ハワイ各島を巡る旅2024秋　マウイ島2日間とラハイナ、そして帰国の途に就くまで篇

2024/11/11 - 2024/11/13

私の作品がハワイの航空会社に採用されハワイの日系組織に伝えたところ、みなさん喜んでくれて「次回ハワイに来たら発表会をしよう！」と言ってくれたので、別作品の証言者の103歳の誕生日に合わせて発表行脚をする事になりました。

もう一つの目的として、その作品のバリアフリー版制作へもハワイから支援してもらえれば、との思いがあります。

旅程は
・10月30日　日本からホノルル経由でハワイ島ヒロに
・11月1日　本派本願寺ヒロ別院で発表会
・11月2日　コナで発表会
・11月3日　ハワイ大学ヒロ校で発表会ののち11月5日にホノルルへ移動
・11月6日　カカアコのコンドミニアムのシアタールームで発表会
・11月8日　ハワイ沖縄センターで発表会
・11月9日　モロカイヘ移動し弘誓寺で9日・10日と発表会
・11月11日　マウイへ移動し12日にワイルクジヨードーミッションで発表会
・11月13日　マウイからホノルル経由で日本へ帰国の途に

まぁ「正気か？」というようなスケジュールになってしまい、当然の如く渡航ギリギリまでステイ先や発表会の地についてのスッタモンダがあり、しかも渡航2日前まで義母を慰安する草津温泉旅行が重なっていたため、バタバタという言葉では済まない状況でした。

しかし何とかなってしまうのもハワイです（爆）。

この旅行記は、初めて訪れたモロカイ島からマウイに移動し2日間だけ滞在した旅行記です。
その間に、もちろん発表会を行い、2日間ともラハイナの現状を見に行きました。

発表会は、ワイルクのジョードーミッションでしたが、マウイ大仏があり、火災で全てが焼けてしまったラハイナジョードーミッションの原住職もお越しになり、発表会終了後に2人きりで食事をして現状や問題点などをお聞きしました。

引き続き個人や作品内容など詳しくは記しませんが、もしお知りになりたい方は、ホノルル日本総領事館のSNS、Facebookやインスタなどで探してみてください。

そして、やはり観光的要素はまったくないと思いますww

エリア マウイ島(ハワイ)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: レンタカー 自転車 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

モクレレはマウイの北端をかすめてカフルイ空港へ

カフルイ空港の端に到着

カフルイ空港 (OGG) 空港

やはり滑走路で荷物をピックアップ

メインターミナルからシャトルピックアップの駐車場を隔ててコミューターターミナル

そのため、一般の駐車場を突っ切ってレンタカービルへのトレイン駅の裏へ

ハーツなので列車の先へ

レンタカー レンタル系（レンタカー・バイクなど）

マウイでの相棒

レンタカー レンタル系（レンタカー・バイクなど）

まずはビーチパークへ

モロカイでいただいたランチを、ハレアカラーを眺めながらかっ込む（写真撮り忘れです）

H.A.ボールドウィンビーチパーク ビーチ

そしてマカワオのベテランズ墓地へ

このパビリオンに名を冠されている「カオル・モト」は、二世ベテランでMOH（メダル・オブ・オナー=議会名誉勲章）です。MOH受勲者に対しては、大統領でさえ一歩さがって敬礼をします

この日はベテランズデーで休日だったため多くの人が先人に参っていました。ボクも2019年まで交流していた2名の二世の墓参に。一人は、ホノルル空港のターミナルにある「Hawaii Nisei Veterans」展示内の「Arisumi Brothers」写真の右端のHiroshi Arisumiさん。もう一人は、戦後、東條英機の通訳も務めたTom Yamadaさん

霧雨が強くなり虹もダブルに

こちらの墓はWWⅡでのKIA（戦死者）の墓です。6基3列の18基が1ブロックになっていますが、18基のうち16基が日本語名のファミリーネーム、つまり日系二世たちです

続いてマウイ神社へ。4トラには登録されておらず

マウイ神社からカフルイ湾沿いに走っていると虹が

ラハイナに向かう途中、あまりにも眠たかったのでオロワルのジェネラルストアで購入。オロワルはペトログリフで有名ですが、ここも4トラには登録されておらず

去年の9月に来た時は、この旧ハイウェイは通れず新しいハイウェイしか通れなかったけど、現在は通行可能に

ショッピングモールも解放されて

ラハイナ キャナリー モール ショッピングセンター

この先はラハイナ浄土院で、まだ入域禁止だから道沿いの家人からも「この先は立ち入り禁止だよ」と言われましたが「住職の許可は取ってあるよ」と伝えたら「じゃあOKだね。でも瓦礫があるから気をつけて」と

