2025年5月トルコ９日間③ラオディキア遺跡

2025/05/03 - 2025/05/11

3日目の今日は、パムッカレ近郊のラオディキア遺跡へ。
まだ発掘中のローマ遺跡。
全然知らない遺跡だったけど、広大な敷地にいくつもの遺跡があって見所がたくさん！
しかも空いていて、貸し切り状態！
気付いたら炎天下の中、3時間もここで過ごしました。
その後はパムッカレの温泉街、カラハユットをブラブラ。
夜はパムッカレのライトアップを見て結構充実した一日でした！

【2025.5月のレート(TTM)】
TL1(トルコリラ)=約4.5円
€1=159.49円

エリア パムッカレ(トルコ)

8:00起床
｢Venus sweet Hotel｣はビュッフェの朝食付き！

壁一面に並べられたサラダの量にビックリ！
八百屋さんみたい！？

チーズも各種。
裂けるチーズみたいなのがある！

所狭しと並べられたサラダたち

フルーツは丸ごと！

種類が多くて迷う～

デザートも充実！

ロクム美味し～！
求肥みたいな食感！

あ、チャイマシーン(?)！
ここにもあった！
上に乗っているポットにチャイが入っていて、濃かったらマシーン(?)の蛇口から出るお湯で薄めます。

プールサイドの席を確保！
少し肌寒い～

と、問題発生！
二人とも席を外すと、鳥さん達が容赦なく食べに来ます(ﾟoﾟ;;

