2010/09/17 - 2010/09/18
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浮き草ゆきんこさん
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2006年に青海省からチベット自治区のラサまで開通した高山鉄道。
NHKのスペシャルを見ては、自分が乗車しているところを想像し、いつかいつかと思ってやっと、開通から4年後!列車チケットをゲット!
この高山鉄道の最高地点はタンラ峠の5072m!
普通なら高山病でクラクラする高所ではあるが、列車の中は気圧と酸素が調整されていて快適そのもの!
天空に一番近いところを列車に乗り1泊2日かけて贅沢に車窓を眺めながらチベットのラサに向かう。
全体の旅行記は西寧〜チベット〜成都はこちら↓
http://yukinnko21.blog17.fc2.com/blog-category-24.html
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
夢の高山鉄道に乗車するため西寧駅 21:00 到着。
すごい人混み。
駅入り口にある、手荷物検査のX線もどきは大混雑・・・
X線検査はしなければならないが、X線を通したあと、荷物ピックアックのところで他の人に荷物をとられはしまいかと心配になるくらいの混雑。 -
ラサまでの寝台列車は、北京、上海、成都などなど、かなり出ています。
そりゃ、セキュリティーチェックも混みますわ。
しかし、あんだけ適当に次から次へと荷物を入れまくっていたらチェックしているんだか、していないんだか定かではありませぬが・・・ -
出発より早く来たのはホームに停車している青蔵鉄道を撮影するためだったのだが・・・
ホームに入れずに待合所もどきで待たされました・・・
みんなすでにぐったりぎみ・・・ -
22:40 西寧駅 出発のボード。
改札が空いたのは出発30分前の22:10.
ということで、早く行っても列車のバディーにさえあえないので無駄に早く行かないことをおススメします。
目の前に早速青蔵鉄道がみえてきました! -
お決まりの切符撮影。
ウロウロする前にとりあえず、自分の寝台を探しに出発。
15号車 4号 中段
中断が一番安いんですけれども・・・インドのように寝台列車なのに下の段は4人で寝て、床にも人が寝てないことを祈るばかり・・・
ちなみに中段:509元 下段:523元 -
1号車ごとに一人の車掌さんがお出迎えです。
なんか高級列車に乗りにきたみたいで幸先いい感じ♪
荷物を置いて、車内の撮影をしようと思ったのに、中国人がわんさか占領していてまったく写真撮れず・・・
そして、中断のベッドはやはり狭い・・・
他の車両も見に行きたいところであったが、まずは先頭車両まで散策に出向いてみる。 -
青蔵鉄道って緑の車体に黄色いラインがシンボルなのに、先頭車両は単なるディーゼルカーのよう。
ちょっとがっかり。
ま、運転手さんがゆきんこに気づいてにっこりしてくれたのはかなり好印象! -
全部で15号編成の列車。
ということで、ゆきんこは最後の車両。
先頭まで行くのは一苦労であった。
真ん中の車両には食堂車。
食堂車で、のんびり車窓のたびもリッチな感じでいいのであるが、ゆきんこはカップヌードルやお菓子を購入しているのでおそらく利用しないであろう・・・ -
22:40 定刻出発。
当然のことながら真っ暗で車窓はまったく見えず・・・
1時間後、消灯とともにゆきんこも狭い中段のベットでおやすみなさいませ・・・
朝6:00 朝日を見るために起床!
というより、隣で寝ている中国人のおっさんのものすごいいびきで起きざるを得なかった・・・
青蔵鉄道と50歳代中国人グループとゆきんこの旅 〜いびきの代わりに得たもの〜↓
http://yukinnko21.blog17.fc2.com/blog-entry-254.html -
列車予約をする際、男女や年齢で同じコンパートメントになる人を選べないのがたまにきず・・・
レディースカーってのがあればいいのに・・・
ちなみに、仕切りカーテンがないので横を向くとおっちゃんの顔丸見えです・・・
しかし、そのおかげで満点の星空を見ることができた!
7:00 ようやっと明るみ始めてきました。 -
太陽が大地に光を差し始めると、明暗のコントラストができてきて幻想的。
水溜りに映る空がまた格別。 -
5分おきに空の色が変わる。
そして、列車の速度もぐんぐん速まる。 -
7:20 太陽が地平線上に現れた!
