2024/10/17 - 2024/10/17
214位(同エリア1852件中)
まりも母さん
10月に入り 木曽駒ケ岳、栗駒山と紅葉トレッキングに出かけ
今週は栃木県那須岳へ。
今回はロープウェイ利用で茶臼岳に登り ぐるり姥ヶ平を廻っての山歩き。
10年ぶりの姥ヶ平からの紅葉景色は やっぱり格別に素晴らしかった。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
今回は弟の希望で那須 茶臼岳へ。
紅葉時期の那須岳はとても混み
登山者用の峠の茶屋駐車場は確保がキツイのもあり
ロープウェイ利用で行く事になりました。
と、言ってもこちらも混雑必至。
朝イチのロープウエイに乗れるよう 早起きしましたよ。
ロープウェイ利用者用で24時間停められるのは
山麓駅そばの3か所のうち一番下の駐車場だけ。
他は 8時少し前に施錠解除。
(電話で確認しました。混雑状況によって変わるそうです)
朝7時前には到着したので 一番下の駐車場に停められました。那須ロープウェイ 乗り物
-
この日のロープウェイ始発は8時半
シャッターの下りた入口前に一番乗り。
ここで1時間 待つのであります。
(シャッター下りていますのでトイレも使えません) -
今日の天気は良い予報。
朝日岳が見えます。
「那須岳」と言う山は無く 那須とは那須連山の総称で
茶臼岳、朝日岳、三本槍岳の3つのピークを指すのが一般的です。
が、主峰の茶臼岳を「那須岳」と言う事も多いのです。
ロープウェイから一番近くアクセスできるのも 茶臼岳。
今日は その茶臼岳山頂をまず目指します。 -
山麓駅の建物前からの眺め。
下に見える駐車場はまだ半分程度。
駅前の駐車場に車を入れると 係りのおじさんにダメだと断られます。
お日様は見えつつ 下には雲海が広がっておりました。
この後 8時前には40人程の列が出来ていましたね。 -
シャッターが開くと
右にチケット売り場の窓口 左に自販機がありそこへ並びます。
既にチケットを持っている人は 更に右の改札前に並ぶ。
この日は予定より10分早い始発となりました。
が、シャッター開いても 窓口も券売機もすぐには稼働しません。
なんか~10分位待たされた・・・。
改札開始も時間ギリギリだったような。 -
それでも朝一番乗りだったのもあり 最初にロープウェイに乗り込めました。
少ない座席に座ります。
ちょっと色の付いたガラス越しの景色になっちゃう(上の方は色なしだった)
そのガラス越しに見ると すんばらしい紅葉景色に見えちゃう~(笑) -
ロープウエイはあがりつつ
雲海の上と下が見えます。
まだ 那須高原の紅葉は始まったばかりの様子。 -
山への斜面には色づいた木々が見えます。
ロープウェイの影もくっきり。
そして朝日岳の頂も近くなって来ます。 -
5分程で山頂駅へ到着。標高1684m
以後トイレはありませんので ここで済ませておきます。 -
さぁ 歩き開始です。
茶臼岳へ向かいます。
まずは、緩い坂道を歩きます。 -
歩き始めなので 微妙な段差の階段状の道が結構キツく感じます。
広いけど 段差が大きくて 踏みづらい。
その道を過ぎるとこの看板のある分岐に。
正面が茶臼岳山頂方面。 -
那須ロープウェイ利用でここに来たのは2度目です。
前回は10年前 あの御嶽山噴火の翌日 私には初めてのトレッキングでした。
辛くて大嫌いだった山登りも 歩かないと見られない景色にあいたくて
それ以降 なんど山へ行った事か。
今でも 急な登り坂は大の苦手。
