2006/07/31 - 2006/07/31
-位(同エリア213件中)
ウナデンさん
草原の観光用パオで迎えた朝。日の出を楽しみに早起きしたものの、空はあいにくの曇り空で、その姿を見ることはできなかった。
それでも外へ出ると、ひんやりとした草原の風が心地よく、遠くでは太極拳をする人の姿も見られた。
宿泊したパオは、外観こそ伝統的な形であったが、室内にはテレビ、水洗トイレ、シャワーまで備わり、普通のホテルと変わらない快適さであった。
朝食後、パオを出発してフフホト方面へ向かい、途中、唐の太宗ゆかりとされる里城跡を訪ねることになった。
ところが、そこへ至る道は通常の観光バスが通るような道ではなかった。未舗装の細い道を進み、道路工事を避けて農道へ入り、ついには柔らかい地面に後輪を取られてバスが動けなくなってしまった。
近くの農家へ助けを求め、村の人がトラクターにレンガや木材を積んで駆けつけてくれたことで、ようやく脱出することができた。
苦労してたどり着いた里城跡は、草が生い茂る畑の一角にあり、地面に散らばる古い土器のかけらが、かつてここに人々の暮らしがあったことを静かに伝えていた。
帰路でも民家の塀への接触や道路工事による足止めがあり、忘れることのできない波乱の遺跡探訪となった。
その後フフホトへ戻り、内蒙古博物館で動物や恐竜の化石を見学し、
色鮮やかな大召寺、さらに前漢の時代に匈奴へ嫁いだ王昭君の墓を訪ねた。
草原の自然、思いがけない旅の出来事、そして内蒙古の長い歴史と文化に触れた、実に内容の濃い一日であった。
-
草原の朝。宿泊施設として使われている観光用のパオが、ずらりと並んでいる。伝統的な形を残しながら、屋根には太陽熱温水器らしき設備も取り付けられていた。
-
外観は伝統的なパオの形をしているが、屋根には太陽熱温水器が設置され、室内にはテレビ、水洗トイレ、シャワーまで備わっていた。草原の中とは思えない、近代的なホテルである。
-
パオの内部はツインベッドが置かれ、設備も整っていて、普通のビジネスホテルとほとんど変わらない。外から見た素朴な印象とは違い、快適に宿泊できる部屋であった。
-
朝早く外に出ると、草原の中で太極拳をしている人がいた。ひんやりとした朝の空気の中、それぞれが静かに草原のひとときを楽しんでいた。
-
草原の観光施設の入口に建つ、大きな赤いアーチ。車輪や民族的な飾りが施され、内蒙古らしい雰囲気を感じさせる門であった
-
朝食をとるため、中央の大きなホールへ向かう。パオを思わせる丸い屋根が並び、草原の宿泊施設らしい特徴のある建物であった。
-
今日もバスで長距離を移動する。窓の外には、どこまでも続く草原と、なだらかな丘が広がっていた。
-
バスは舗装された道を外れ、集落の中の細い道へ入っていく。両側には土やレンガ造りの家が迫り、とても大型バスが通るような道には見えなかった。
-
途中、道路工事で土が山積みになり、行く手をふさがれてしまった。やむなく農道へ入り、遠回りして先へ進むことになった。
-
農道を進んでいたバスが、柔らかい地面の深みにタイヤを取られ、前にも後ろにも動けなくなってしまった。運転手たちが土を掘って脱出を試みたが、簡単には抜け出せそうになかった。
-
脱出しようともがけばもがくほど、後輪は深く沈んでいく。周囲には助けを求められる家も人影も見当たらず、広い草原の中で完全に立ち往生してしまった。
-
歩いて近くの農家へ助けを求めに行ったが、「近く」といってもかなり遠く、なかなか戻ってこない。やがて村の人が、レンガや木材、スコップなどを積んだ古いトラクターとともに駆けつけてくれた。
-
持ってきてもらったレンガや木材を、沈み込んだタイヤの下に差し込み、何度か脱出を試みる。村の人たちの助けを借りて、バスはようやく深みから抜け出すことができた。
-
里城の跡地とされる場所は草が生い茂り、遺跡らしい姿はほとんど分からなかった。その中で、青紫色の可憐な花が静かに咲いていた。
-
来た道を引き返す途中、民家の角を何度も切り返しながら曲がろうとした際、バスの後部が塀にぶつかり、レンガ造りの塀を壊してしまった。
周囲の人たちも集まり、現場は一時騒然となった。
そこを修理代を払って解決。
迂廻して道路に出て進もうとすると道路が土で塞がれていt、行きには通れたのに、ここも金を払って土砂をどかしてもらって通る
まさに中国を実感する出来事が続く -
続いて内蒙古博物館を見学。
館内には、この地域で発掘された多くの動物の骨が展示されていた。
長い年月を経て土の中から姿を現した骨から、内蒙古の古い自然環境をうかがうことができる。 -
内蒙古では恐竜の化石も数多く発見されているようで、博物館には大きな骨格標本が展示されていた。
長い首や太い脚を間近に見ると、その巨大さに圧倒される。 -
続いて、フフホトにあるチベット仏教寺院の大召寺を見学。
境内には色鮮やかな祈祷旗が掲げられ、正面には大きな香炉が置かれていた。
赤を基調とした建物が印象的な、歴史を感じさせる寺院である。 -
大召寺の境内には、赤い柱と色鮮やかな装飾が美しい堂宇が並んでいる。
屋根の反りや細かな彫刻にも中国寺院らしい華やかさがあり、祈祷旗が風に揺れていた。 -
次に、前漢の時代に匈奴へ嫁いだ王昭君をしのぶ墓へ向かう。
入口には「青塚蔵魂」と掲げられた、色鮮やかで立派な牌楼が建っていた。 -
王昭君の墓は、広大な敷地の中に整備されていた。
正面には王昭君と匈奴の王を表した騎馬像が立ち、その背後には大きな墳丘がそびえている。 -
フフホトのホリデーインで夕食。
テーブルには肉料理や野菜料理、水餃子などが次々と並び、トラブル続きだった長い一日の疲れを癒やした。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
22