2023/02/06 - 2023/02/06
16位(同エリア433件中)
BTSさん
ご覧いただきありがとうございます。
昨年(2022年)、南紀(紀州)の郷土料理「めはり寿司」と「さんま寿司」を取材しましたが、また食べたくなったので今年も和歌山県と三重県へ3泊4日で行くことにしました。いつもの通り、路線バス・乗り鉄・ご当地グルメ・温泉を取材します。
<行程>
□初 日 松阪【泊:那智勝浦】
■二日目 潮岬・湯の峰温泉【泊:那智勝浦】
□三日目 入鹿温泉・湯ノ口温泉【泊:新宮】
□四日目 鳥羽
2日目前半は、紀伊勝浦駅から普通列車に乗りながら紀伊田辺駅を目指します。途中、串本駅で下車して本州最南端「潮岬(しおのみさき)」を観光します。
※表紙…本州最南端「潮岬(和歌山県 串本町)」
<関連旅行記>
■[秘境!路線バスの旅 和歌山&三重 初日:前編] 絶景!富士山を眺めながらの「居酒屋こだま」と美味!駅を眺めながらの「松阪牛すき焼き」
https://4travel.jp/travelogue/11918816
■[秘境!路線バスの旅 和歌山&三重 初日:後編] 本州で2番目に長~い路線バス「三重交通・松阪熊野線」と那智勝浦町「めはり寿司・鮪・鯨」
https://4travel.jp/travelogue/11920436
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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おはようございます。
ただ今の時刻は6時30分です。(5時前には起床しています)窓を開けると磯の香りが漂います。こんな目覚め方も悪くありませんね~ビジネスホテルブルーハーバー 宿・ホテル
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朝食は、昨日松阪駅(あら竹)で購入した「モー太郎寿司」をいただきます。
・あら竹
https://www.ekiben-aratake.com/ -
甘辛く煮た牛肉と酢飯が合いますね~これはウマい!ワサビがあれば尚ウマし!いくらでも食べれます。
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7時前にホテルを出ました。
勝浦漁港を歩きながら紀伊勝浦駅へ向かいます。ホテル前には遊覧船(紀の松島めぐり)やホテル浦島の送迎船の桟橋があります。 -
漁港らしさを一枚。
この真っ赤な網を見て「今夜は寿司かな~」と思った私です。単純すぎてゴメンなさい。(笑) -
昨夜も歩いたレトロなアーケード商店街「いざかた通り」を通り抜け駅へ向かいます。
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紀伊勝浦駅が見えてきました。
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紀伊勝浦駅前には商店街が2つあり、先ほど歩いた「いざかた通り」と「駅前本通り商店街(画像)」があります。かつて、どちらも賑わっていたそうです。※次のコマを参照
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※参考画像[前日撮影]
紀伊勝浦駅前にある二つの商店街。 -
発車時刻を確認します。(7:16発 紀伊田辺行に乗ります)改札口は2階にありますが地上部分に案内板があるのは便利です。
■紀伊勝浦駅
・1912年(大正元年)新宮鉄道の勝浦駅として開業。
・1934年(昭和9) 新宮鉄道を国有化、紀伊勝浦駅に改称。
・1977年(昭和52)駅舎改築。紀伊勝浦駅 駅
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その度に切符を買うのが面倒なので通しで購入してあります。「途中下車」の制度を利用します。(結果的には50円安くなりました)
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2004年(平成16)「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されたことを記念して跨線橋を那智大社のイメージに改築。白壁と赤い柱のコントラストが美しいですね。
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駅名標と駅構内を一枚。
単式ホームと島式ホームの2面3線。単式ホーム(1番線)は特急「南紀」や当駅始発の普通列車が折り返します。
かつて紀伊勝浦駅は東京からの寝台特急「紀伊」の終着駅でした。1968年(昭和43)に誕生し、1984年(昭和59)に廃止となりました。※1975年(昭和50)までは夜行急行 -
7:15 紀伊田辺行が到着しました。[227系1000番台]
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学生ラッシュかと思いきや、車内はガラガラです。
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7:16 紀伊勝浦駅を発車しました。
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紀伊勝浦駅から紀伊田辺駅まで90.3km、通しで乗ると2時間ほどですが、今回は串本駅で途中下車します。
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■紀伊勝浦 ~ 湯川駅間
海面には「気嵐(けあらし)」が僅かに発生しています。神秘的です。(早起きは三文の徳!)