ラハイナ浄土院

ラハイナ浄土院 寺院・教会

鐘楼と大仏。あれ？　鐘がありません

ラハイナ浄土院 寺院・教会

本堂と隣の住居はまだ瓦礫が撤去されていません

大鐘が野に晒されていました（涙）

隣は墓地

この先は海です

墓のほとんどは海の方を向いています

そしてその先は日本です

マウイでは知人宅にお世話になります

本当に疲れていたのだと思います。泥のように寝ました。知人夫婦が出勤していったのにも気付かず

朝食にお粥を用意してくれていました

FedExでマウイの発表会のフライヤーをプリントアウトして

シニアレジデンスに住む二世のおばあちゃんに逢いに

お昼はサムサトウへ

サム サトウズ 地元の料理

ドライ麺と迷いましたが、優しいスープが飲みたくて普通のサイミンに

午後のミーティングまで再びラハイナへ

目隠しされているのは、まだ瓦礫処理がされていません

中心の居住地は瓦礫が撤去され更地に

更地は地質調査もされているようです

去年入れた路地方面は、焼けた建物は撤去されていました

去年は目隠しされていたキャナリーモールも解放されて賑やかに

ラハイナ キャナリー モール ショッピングセンター

何もなかったかのような賑わい

フロントストリートの端の人気レストランも賑わっていました。しかしラハイナ浄土院から150mぐらいしか離れていない

火災の犠牲者を追悼する十字架や遺影

カフルイに戻り二世ベテランズメモリアルセンターへ

エントランス道の名は...

『GO FOR BROKE』

地元マウイのアーティストによる壁画も

アダルトデイケアとカンシャプリスクール、そしてエデュケーションセンターがあります

偶然、お蔭様でTシャツを販売していました

ボクのNPOは、センターが運営するカンシャプリスクールのサポートと交流も目的としており、毎年大赤字ながらも、これまで作品のDVDを350本ほど寄付し、その売り上げをプリスクールの運営費に活用してもらっていました。その額は$5000以上になります。

しかしこれからはDVDは売れないだろうと思い、新しいカタチでのサポートについてミーティングを行いました。

もしそれが決まれば、さらにハワイでの発表会がやり易くなりますし、米本土にも拡げて行けると思います

ミーティングを終え、最後の発表会の地であるワイルク浄土院へ。50名以上の来場者がありましたが、半分以上は新しく移り住んだ日本人女性たちでした。これには驚くとともに（やはり女性は強いなぁ）と感心と尊敬の念が湧きました

終了後、取り仕切ってくれたラハイナ浄土院の住職と二人でディナー。復興に向けての問題点なども伺いました

サイゴンカフェ アジア料理

さて最終日。昼の便でホノルルに向かいますが、土産を物色するためにまずはダウントゥアースへ

ダウン トゥ アース (カフルイ店) スーパー・コンビニ

ホールフーズへ

ホールフーズ マーケット (マウイ店) スーパー・コンビニ

ロングスにも

日本で売られているフラポテトと同じようなデザインのサイミンヌードル

フードランドも最近は頑張ってます

フードランド(クイーン カアフマヌ センター店) スーパー・コンビニ

さてレンタカーを返却しターミナルへ

今回、あらためて気付いたのだけど、英語表記の下に日本語表記。ここはワイキキではなくマウイですよ。

どれだけハワイが日本人を大切に思ってくれているかが窺えると思うのはボクだけ？

マウイストロング！

カフルイ空港の通路には、二世ベテランズメモリアルセンターの看板もあります

カフルイ空港 (OGG) 空港

マウイを代表する人たち

左中段はパッツィ・タケモト・ミンク。米下院議員で教育における女性差別の撤廃を求めた法律を作りました。日系三世の女性です

さらばハレアカラー

ホノルルへ

最後にもう一度二世たちに挨拶

ダニエル K イノウエ国際空港 / ホノルル国際空港 (HNL) 空港

長い旅でした

A hui hou, Dan!

コーヒーを一杯いただき

ありがとうハワイ...