気付いたのが少し遅かったケド、二人で見張り番をしながら、交互にお皿を持って来ました！

まだまだ食べるぞ～！

ん？視線を感じる？？？

あ、プールの片隅では寛いでいるワンが…
ここの看板犬！

ゆっくり食べるには寒い！
ということで、中のテーブル席に避難！

ホテルからは、パムッカレの石灰棚が見えます！

10:20 パムッカレ郊外のデニズリ県ヒサール村にある｢ラオディキア遺跡｣へ！
入場券は昨日、パムッカレの石灰棚とセットで購入。

ラオディキア遺跡 史跡・遺跡

2002年から発掘調査が開始されたばかり。
まだまだ発掘中の、古代都市遺跡です！

よっ

木立のポーズ！

ギリシャでもよく見かけた、コリント式の柱！

｢テンプルA｣

寺院A？
変な名前だけど、立派な寺院跡。

中庭を囲むように小部屋がありました。

細かい彫刻が施された柱などが残っている！

下に鏡が置いてあって、裏面も見えるように！
ステキな工夫～
しっかり見よう！

細かい彫刻！
上にはライオンみたいなのも見えます！

階段の上には、神像が安置されていました。

その階段を登ると、一面にガラス張りの床が！

下を覗くと、発掘したままの状態の遺跡を見ることができました。

下にはアーチの門のようなもの！

ラオディキア遺跡は全体のまだ数％しか発掘されていません。

だからまだちゃんと名前が付いていなくて、｢テンプルA｣だなんていう名前なのかな？

向こうには、この遺跡のハイライトのラオディキア教会！

早速行ってみよ～！

｢ラオディキア教会(Laodikeia church)｣

2010年に発掘され、2022年から一般公開されました。

ここは、イエスの使徒ヨハネが手紙を送った7つの教会の1つなんだそう。

聖書にも登場するキリスト教の聖地！

4Cに建造された、世界で7番目に古い教会です。

｢シントロノン（synthronon）｣

司祭たちが座る席です。

｢ラトリーナ(トイレ)｣

二人用で、下水道も完備！

モザイクがホントにお見事！

度重なる地震でこのモザイクも損傷して、時代によっては修復の費用がないので、レンガで覆っていたんだそう。

この教会の一番の見どころの、赤い十字のモザイク！
横向きだけど、文字が書かれているのが分かりますか？

ギリシャ語で「プロトディアコン（長輔祭）：ポリカルポス」と「ディアコン（輔祭）：アレクサンダー」という2人の聖職者の名が書かれています。

ハートだ！
これも遺跡！？
すっごく可愛い～！！

赤と黄色のお花があちこちに咲いています！

次の遺跡へ！

石畳みの道が真っ直ぐ伸びています。

あっ！トカゲさんっ！

ラオディキアは、5平方キロメートルにも及ぶ広大な古代都市です。

石畳みの先にあったのは、分かりにくいけど円形劇場！

このラオディキアには劇場が2ヶ所あって、こっちは北劇場って呼ばれています。

後年、大理石を再利用するために、採石され続けました。
残っていて良かった～

こんな感じで観戦していたのかな？

8,000人収容できました。

無料の双眼鏡からは、パムッカレの石灰棚が見えます！
歩いている人までもクッキリ！

｢北教会(North church)？｣

教会の壁には十字架のレリーフが…

教会を支えた柱だけが残っています

｢北市場(North agora)｣

崩壊した残骸だけが残っています。
発掘はこれからかな？

このラオディキア遺跡には、5つのアゴラがあります

可愛い真っ赤なお花、後で調べたら｢けしの花｣でした(･_･;

ガラス板で舗装されたエリア。

｢ここは教会だったのでは？｣とされていますが、発掘されたばかりでまだ不明なんだそう。

幾何学模様のモザイクが特徴的！

こんな模様も！

2000年前なのに、こんなに鮮やかに残っているのがすごい！

｢円形劇場(2C)｣

ラオディキア遺跡にある、もう一つの劇場。
西劇場と呼ばれています。
ヘレニズム時代に建設された、北劇場よりも古い劇場です。

さっきの劇場よりも広く、12,000人収容できます。

あ、またやってる…

数年前の方のブログを見ると、こんな舞台はなく、現在進行形で発掘＆修復がされています。

さっきから、全然人がいなくて貸切状態！

2025年3月に一旦修復が完成した記念として、1700年ぶりにコンサートが開かれました。

あ、カタツムリっ！

｢北アゴラのポルティコ(北市場の回廊)｣

正面奥には、屋根付きの壁が！

長さ49m、高さ8.35mの回廊が残っています。

正方形のフレーム内に丸いメダリオン。

回廊のところどころに、フレスコ画が残っています！

回廊に繋がるアーチにも、鮮やかな色が残っています！

北アゴラの三辺に、ポルティコ(回廊)がありました。

柱がズラリっ！

｢スタジアム通り(stadium street)｣

幅の広い立派な通り。
この辺りは、2～7Cに栄えていました。

｢トイレ(3C)｣

スタジアム通りと、入口のあるシリア通りの交差点にありました。

トイレの穴らしきものを発見。

トイレの入口にはモザイクの床が残っています。

｢トラヤヌスのニンファエウム(113年)｣

突然と現れた神殿！
泉の神ニンフを祀った神殿。

像の前のステージのようなところは、噴水でした。

｢皇帝トラヤヌスと捕虜｣

パネルで後ろ姿も紹介してくれています。

彫刻は494年の地震で崩壊しましたが、細かいパーツを集めて修復されました。

あ、またトカゲさんっ！

｢エフェソス通り｣

シリアからエフェソスまでの途中に、このラオディキアの街がありました。

分かりにくいけど、エフェンス通りのポルティコ(回廊)。

｢ポルティコ(回廊)のイメージ図｣

通りの両側にお店が並んでいて、正面にはアーチの門がありました。

あちこちに、崩壊したガレキが置いてあるけど、一つ一つがすごいんだろうな～

｢西浴場(west baths)｣

外れの方にズンズンと進むと、2Cに造られた西浴場がありました。
ローマ式の浴場です。

後ろを振り返ると…

遠くで夫が待っている？
まさか来る気がない？
おいで～！！

この浴場、幾つかの浴室があったんだそう。
まさに健康ランド！

各部屋を繋ぐアーチが残っています！

地震対策でアーチにしたんだそう！

やっと夫が合流。
この下に浴場が埋まっています。

一面に黄色いお花！

崩壊してしまった列柱でも、立派な彫刻は残っています。

スタジアム通りへ戻ります。

｢プロピュロン(神域への門)｣

古代ギリシア建築において，神殿に通じる前門をプロピュロンと言います。

ギリシャのアクロポリスにも、プロピュロンってあったよね～

お花の彫刻がクッキリ！

最初のシリア通りに出ました！

最初に見たtemple A。
見る角度が違うと違って見える…

またトカゲちゃん！

ウェディングフォトを撮影中！
すっごくステキ！

あ！このネコ…
入ったときにスズメをバリバリ食べていたコかも…(･_･;