でも それを頑張れば 素晴らしい景色が見られる事を知ってしまったから。
一歩踏み出すごとに 視界は開け空に近づく。 -
このコースで茶臼岳に登るのは初めて。
すぐに岩がごろごろする場所になります。
こういう所は案外楽しい。 -
雨や雪で細かく砕かれていく岩の斜面。
落石を起こさないように登ります。
振り返れば 早くも下から雲が湧き始めていました。 -
朝日岳の山頂が見えます。右の斜面から鬼面山に続くあたりは
赤や黄色の紅葉が見られます。 -
もうすぐ山頂。
お天気良く今日は風も強くありません。
絶好の登山日和。(今のところは) -
鳥居をくぐり 左手 日の出平方面。
赤く染まった斜面が見えます。 -
山頂に置かれた 那須岳神社の祠に到着。
山頂駅から約1時間です。茶臼岳山頂 名所・史跡
-
山頂少し下の火口。
浅く 火口湖も無いくぼみにしか見えません。
火口と言えば 安達太良山など なかなかすごい景観の場所もあります。
それに比べるとこの火口からは 噴煙や水蒸気も出ていませんし
穏やかな火口、と言った感じです。
これから火口のお鉢をぐるりと歩き 峰の茶屋方面へ下ります。 -
山頂部から姥ヶ平が見えます。
茶臼岳の真下にある平らな場所。
白い砂地が見える所です。
周りの紅葉具合も良さそうです。
これから茶臼岳を下り 峰の茶屋手前からトラバースして
あの姥ヶ平まで行く計画です。 -
右の朝日岳 から三本槍岳までが見えます。
朝日岳の山頂には 登山者の姿も見えました。
画像中央左下に見える 赤い屋根の峰の茶屋避難小屋 その脇まで下ります。 -
峰の茶屋の近く 硫黄鉱山跡の分岐まで来ました。
この辺り 風の通り抜ける強風で有名な所です。
なのに 今日はほとんど風がない!
那須岳は 強風が原因での滑落や低体温症が起こりがちな山で
大した標高でないものの 事故もそれなりに起こっています。
雨と強風で4人の方が亡くなった昨年の遭難事故は 記憶に新しいです。
こんなに風が無いのは珍しいと思える日でした。 -
牛ヶ首方面へ向かいます。
ススキの穂がありました。
雲は出始めてきましたが、雲は高く 山にはかかっていません。 -
茶臼岳の斜面を横切るようなトラバースの登山道を進みます。
上から石が崩れ流れた場所があります。
常に 上から石が風雨で流れ動くので 木製の橋が掛けられていましたが
それも壊れてしまっていました。 -
そしてそのように崩れた岩は石となり更に砕け 白っぽい砂のようになって
下へと落ちていくのです。
紅葉の山肌と緑の樹林帯に白い砂地。
この景色も 毎年少しづつ様子を変えながら上書きされているのですね。 -
岩のゴロゴロする茶臼岳の斜面。
登山道の脇にこんな苔の景色も見えました。
紅いドウダンツツジの葉 数種類の苔類。
白い花のように見えるのは多分シモフリゴケ。
これも那須岳秋の景色のひとつ。 -
陽が少し高くなり 姥ヶ平の周りが明るくなりました。
白い姥ヶ平が山のオアシスのようです。 -
姥ヶ平から少し右 細長い切れ目のように見えるのはひょうたん池です。
あそこからの茶臼岳の景色も楽しみ。
姥ヶ平へ降りたら 池のほとりへも行かないと。 -
牛ヶ首方面を見ると山の上まで雲が上がってきていますね。
どうやら 雲は乗り越えて落ちては来ていませんが。 -
登山道脇 噴煙のあがる場所。無間地獄と言う所。
今日の出は少な目な感じ。
ここでかつては硫黄の採掘も行われていたそうで。
この近くには岩の周りが黄色くなっている場所があったり
硫黄の匂いも漂っています。
那須岳が活動中の火山だと感じさせる場所ですね。 -
イチオシ