帰りはしっかり視るぞ～と思いながらも、やはり寝落ちwww

この旅行記へのコメント （4）

• yamayuri2001さん 2024/12/06 09:31:01

  今のマウイは・・・

  GenKiさん、こんにちは。
  マウイ島の現在の状況をアップしてくださって、
  ありがとうございます。
  あの後、マウイ島はどうなったんだろうと
  非常に気になっていました。
  ラハイナ浄土院は、まだまだ瓦礫の山なんですね。
  胸が締め付けられる思いでした。
  原住職さまは、今どちらにおいでになるのでしょうか？
  次に行った時、お会いして、
  どうしてもお返ししたいも物があるのです。
  メールアドレスは存じておりますが、
  そちらは、今現在使われているのでしょうか・・・
  連絡の取り方などが解りましたら、
  教えていただきたいです。
  
  ラハイナキャナリーモールが、まるごと残ったんですね。
  これは救いでした。
  しかし、アウトレットは跡形もなく焼け焦げてしまったんですね。
  行きたい気持ちが半分あるのですが、
  現実を知るのが怖くて、
  行きたくないなという気持ちもあります。
  私の場合は、単なる観光客ですので・・・
  
  一番最後の写真は、GenKiさんが監督なさった作品なんですね。
  日系の方々の苦労に、本当に頭が下がる思いです。
  今回のご旅行、お疲れ様でした。
  yamayuri2001

  GenKiさん からの返信 2024/12/06 11:57:26

  Re: 今のマウイは・・・

  yamayuri2001さま
  
  コメントありがとうございます。
  
  今回の島巡り行脚の最後は、マウイに決めていました。もちろん、ラハイナの現状を視て記録するためです。
  そしてラハイナ浄土院の原住職とお会いし、復興にかけての問題点等も伺うことでした。
  
  昨年9月、火災からひと月後に被害を受けたラハイナの日系組織へのドネーションと、鎌倉市長からのお見舞い親書をビッセン・マウイ郡長に届けに行きました。その際に視たラハイナの現状からどれぐらい復興され、どれぐらいがまだなのか。
  https://4travel.jp/travelogue/11857456
  
  長い年月がかかるでしょうし、大きなお金が必要となるでしょう。
  どうぞ目を向け続けてください。
  
  原住職は現在、娘さんの家におりますし、時々はワイルク浄土院にも出ております。連絡先は、ご存知のアドレスがgmailだったらそのまま使えています。
  
  確認したいと言うことでしたら、Facebookの映画ページにメッセージをください。
  https://www.facebook.com/okagesamademovie/
  
  

• snowy;yukinoさん 2024/11/28 13:50:11

  Because of you, I am

  リーヒンマンゴ
  そそられる
  おばーちゃんず
  
  こちらのワインカウンティにも
  ばーちゃんずってBBQソースかな
  みたいなの，売ってる
  お孫ちゃんがやってるみたい
  
  おかげさまで
  良い言葉ですね
  
  鐘だけが残った、と言うニュースを
  読んで、よかった、と思いきやあまざらし
  なんですか、、重いし、どうしようもない
  のでしょうが、、
  
  ラハイナはデベロッパーに美味しいものが
  ないので進まない、、とベイエリアの
  商店街とか作るのをやってる白人wの
  人が歯に衣着せず、、言ってた
  
  次はLAかな、そんなお話が来たりして
  
  あたたかいハワイイが羨ましい
  めちゃ寒いベイエリアでする
  ハッピーホリデイズ
  
  xx

  GenKiさん からの返信 2024/12/04 13:47:42

  Re: Because of you, I am

  「お陰様で」
  良い言葉ですね
  
  ホノルルの日本文化センターも、マウイの二世ヴェテランズメモリアルセンターの機関誌もタイトルは「Okage sama de」です
  
  日系の人たちは、一世の移民の苦労と二世の戦争の苦労に感謝して、この言葉を使っています
  
  先日、JALの役員以下、ハワイに関わるスタッフや地方支社、そしてホノルル支社のスタッフ約90名を相手に、作品の鑑賞と日系のレクチャーを行いました
  
  今年はホノルルから始まった国際線就航70周年ですが、JALから日系の「に」の時も聞こえて来ていませんでした。1954年といえば、日本の真珠湾攻撃からわずか12年余りしか経っておらず、住民感情からしたら普通はあり得ないですよ。それでも就航出来たのは、すでに政治や経済で頭角を表していた日系二世の働きかけがあったのは想像に難くありません
  
  「ハワイはJAL」とJALは公言していますが、そこに至った「恩」や「義理」を忘れた企業なんて蹴飛ばしたい思いでしたが、キチンと「知ろう」としたことは評価してあげたいと思います
  
  と言っても機内エンターテイメント採用中は、ハワイアンを優先的に利用すると思いますけどね～ww 離島へも行かなければならないだろうし
  
  リーヒンマンゴーは、モロカイのポットラックでもらった手作りのマンゴーピクルスが強烈で、それを想像して購入しましたが、ただ美味いだけのリーヒンマンゴーでしたww