これでラオディキア遺跡観光は終了～

一度ホテルに戻って休憩～

ランチは日本から持参したパン達で済ませました。

午後は、ホテルから20分のところにある、温泉地のカラハユットへ！

この街のシンボルの石灰華！

重炭酸上類泉でできていて、今だに成長しています。

カラハユット 散歩・街歩き

｢レッドスプリング(Red Spring)｣

石灰華の奥にある広大な温泉公園！

カラハユットの温泉は、鉄分を多く含むので赤褐色の温泉！

「赤色の癒しの源」と呼ばれています。

皮膚疾患、リウマチ、筋骨格系の障害、消化器・呼吸器系の疾患などに効果があるんだそう！

無料で足湯ができるんだけど、汚くてムリ～(T . T)

段々の上から温泉が流れています。
地面の色は、鉱物酸化物によって赤、緑、白の層になっています。

段々の上の方へ！

サンダルの隙間から触れる温泉、めちゃ熱いっ！
源泉は60度なんだそう。

数段降りたところ。
この辺ならキレイだし、温度も適温だよ～！

太陽のせいもあるけど、足湯で身体が熱いっ！

木登りネコ！

実は鳥を狙っています(捕獲は失敗)！

カラハユットのスーパーへ。
やっとアルコール売場があるスーパーを発見！

ワインも結構種類ある～

トルコはワインの産地でもあります。
せっかくなので、トルコワインで一番お安いのを～

エフェスビール500ml=TL70(315円)
ワインTL195(878円)

ビールの350mlが欲しかったけど…
500mlでいいか！

｢初代大統領アタテュルク像｣

｢自分をトルコ人だという人はどれだけ幸せでしょう｣という名言を残しました。
アタテュルクの肖像画は、トルコの全紙幣に描かれています。

街のロータリーには、ちょっと小ぶりな石灰華！

｢Karahayit Beyazit Cami｣

街の中心にあるモスク。

あ！コウノトリが巣を作っている！

アーップ！

ドームの上にもいるよ！

ウズベキスタンでも、モスクの上にコウノトリが巣を作っていたよね？
たまたまコウノトリにとって、モスクが巣作りしやすい環境なのかなぁ？

｢アタテュルク通り｣

初代大統領の名前が付いた、カラハユットの商店街。
基本は歩行者天国。
でも、たまに車も通るので注意が必要です！

ドライフルーツやナッツのお店

八百屋さんの店先ではイチゴがたくさん！

生搾りのジュースは、その場でボトルに詰めて販売。

コスメ屋さん

パムッカレに戻ってきました。
あ～！羊だ！

石灰棚 自然･景勝地

石灰棚の近くに停めたいな～
停める所を探して行ったり来たり～
ようやく発見！

緑の草原に石灰棚がポコっと。
不思議～

やっぱり昨日晴れているうちに行って良かったね！

アップにすると、人の姿も確認できます！

また羊だ！
絵になるなぁ～

石灰棚の入口の目の前にあるレストラン｢Hiera Restaurant Coffee & Tea House ｣へ。
いかにも観光客目当てのお店なので、あまり気が乗らなかったけど、とにかく評価が高いっ！
ということで、恐る恐る入ってみると…

着席した途端に、ものすごい数のソースたちをテンポ良く並べてくれました！

どれ使うか迷うねぇ～

サービスで出てきたピクルス。
しょっぱい…
漬物と思おう。

｢カヴルマ(Kuzu Et Sac Kavurma)｣
TL600(2,700円)

ラム肉と玉ねぎ・トマト・ピーマン炒め。
真ん中にはゴハン。

｢トマトサラダ(Domates Salatasi)｣
TL200(900円)

｢ドネルケバブ(Ekmek A. Et Döner)｣
TL250(1,125円)

具はギッシリ！

どの料理もボリュームがすごいっ！

ペットボトルのお水はサービスだって！

たくさんのソースがあるから、一口一口が楽しいね！

トリュフマヨネーズが一番好き～！

食後には、ドリンクとお菓子もサービス！

ターキッシュコーヒー

粉を沈澱させて上澄みだけいただきます。
味は薄くてイマイチ…

残したお菓子と、お水のペットボトル2本と、新しい1.5Lのお水もお土産として持たせてくれました！

昨日のお昼のレストランもすごかったけど、ものすごいサービス！

レストランを出ると、パムッカレの石灰棚がライトアップされていました！

石灰棚 自然･景勝地

色んな色に変わります。

赤や

水色や

白？ピンク？

紫…

う～ん
やっぱり色無しが好きだなぁ～
ライトアップは0時まで楽しめます！

部屋に戻ってプチ宴会★