香港・マカオ（命がけの旅）

2010/05/15 - 2010/05/18

人生は１回しかないので生きているうちにもう1度、学生時代のように楽しい旅をしようとの意気込みで心臓や脳に病を待った６０歳を過ぎたオジサン達５名と共に香港・マカオ旅行を楽しんだ。学生時代と同じようにタクシーを使わずに徒歩とバス(トラム）で観光したが最後は全員ヘトヘトでまさに命がけの旅であった。この旅でシニア団体の添乗員も出来ることに気がついたのが最大の収穫。

エリア 香港(香港)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: キャセイパシフィック航空

まずはネイザンロードを散歩した後、アベニュー・オブ・スターズから香港島を眺望。「無理して来て良かった」と全員満足。

スター・フェリー乗り場に行き、香港島へ渡ります。
香港にしては珍しい晴天で、幸先良い。

香港島で中環（セントラル）から早速トラムに乗り上環へ。可愛らしいトラムの２階で景色が良く、病気の心配も忘れ、全員上機嫌。　このまま順調に行ってくれれば良いが。

上環のウエスタン・マーケットを見学。昔の香港映画に出てくるような味わいのあるマーケット。いつ倒れるか分からないので早めに奥さんと孫への土産の買い物で夢中になるメンバー。昔はこんなに買い物が好きではなかったハズだが、年はとりたくないものです。

青息吐息で急な階段を昇り文武廊を参拝。香港最古の道教寺院で三国志で有名な関羽が祭られているそうです。この辺で全員がバテバテ状態で、今日一日持つのか心配。

疲れたのでトラムに乗り北角（ノースポイント）へ直行することにした。景色の良い２階席から香港の街並みを見ているうちに疲れも忘れスッカリご機嫌となった６人でした。

北角のチョンヨン・ストリートです。トラムと市場の情緒ある雰囲気が気に入り、全員がウキウキした気分になり、やはり香港はすごいと感激。

昼は海皇粥店でお粥を食べたあと、ビクトリア・ピークへ向かうことにした。　ピーク・トラム乗り場まで坂道を登るので若干心配。常に身体を心配しながらの観光は神経が疲れる。

やっとビクトリアピークに到着。快晴で素晴らしい眺望。しかし疲れ切ったメンバーは急いでレストランに行きビールで乾杯。ビールは高血圧に悪いので軽く飲むはずが若い女子店員に勧められて上機嫌となりミニ宴会状態。一番血圧が高く心配していたメンバーが大ジョッキーで乾杯とは。

翌日は上環よりフェリーに乗りマカオへ。１０番バスでセナド広場に到着。ボケてるメンバーもいるので、もしはぐれた時はこの噴水の前で待ち合わせることにした。

いよいよ世界遺産巡りのスタートです。このような路地も世界遺産に指定されています。ポルトガルに来たような爽やかな雰囲気の街です。おじさん達には合わないが。

広場の地面に波のようなデザインのモザイクがあり、これも世界遺産だそうです。

セナド広場の目の前にある民政総署（リアル・セドナ）です。ポルトガルの飾りタイル（アズレーション）で飾られた階段に感動しました。薄いブルーの色使いが最高です。

セナド広場から歩いて５分ほどでセントポール大聖堂
に到着。東洋一のキリスト教建築物と言われていたそうですが大火により焼け落ち、今は建物の正面のみ。
ここから見たマカオ市街の景色が最高です。

大聖堂の横の坂を登ったところにあるモンテの砦です。マカオ侵略を試みたオランダ艦隊を迎え撃った幾つもの大砲が残っていました。疲れ切ったおじさん達にはやっと上り坂が終わったとの感激のみ。

セナド広場近くに戻り近くのセント・ドミンゴ教会、カテドラル、セント・オーガスティン教会等の世界遺産を立て続けに見学。　坂道が多くメンバー全員がバテ気味で黙々と歩く姿が痛々しい。

セナド広場から１０番バスで連峯廊へ。マカオに暮らす漁民の守護神が祭られているそうです。裏山を登ったところに守護神の観音があるようですがメンバー全員「もう無理」の一言でパス。

マカオタワー、カジノを楽しんだ後、夜景の素晴らしいセナド広場に戻り、広場横の広東料理店で今回の香港・マカオ旅行は終焉を迎えた。
全員無事で良かった、良かった。（一人旅の方が良かった）