ようやっと中国人たちも起き出してくる。
日の出に興味がないのかな?! -
あっという間に太陽が完全に昇ってしまいました。
レンズをあまり太陽に向けると、痛むのでこの辺でとりあえず撮影会は終了。 -
7:45 朝ごはんのワゴン販売のおっちゃん登場!
なんというか知り尽くしたタイミングでやってくる。 -
朝ごはんは10元。
おかゆ
パン?(肉マンの白パン)
ゆで卵
もやしいため
豆
大根ときゅうりの漬物?
ちなみに写真のおじさんがゆきんこの寝不足の原因のおっちゃん。 -
とにかく全体的に味が薄くて、おかゆも塩をいれたいくらい味がない。
物足りないなと思っていたら、いびきのおっちゃんグループのボスがなんと惣菜をおすそ分けしてくれた!
このメンマとたけのこの辛味あえ?かよくわからないが、この二つをおかゆに入れて食べるとなんとも絶妙な味になって一気に朝食がグレードアップした感じ!
おじさんありがとう! -
8:15 2829mにある駅に到着。
ご飯を食べて、ちょうど外の空気にでも触れたいと思っていたのでナイスタイミング!
ここでは給油をしていたので20分くらい停車。
乗客も降りて写真撮影など開始!
さすがに人があまり住んでいない地域なのか売り子もいない。
空気もなんとなく薄い感じがする。 -
出発後は小高い山々を望みながらゆっくりと車窓見学。
やはり、緑は少ない。
しばらくは殺伐した景色が広がるが空の青さがすがすがしい。 -
大地に亀裂が!
ちょっとしたグランドキャニオンっぽい景色。
裂け目の下はどうなっているかは謎・・・
フォトスポットで列車を止めてもらえればうれしいのであるが・・・ -
だんだん登ってきているのがわかります。
3000mは超えただろうか。 -
10:30 雪山が見えてきました。
青い空と雪をかぶった山のコントラストが美しすぎる -
崑崙峠付近。
低い山に見えるが、6000m級の山々。 -
崑崙峠を通過するとだだっ広い平原の景色がどこまでも続く。
空が近いせいか水溜りに映る雲もくっきり?しているような感じ。
ということで、張り切りすぎたのでちょっと早めの昼寝・・・
ちなみに高山病で疲れたから寝たというわけではない。列車内は酸素が常に排出されていてまったく酸素不足の心配はないのである。
ちなみに高山病に見える人はこんな人です↓
http://yukinnko21.blog17.fc2.com/blog-entry-255.html -
13:00 昼食のワゴン販売きたる!
すやすや眠っていると昼食のワゴン販売のおっちゃん(朝と同じ人)がやってきた。
ゆきんこはカップラーメン持参でやってきたのであるが、一応どんなものだろうかとおっちゃんに見せてもらうと・・・
朝ごはんと同じ?
これで12元!カップラーメンのほうがいいんじゃないか? -
高山鉄道には給湯器が併設されているので、お湯は飲み放題。
安全か?という疑問もあるが、一応わかしてあるし大丈夫であろう。
おなかの弱いゆきんこもなんとか大丈夫であった。
通路で食べている中国人たちと食後のコーヒーミルクティーの実態とは?↓
http://yukinnko21.blog17.fc2.com/blog-entry-265.html -
列車がグィーンと曲がっている写真を撮りたいのだが、そううまくいかず・・・
昼食後はしばらくなんてことない草原が続く。
といっても、日本ではあまりお目にかかれない景色なのでこれはこれでなかなか楽しいのであるが。 -
あんまり緑はないけれども、羊ちゃんたちが草をはんでいます。
こんなのどかな風景を見ながら中国人のおっちゃんたちはなんと酒盛り!
高山病対策の一つとして”酒を飲まない”があるのだが、おかまいなし!
彼らが高山病にならない理由とは?↓
http://yukinnko21.blog17.fc2.com/blog-entry-256.html -
天気がよかったのに雲が広がってくる。
残念なんだけれども、地上と雲の間が異常に狭いこの風景。
高地ならではの景観です。 -
遊牧民のパオ(テント)が見える。
まだこういう生活をしている人がいるんですよね。
鉄道が通ったことで、環境も変わってしまったと思いますが・・・
鉄道の旅に若干あきてきたおっちゃんたちが鼻歌で歌った日本の歌とは?↓
http://yukinnko21.blog17.fc2.com/blog-entry-261.html -
山に雪がかぶってきた!
