氷河と火山とオーロラ、全部楽しむアイスランド②　1日目夜のオーロラ編

2024/10/25 - 2024/11/01

太陽の活動が極大期に入ったので、この機会に初めてのオーロラを見ようと計画を立てました。
オーロラが見られて、気温がそれほど寒くなく、昼間もいろいろ楽しめるということを考えると、アイスランド一択となりました。
少し欲張りすぎでしたが、アイスランド南部、南西部を巡って、氷河、火山、オーロラ、世界遺産を巡る家族旅行の記録です。

10/25　成田出発
10/26　★②　ケフラヴィーク空港～氷河エリア
10/27　ヴァトナヨークトル氷河国立公園
10/28　スカフタフェットル国立公園トレッキング～ヴィーク
10/29　ゴールデンサークル～レイキャヴィク
10/30　スナイフェルス半島～レイキャネス半島
10/31　ケフラヴィーク空港～成田へ
11/1　 成田帰国

オーロラと、氷河エリアのアイスケイブ（氷の洞窟）をメインの目的としたかったために、夜も長くなりアイスケイブに入ることができる10月を選び、さらに月齢を見て下旬に行くことにしました。
空港でレンタカーを借りて、全行程1550㎞を走り回りましたが、時期的に雪が降り始めていることもあり、色々巡るにはぎりぎりのタイミングでした。
アイスランドの世界遺産は3つありますが、訪問することができないスルツェイ島以外の2つに行くことができました。

エリア その他の観光地(アイスランド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

ハーリ・カントリー・ホテルでの夕食を終えて、受付の方に今日のオーロラはどうですか？と聞くと、今日は「LOW」になっているけど、22時から真夜中くらいに外を見てみたらとのこと。今は19時過ぎ。
そうなのかと思ってレストラン棟からホテル棟へと戻るときに、空を見てみると、雲があるものの星がきれいに見えていて、紫金山アトラス彗星はどこかなと、目を凝らしていました。
するとサーチライトのような光の筋が山の端に見えていました。もしかすると？と思ってiPhoneのカメラを向けてみると、白く見えたサーチライトに紫色がついているではありませんか。
急いで写真を撮る準備をしました。

ハーリー カントリー ホテル ホテル

初めて見るオーロラが、まさか緑のカーテンではなく、紫の素晴らしい色合いのものになるとは、夢にも思いませんでした。
しかも、初日から！
もちろん目で見てはここまできれいな色は見えませんが、雲もあったおかげで、雲とは異なるうっすらと色づいた白い帯がオーロラなのだと、よくわかりました。

ハーリー カントリー ホテル ホテル

目を転じてみると、北西の方角にも光の帯があり、こちらは赤や緑の色あいが写りこみました。
明かりのある建物はホテルの宿泊棟です。

ハーリー カントリー ホテル ホテル

どんどんと形が変わっていくのですが、目で見ていてそれが動いているように感じるというよりは、目線を外すと変わっている、という方が近い感覚でした。
雲を見ている感じに近いでしょうか。

ハーリー カントリー ホテル ホテル

上空には、赤い放射状のオーロラが出てきました。
これってオーロラ爆発じゃないかしらと思うほど。
これはもっと良いところに行かなくてはと、はやる気持ちでヨークルスアウルロン氷河湖畔まで移動することにしました。
車に急いで荷物を載せて、15分ほど真っ暗な道を走らせました。

ハーリー カントリー ホテル ホテル

氷河湖についてみると、なんどとんでもない強風でした。
そして数㎞ほどしか離れていないのにもかかわらず、雲が多い状況でした。
アイスランドの気候の難しさを実感しました。
三脚すら倒されるほどの強風の中、防寒対策をしてベンチに座り、三脚にしがみついて、撮影を開始。
周りにはアジア系を中心に、10名程度のカメラマンがいましたが、強風と中なので、あまりよくわかりません。
満月期を外したため、空は真っ暗。なので風景はあまり写りこまないのですが、氷河湖の上に広がる真っ赤なオーロラをとらえました。

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖 滝・河川・湖

予定していた機材を完全にセッティングできる状況にはなく、最小限の装備で撮影です。今思えば後悔ですが、寒くて寒くて、なかなか難しい状況でした。
それでもオーロラとの対話は素晴らしい体験でした。

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖 滝・河川・湖

時折やってくる車の明かりが、氷河のかけらを照らしてくれます。
こういう風景だと、少し月明かりが欲しくなるのは、贅沢な悩みでしょうか。

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖 滝・河川・湖

わずかずつではありますが、形が変わっていきます。

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖 滝・河川・湖

少し強い感じの黄色の光が出てきました。

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖 滝・河川・湖

赤い光と黄色の光が違う動きをしているようです。
タイムラプス撮影をしておけばよかった・・・。

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖 滝・河川・湖

するどい黄色の光が差し込みました。
これもオーロラ？
あまり見かけたことのない光で、氷河が少し照らされました。

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖 滝・河川・湖

なんとも複雑な色合い・・・。
強風の中三脚にしがみついてみていた時はそこまで感じなかったのですが、今見てみると本当に美しい。
雲が多くなってきてしまったので、心残りではありますが、ホテルに戻ることにします。
１時間ほど楽しんだと思います。

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖 滝・河川・湖

ホテルの前でもう一度オーロラ観察。
雲はこちらの方が薄いようです。
南側にもオーロラが広がり、空全体が明るくなっていました。

ハーリー カントリー ホテル ホテル

真上はカーテン。

ハーリー カントリー ホテル ホテル

天から降りてくるような東側のオーロラ

ハーリー カントリー ホテル ホテル

真上のあたりでオーロラがうにゃうにゃと動き出しました

ハーリー カントリー ホテル ホテル

「不死鳥」と名付けた写真。
見ていてもオリオン座の大星雲のような形になったところをスマホで撮影したものです。
奇跡の一瞬？？

ハーリー カントリー ホテル ホテル

いつまで見ていても飽きません。でも寒い！
一緒に見ていた中国人のおばさんと英語で話しながら見ていましたが、おばさんもホテルに入ったので、こちらもひとまず終了としました。
後から考えれば、消えるまで見ていればよかったとも思うのですが、初日でもありロングドライブの後でもあったので、これが精一杯でした。

ハーリー カントリー ホテル ホテル

最後に北斗七星とオーロラのカーテンです。
素晴らしい初めてのオーロラ、そして初めてのアイスランドの夜でした。

ハーリー カントリー ホテル ホテル

この旅行記へのコメント （1）

• 行き当たりばったりさん 2025/01/23 23:00:24

  SOUNIONさん　はじめまして

  行き当たりばったりと申します。
  
  2025年1月21日からレイキャビクに来ています。
  昨日ヨークサルロン氷河湖に行きましたが、氷山の大きさに驚きましたが、オーロラもすごいのが見れるのですね。
  
  昨夜はレイキャビク中心部の海でオーロラを見ていました。
  モノすごい風でしたけど、少し赤くなっているオーロラを見れてよかったです。
  
  昨日は静かな活動という中でのオーロラ出現なので、喜びもひとしおでした。
  
  秋のアイスランド、引き続き拝見します。
  
  今日2025年1月23日のレイキャビクの夜は天気悪いので、大人しくしているつもりの行き当たりばったりでした。