紅いドウダンツツジと岩の転がる緑の斜面の向こうには
カラフルな紅葉の樹林帯。
那須の美しい紅葉景色が晴天の下で見られた幸せです。 -
手前の斜面はいかにも火山性の岩場と言った色合い。
緑の山々は連なり 紅葉の斜面も。
那須岳はお手軽に来られる山ながら
バラエティーに富んだ景色を見て 中を歩ける 素晴らしい大好きな山です。 -
姥ヶ平が近づいて来ました。
紅葉の色づきはピークのようです。
木曽駒ケ岳でさえ あまりキレイな紅葉とならず
紅や黄色にならないうちにチリチリになって落ちてしまった葉も多かったようで
今夏の酷暑を考えると これだけ色づいてくれれば充分だと思います。 -
姥ヶ坂の分岐に着きました。
ここから姥ヶ平へ向かって標高差140m位下ります。
最初は石や岩のゴロゴロする下り。
朝から姥ヶ平へ向かった人たちが戻って来たようですね。 -
ガレ場を過ぎると樹林帯の中の道へ。
左右に灌木が生えた岩の段差のような道。
ここは狭いので 上がって来る人と譲りあいながら下ります。 -
所々脇に少し開けた場所も
そこから見える景色もいいですねぇ。 -
すり鉢の底のような姥ヶ平の周りに 紅葉した斜面がぐるりと。
-
振り返って茶臼岳。
ごつごつの岩と紅葉のコントラストが素敵。 -
真っ赤な葉っぱも近くで見られるように。
-
あと少しで下りきる、と言う手前には
灌木より高い木々の樹林帯が広がります。
まだ午前中の陽を葉が透かして秋色のステンドグラスに。 -
足元には苔の絨毯が広がるダケカンバの森を横目に。
-
イチオシ
視界が開けたその場所は 白砂と緑の下草が縁取った庭
まさに意図して作られた庭園のような美しさの姥ヶ平。 -
もみじも今が盛りともえる色合い。
-
姥ヶ平から見る紅葉時期の茶臼岳
この景色は 歩いてこないと見られない。
この景色を10年前に見てしまったから
山歩きが辛くてもやっぱり来てしまう。
私に山歩きの楽しさを気づかせてくれた景色。 -
そのまま ひょうたん池まで進みます。
ここに来るのが初めての弟にも
やはり私たちが良かったと思う景色は見て欲しいです。
ひょうたん池へは木道が設置されています。 -
木道からの茶臼岳も眺めつつ
狭い木道ですから向かいから来る人とは譲りあって。 -
もみじはキズも無く美しく染まっています。
-
歩いてきた中腹の道も見えます。
さっきはあそこから この辺りを眺めていたんだなぁ。 -
木道脇に赤い実をつけた アカミノイヌツゲ。
-
イチオシ
ひょうたん池に到着。
池手前にやや広くなったデッキがあります。
が、そこからだと池は良く見えません。
デッキから下りた池のほとりはとても狭く3人程しか入れないので
ここも1人戻ったら1人下りる、と 皆で譲りあって。
そして見られた 今年のこの景色。
風もバッチリ凪いで 逆さ茶臼岳がくっきり。 -
木道を戻り 再び姥ヶ平へ。
ちょうどベンチが空いたので お昼にします。
この景色を見ながらのランチ 最高じゃありませんか! -
30分程休んで 姥ヶ坂まで戻ります。
灌木帯の道からさっきまでいた姥ヶ平を見ると 高くなった陽に照らされ
紅葉の色は一番の輝きに。
ちょこっと出っ張った岩は梵天岩。
登る事が出来るとか出来ないとか・・・。どっち?? -
ガレ場を登り返します。
溶岩ドームの茶臼岳山頂あたりはラスボス感のある迫力。
あの岩の上には登れませんが。 -
姥ヶ坂分岐から 今日歩いてきたトラバース道を眺めます。
-
牛ヶ首まで来ました。
ロープウェイ山頂駅の方からは雲がどんどん湧いてきていました。
しかし、牛ヶ首あたりもほとんど風がありません。
