
2025/02/25 - 2025/02/25
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ココ&ナッツさん
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蔵王の樹氷を見たいと、ふと思い立った
冬タイヤ持ってないし、雪道運転も不慣れ、宮城から山形への移動もあり効率も考えて、迷いなく大手旅行会社のツアーを予約したのが12月
「宮城の雪上車&山形のロープウェイから!一度は見てみたい大自然が織りなす神秘の蔵王樹氷観賞2日間」
どうせなら両方みたい、天候が悪くてもチャンスは2回ある
上記の大手旅行会社のツアーに参加して、見たかった樹氷鑑賞が実現した
ツアーならではの大きなメリットがあることに後から気づいた
1 雪上車で宮城蔵王の樹氷 メルキュール宮城蔵王泊
2 壮観 樹氷オンパレード 山形蔵王 ←←
3 3羽のうさぎが見つかるかな 雪景色の熊野大社
事前に樹氷のことを調べるにつれ、樹氷のきれいな姿を見るには結構ハードル高いことだな、ということをさとった
悪天候でロープウエイや雪上車自体が運航されず、樹氷原にたどり着けなかったり、また運行されていても吹雪いてほとんど樹氷の姿が見えなかったり、最悪なのは2024年2月のように暖冬で樹氷が早々と消滅してしまうこともある。昔、オホーツク流氷ツアーに参加して、いざ到着すると流氷がなかったというトラウマがあるので・・もう神様に祈るしかない
はたしてどのような樹氷が見られるのだろうか
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 観光バス 新幹線
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
1日目は宮城蔵王で雪上車で樹氷を見た
2日目は山形蔵王まで移動しての樹氷鑑賞
蔵王エコーラインが開通していれば同じ山なので隣りだが、冬期は閉鎖しているので、蔵王の南側を一般道でぐるっと回らなければならない
ツアーバスはこの山麓駅のほぼ前まで連れてきてくれた
樹氷原へは、ロープウェイとゴンドラ2つを乗り継いでいく
1時ごろロープウェイ山麓駅には長蛇の列
ツアーだと優先搭乗予約済みなので、列の右隣りの優先レーンで一気に列の先頭まで行け、待ち時間なしで乗れた。まるでディズニーやUSJの優先パスのような感覚
今回ツアーに入ったメリットがここにあったと後から気づいた
宮城蔵王の雪上車や、山形ロープウェイの優先乗車、ツアー会社が確実に予約確保してくれる、個人でも予約は可能なので申し込みをお勧めする(優先は山麓線上りのみ、7日前から受付け)
最近、樹氷はインバウンドにも知られてきて、春節の旅行先で山形県は人気急上昇しているという、樹氷と銀山温泉の組み合わせは魅力的だよね
ただでさえ樹氷時期には混むのに、インバウンド急増でピーク時は2~3時間待ちもめづらしくないという、寒い中これはツライ
春節の時期ではなかったが、それでも観光客の半分ぐらいはチャイナ系だったと思う
銀山温泉も内外に大人気の場所蔵王ロープウェイ 乗り物
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コロナ下の銀山温泉、あの頃はよかった
夜になると歩いている人もほとんどいない
今は時間帯によって立ち入り人数制限しているそうだ、情緒あふれるこじんまりとしたところだから、大人数はそぐわないと思う
画像は、4年前の銀山温泉能登屋旅館からの夕景 -
いよいよロープウェイに乗車、満員電車のように詰め込まれたけど、窓側シートに座れた
樹氷ではないけどすぐさま絶景が現れた -
樹木の形状によって、雪の積もり方が違う、芸術的だわ
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樹氷高原駅に到着
建物の内側まで凍っている
冷凍庫の霜のようだ
そう、ここは冷凍庫の中と一緒 -
樹氷高原駅でゴンドラに乗り継ぐ
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駅から山頂を見上げると
視界は良いようだ、嬉しい!蔵王樹氷まつり 祭り・イベント
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なんとまぁ・・山の斜面に樹氷がびっちり
こんなに大規模なものだとは・・・ -
想像、期待のずっと上を行く壮観さ
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ゴンドラ内、全員座れる
次々に来るので、待ち時間はなし -
ゴンドラは樹氷原の上を通る
山の斜面一面に樹氷が見えた、
あとから聞いた地元の人の話によれば、この日はシーズン中最高の天気だったそうだ
午前中、山頂はガスで白くなっていたというから、本当にタイミングしだい、山の天気は気まぐれ
昨年の今頃は暖冬で樹氷が消滅していたというから、短期的にも長期的にも天候だけは読めない -
ところで樹氷はどうやってできるのか
「樹氷」とはアオモリトドマツに雪と氷が張り付いてできたもの
樹氷ができる条件としては大きく4つある
1アオモリトドマツが自生しているところ
2雪が適度に降るところ
3山の西斜面であること
4冬型の気圧配置で強い西風が吹くこと -
この条件を満たした環境と気象条件が必要なので、限られた場所でしか見ることができない、今のところ青森県八甲田、秋田県の八幡平や森吉山の3か所でしか確認されていない、樹氷が立ち連なる「樹氷原」は世界的に見ても珍しく蔵王はその稀少な場所・・というようなことがモノの本には書かれている
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山一面樹氷
パキッとした青空に真っ白な樹氷が映える -
イチオシ
すごいなぁ
稀少な風景 -
純白
生クリームのデコレーションみたい -
イチオシ