だいぶ高地にさしかかってきております。
列車はどんどん登っていきます。 -
4823mの駅。
世界最高所の駅が5000mちょっとだから次の駅がその世界最高所のある駅か? -
15:10 そろそろ最高地点に到達するのではとジャンバーをきて、準備にいそしむゆきんこ。
そして、中国人たちもごそごそ起き出してきた。
そして、みんな一様に窓越しにカメラをスタンバイ。 -
15:20 タンラ峠!!!5067m!
通過・・・・・
中国人たちのおそるべし準備術とここ一番の走りを最高所でみせた高山列車の働きについてはこちら↓
http://yukinnko21.blog17.fc2.com/blog-entry-257.html
ありえない・・・ -
あっけなく通過したタンラ峠。
かなり楽しみにしていたのに、下車もできないとは・・・
観光列車ならそれくらいのサービスをしてくれてもいいんじゃないか?
天気もさらに悪くなってきたので、車内列車の旅に出てみることにする。 -
2等寝台が一番後ろの車両でその次は普通席の車両。
ここは車両のドアを開けた瞬間、まばゆいばかりの原色のお洋服を着たチベット人たちとえもいわれぬ匂いがあいまざって不思議な感覚が飛び込んでくる。
定番、みつあみをしたおばあさん、恥ずかしそうだけどめちゃかわいく写真撮影に応じてくれました。 -
一般車両のお隣は食堂車。
感じの悪い中国人コックと感じの悪い40過ぎのウェイトレスが昼寝中。
しかし、イケメンチベット僧発見!(もちろん左側の人)
かなり顔が整っております。 -
最後は一等車両。
やはり、ベットの広さもコンパートメント自体の大きさもまた雰囲気も違います。
それよりも何よりも違ったのはトイレ!
ゆきんこ高山鉄道でのトイレの悲劇はこちら↓
http://yukinnko21.blog17.fc2.com/blog-entry-266.html -
4720m アムド駅通過。
チベット自治区に入ってくると急激に天気が悪くなってくる。
そして、だんだん高度もさがってくる。 -
湖畔沿い通過。
天気が悪く荒々しい風景。 -
平原に色がついてきました。
だんだん、ラサにくだってきております。 -
18:10 4513m 那曲駅
ここで、ようやっと外の空気にふれる。
は〜、生き返るようだ〜・・・でも、やはりちょっと息苦しい?というよりものすごい寒い・・・
西寧の温かさが恋しいくらい。 -
中国人たちはさまざまなポーズで駅名の前で記念撮影。
ゆきんこは散歩。
しかし、慌てず騒がず・・・
なんといっても4500m!
高山病の元はあちらこちらにひそんでいるのだ! -
18:30 夕食のワゴン販売開始。
暇すぎて、お菓子やらカップラーメンやら手持ちをすべて食べつくしてしまったので、注文してみると・・・
なんとなく、朝も昼も夜も同じような気がするのですが・・・
肉が追加されたか?
お一つ20元!
まあ、夕食が一番おいしかったような気がします。一番、お値段も高かったしね。 -
19:15 4673m 古露駅
ご飯食べていたので、ちょっと外を見たくらいですけど、だいぶ町らしい町がみえてきました。 -
景色もこれといって感動するようなものもなく、草をはむ動物達を永遠と眺め続ける。
20:00くらいにはもうあたりは真っ暗で車窓を楽しむというより一日の疲れを癒す為におやすみ〜といきたいところだが、もう2時間弱で到着する模様。
とりあえず、だらだらと過ごしてみたり。 -
町の灯りが増えてきて、中国人たちも降りる準備を始める。
そろそろ、夢にまでみたラサ到着か!
定刻21:50 ラサ駅到着です。 -
高山鉄道の開通にともなってできた駅なのでとってもキレイ・・・なんだけど、とにかく何もない。
駅の周りも何もない・・・
息苦しいかなと思いきや、列車の中で酸素を吸いまくっていたせいかそうでもない。
とにかく何もないラサ駅をあとにホテルへ向かったのである。
こうして1泊2日 西寧〜ラサまでの旅は終了とあいなりました。
列車でゆっくりのんびり景色を見ながら、他のお客さんとしゃべりながら旅するのもいいもんです。
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