2006/07/27 - 2006/07/28
86位(同エリア216件中)
ウナデンさん
三度目となる中国訪問は、北京から夜行列車で内蒙古自治区の赤峰へ向かうところから始まった。
北京では、2008年のオリンピック開催に向けて市内の至る所で工事が進められていたが、夜行列車が発着する北京北駅の周辺はまだ整備されておらず、薄暗い待合室には大勢の乗客が出発を待っていた。
寝台車では、郷里の赤峰へ帰る若い女性二人と同室になった。言葉はほとんど通じなかったが、中国語の会話本を頼りに何とか意思を伝え合い、やがて笑顔を交わせるようになったことが心に残った。
翌朝、赤峰に到着すると、すぐに長距離のバス旅行が始まった。
広大な畑や荒野を走り、奇岩に囲まれた後召廟遼代石窟寺、さらに人家もない林の奥に静かに残る遼太祖陵を訪ねた。
往復540キロという長い一日であったが、中国北方に栄えた遼王朝の歴史と、この土地の果てしない広さを実感する旅となった。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
赤峰行きの寝台車に乗る
寝台車は二段ベッド二つで郷里に帰る女学生と一緒になった -
赤峰駅に到着し、乗ってきた夜行列車の前で記念撮影。
車体には「赤峰―北京北」と行き先が表示されていた。 -
赤峰駅前の広場には、車やバスがびっしりと並んでいた。
駅を出ると、想像していた以上に大きく活気のある都市だった。 -
早速バスで出発
途中で川らしい場所を通過したが、水はほとんど見られなかった。
高低差の少ない広い土地に、浅い水の流れがゆっくりと続いていた。 -
後召廟遼代石窟寺に到着。
内蒙古自治区の重点文物保護単位に指定されていることを示す石碑が立っていた。 -
後召廟遼代石窟寺の周囲は、巨大な奇岩に取り囲まれていた。
自然が長い年月をかけて造り上げた、迫力のある景観である。
岩山の頂上には、大きな丸い石がちょこんと乗っていた。
今にも転がり落ちそうな、不思議で印象的な姿であった。 -
色鮮やかな装飾が施された寺院の入口。
扁額には「善福寺」と掲げられ、周囲の奇岩とはまた違った華やかさが感じられた。 -
周囲の山肌にも、小さな宗教建築が点々と建てられていた。
岩山全体が信仰の場になっているように感じられた。 -
後召廟遼代石窟寺をあとにして、再び次の目的地へ。
乾いた大地と草のまばらな荒野を、バスはひたすら走り続けた。 -
遼太祖陵の入口には、周囲の静かな山林には不釣り合いなほど立派な門が建っていた。
この門をくぐり、さらに奥へと進んでいった。 -
人家も見当たらない静かな林の中を、遼太祖陵へ向かって歩く。
緑に囲まれた石畳の道が、奥へ長く続いていた。 -
林の奥へ進むと、突然、大きな石造りの建物が現れた。
周囲には人家もなく、山と深い緑に囲まれて静かに建っていた。 -
大きな石を組み合わせて造られた内部は、がらんとして何も残されていなかった。
かつて納められていたものは、博物館に保管されているとのことだった。
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