雪化粧した凍れる鉄塔まで美しい
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樹氷原に近い低空も通る
崩れている物がなく真っ白、最高の状態の樹氷のようだ
今年の樹氷は数年来で一番の出来だということだった -
のっぽさん
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標高が上がると
まん丸くん
横に筋が入っている、どれだけ強風にさらされているかだね -
山頂駅に到着 標高1661m
駅の屋上にある展望台に登ると、蔵王山麓まで一望蔵王山頂レストハウス グルメ・レストラン
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駅を出て右手には、この樹氷
樹氷の育ち具合をチェックしていた蔵王ロープウェイのインスタでよく見る画像
左手の樹氷はプードルみたい
右の樹氷は、鳥の横顔みたい
初めはダチョウの首みたいだったのが、だいぶ太り鳥になってきた
前日まで低気圧で相当雪降ったんだね
ここでも枝が飛び出ているものはなく、丸々太った美しい樹氷たち
こんなに雪が木に積もって、アオモリトドマツに負荷がかからないのか、倒木しないのか、と疑問に感じていたので、樹氷ができる条件「2適度な雪量」というのが大切なんだね -
青空に時々ガスが襲ってくると視界が白くなる
山の天気は変わりやすい
ガスの動きが速いのですぐに青空になる -
緩い坂を上がっていくと、二手に分かれていて、まずは右手の蔵王地蔵尊のほうへ
するとすごい景色が広がっていた -
恐ろしいぐらいに樹氷密度が濃い
ズームアップすると -
イチオシ
尖塔のようだ
-
手前と向こう側の太さが違うのは、たぶん木の種類が異なるんだね
この尖塔ぶりは、アメリカのある風景を思い出した -
グランドサークル旅行の時に訪れたブライスキャニオン
これは同行した娘も同じ感想だった -
こちらも見事に尖塔が立ち並ぶ
樹氷は雪が積もった尖塔だが、こちらは侵食された尖塔
同じ尖塔でも真逆のでき方、自然の成せる技 -
しかし、お地蔵さんはどこだ?
ふと見ると賽銭箱だけポツンと・・
もしかしてお地蔵さんは雪に埋まった?
山形ロープウェイのインスタでは赤い御頭だけ見えていたのが、このところの低気圧の降雪でとうとう姿がお隠れに、とりあえず雪の下のお地蔵さんに手を合わせた
賽銭箱は移動可ということはわかった、引っ張るヒモが付いているし蔵王山 自然・景勝地
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地蔵尊全体象の写真
高さは2.3mらしいので、降雪3mぐらいは積もっているのかも
1階が埋まるね
先ほどの分岐点に戻り樹氷原コース方向へ行くと -
イチオシ
また違う趣のモンスターたちが現れた
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地蔵尊方面にはロープが張ってあり、樹氷のほうに立ち入れないが、こちらの方は自由に立ち入れ樹氷のそばまで行ける
向こうにはロープウェイの駅が見える -
思い思いに樹氷と戯れている
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面白い形のモンスター
前の日記で、宮城での樹氷鑑賞時は吹雪いていて、スキーゴーグルが役立ったと書いたが、天気の良い日も雪が眩しく雪目になるのでゴーグルが役立った、これがあるとだいぶ景色が見やすくなる、UVカットサングラスでもいいね -
太陽の周りに虹も出現
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蔵王温泉方面を見下ろす
40分ほど頂上を散策し、下りのゴンドラへ
ゴンドラからもまた絶景を楽しみながら -
樹氷原の中、新雪を滑る・・うらやましい
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しかしこの絶景も将来まで続くのかは危うい
温暖化、虫害でアオモリトドマツの立ち枯れが進んでいるという掲示が宮城のレストハウスにあった -
3年前、八重山の西表の海の、色とりどりのサンゴのお花畑に感嘆していたら、現地スタッフさんの「水温1度上がるとサンゴはどうなるか、来年もこの光景がみられるとは限らない」との言葉が思い出された
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イチオシ
樹氷原 様々な条件が重なった奇跡の光景
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再び樹氷高原駅
下り山麓線ロープウェイには行列ができていて、20分ほど待った -
山麓線のロープウェイ下には樹氷はないが、景色は素晴らしい
遠目に白いクリスマスツリーのような木がポツリ、ポツリと見え、ズームすると蔵王国定公園 自然・景勝地
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細い枝の木にまじって、大きなホワイトクリスマスツリー
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こちらは樅ノ木かな
整然と雪化粧している光景に目を奪われた -
雪化粧した三角錐の美しい樹形
3時過ぎに山麓駅降りてきたときには、乗車の列がなかったので、あれ?と思ったら山麓線輸送能力の限界に達しチケット「完売」の札があった、ピーク時には午前中に完売になることもあるようなので、やはり優先乗車券の予約があったほうが良いね -
アメリカのグランドサークルの大自然も心打たれた風景だった
蔵王の樹氷も同様に、一生忘れられない壮大な自然の贈り物
宮城側は雪上車でしか行けない特別感があった
山形側はスケールの大きな樹氷原が見られた
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