。
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竃の遺跡です。
平成14年に東司(とうす=トイレ)新築に伴う発掘調査で発見されました。
江戸時代に、煮炊きに使われていたと考えられています。
ガラス越しに撮りました。 -
室町時代の瓦窯の跡です。
これも、ガラス越しに撮っています。 -
開山堂です。
包丁式が毎年4月18日にここで行われるようです。
総持寺を開かれた山蔭卿は千日料理として有名で、包丁道の祖として崇められています。 -
大師堂と、その奥に見えるガラス張りの建物は、納経所兼売店です。
(おしまい)
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