ここも強風の通り抜けるので有名な場所。
近くにいた奥さんが
「牛ヶ首に風が無い!こんなの初めて!」と驚いている声も聞こえました。 -
日の出平方面きれいに色づいています。
陽が当たればもっと鮮やかに見えるのでしょうが・・・。 -
牛ヶ首で弟に 「ロープウェイ駅までどの位?」と聞かれ
ダンナは「ここからはほぼ平らだよ」私も「あと20分位じゃ?」
これは前回(10年まえだけど~)の印象で。
が、違っていました。
大きなアップダウンは無い物の一応30m位下がってあがって・・・ってのもありました~。
ほぼ水平だと思いこんでいると何気にその程度のアップダウンが萎える・・・。 -
そして山頂駅までは1.4キロ位 時間も40分位はかかりました・・・。
記憶っていい加減だったねぇ。 -
戻り道 茶臼岳東側に見える
南月山や日の出平方面の紅葉斜面は見頃のはずなのに
下からジャンジャン湧く雲に隠れてしまっています。 -
朝 茶臼岳へ向かった分岐まで来ると こんなにガスだらけで・・・。
途中で会ったお姉さんグループには
「牛ヶ首まで行けば 向こうは晴れて紅葉景色が見えますよ」って教えましたが
ロープウエイに乗って景色を見に来た程度の観光客には
40分歩かないと雲が晴れた景色は見られないっていうのは~~。
しばらく待った位じゃ晴れそうにないガスが恨めしかった
先週の栗駒岳と同じです。 -
たまに立ち止まって雲が切れないかなぁ と 待ってみたがダメでした。
ロープウェイ駅にハロウィン飾りのフォトスポットが。
いや、今日に関しては 紅葉真っ盛りの写真パネルの方がありがたかったかもよ・・・。 -
トイレを使い戻ると 次のロープウエイがすぐ来るようだったのでそのまま列に。
前はここの売店でアイスクリーム食べたけど、
今はアイスクリームやってなかったですね。
ロープウエイからの眺めはこんな~。良く見えない~。 -
真下の木々はそれなりに色づいていますが。
上はもっときれいかな?って 期待してあがって来たお客さんは気の毒だなぁ。
まぁ それが山の天気であるのです。 -
駐車場に戻ると道路脇にノコンギクが咲いていました。
白っぽいのと薄紫が混ざってきれい。 -
マユミの赤い実もたわわに。
-
駐車場からロープウエイの上を見ると益々ガスだらけに・・・。
やっぱ山は早朝から昼過ぎの方が お天気良い確率高しって事か。 -
14時前には登山終了となりましたので
前から行ってみたかった 那須インター近くの雑貨屋さんに寄ってみました。
元美術館だった建物を利用した 雑貨と家具のアウトレット店。
建物も面白そうで行ってみたかった。 -
同じお店の軽井沢店には行った事がありますが
ここは元美術館なので
建物がいくつもあり 渡り廊下で繋がっている。
なのでかなり広いです。 -
お庭には以前の彫刻作品らしいものも残っているし
買い物と一緒にそんなオブジェも楽しめる。
ダンナや弟は興味ないかなぁ?と思ったけど
弟も自宅用にクリスマスリースや飾り物を安い~と購入。
私も 時計やオーナメントを買いました。 -
普通の建物とは違って 元美術館なだけあって建物も不思議で面白かった。
今日は 早起きした甲斐もあり ガスを避けての紅葉景色を見られ
ぐるりと茶臼岳山頂から姥ヶ平まで楽しく歩けました。
10年ぶりの姥ヶ平の紅葉はやはりハイレベルに美しかった。
そして 10年前より長距離歩けた今回。
まだしばらくは頑張れるだろうか?
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