【気嵐(けあらし)】
陸地の寒気が海や川に移動し、海水面の水蒸気を冷やすことによって、海と陸の極端な温度差が生まれ「気嵐」が発生します。別名「蒸気霧(じょうきぎり)」。 -
朝陽を浴びる湯川駅、海岸沿いにあり後方を眺める景色は何とも言えません。
■湯川駅[島式ホーム1面2線]
・1935年(昭和10)開業。
・1968年(昭和43)駅舎改築竣工。
・1985年(昭和60)無人駅。湯川駅 駅
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太地(たいじ)駅に着きました。
太地町(東牟婁郡:ひがしむろぐん)は、捕鯨の町として知られており、1606年(慶長11年)から操業しています。
■太地駅[単式ホーム1面1線]
・1935年(昭和10)開業。
・1985年(昭和60)無人駅。
・2021年(令和3) 防災複合施設の備えた新駅舎が完成。太地駅 駅
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壁面にはクジラやイルカが描かれています。(1996年:平成8年に完成)いつか途中下車して取材したいですね。※次のコマを参照
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★思い出の一枚[2016.4.18撮影]
和歌山市生まれのイラストレーター溝端秀章氏が「太地町に暮らす海の生きものたち」を描いています。
<関連旅行記>
■乗り鉄中毒の猛威!紀伊半島から能登半島縦断 5泊6日の旅 ④ (2日目・後編) 『紀伊半島縦断が一周に変更…鉄分の過剰摂取?【特急くろしお22号】』
https://4travel.jp/travelogue/11125411 -
下里駅に着きました。
駅舎は開業当初(1935年:昭和10年)のものです。
■下里駅[相対式ホーム2面2線]
・1935年(昭和10)開業。
・1985年(昭和60)無人駅。下里駅 駅
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下里駅を発車しました。
-
イチオシ
■下里 ~ 紀伊浦神駅間
絶景!白浜の玉ノ浦海水浴場。(遠浅で超穴場の海水浴場らしいです) -
■下里 ~ 紀伊浦神駅間
海岸線に沿って走る紀勢本線。この区間は前方または後方から眺めるべし。(笑) -
■下里 ~ 紀伊浦神駅間
浦上漁港を一枚。 -
紀伊浦神駅で新宮行と行き違いです。
■紀伊浦神駅[島式ホーム1面2線]
・1936年(昭和11)開業。
・1985年(昭和60)無人駅。
駅舎は開業当初のものと思われます。駅舎内は地元の子どもたちより青空や虹が描かれているそうです。紀伊浦神駅 駅
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イチオシ
■紀伊浦神 ~ 紀伊田原駅間
旅行記作成時に知った「田原湿地(熊野古道 大辺路)」、枯草に霜が降りており神秘的です。
【田原湿地】
「日本の重要湿地500」に選定。希少な植物が多く生育しています。 -
紀伊田原駅に着きました。
■紀伊田原駅[単式ホーム・島式ホームの2面3線]
・1936年(昭和11)開業。
・1985年(昭和60)無人駅。
駅舎は開業当初のものと思われます。紀伊田原駅 駅
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紀伊田原駅を発車しました。
上りホーム(新宮方面)は島式ホーム2面2線(画像左)となっていますが、ホームの幅がメチャ狭くなっています。 -
イチオシ
■紀伊田原~ 古座駅間
絶景!海面上の岩の並びがいいですね~まるで串本町の「橋杭岩(はしぐいいわ:国の天然記念物)」を遠くから眺めているような錯覚になります。ホンモノの「橋杭岩」は串本駅手前で見ることができます。(あと10km先でしょうか) -
■紀伊田原~ 古座駅間
偶然に撮影した「石切岩」、この岩にまつわる悲しい民話が残っています。(涙)
【石切岩】
室町時代、田原沖合戦で敗れた足利尊氏配下の石堂義慶の家来「平九郎」が、落ち武者となり、家族でここ津荷にたどり着いた。しかし、家族で住むと落ち武者と見破られるため、息子の源九郎は漁師に預け、娘は自分が育てたという。
自分たちが兄妹だと知らなかった源九郎と娘は、成長して恋仲になってしまった。平九郎は、まずいと思いながらも、自分が死ぬとき娘に源九郎とは兄妹であることを告げた。
事実を知った娘と源九郎は、兄妹であれば結婚することはできないので、石切岩のあるずっと沖にある島で二人で命をたったという。その後、島の周りに二人の亡霊がでるというので、石切岩に供養の地蔵様をつくったという。(現在は地蔵は残っていません) -
■紀伊田原~ 古座駅間
曲線の古座川橋梁を通過します。この橋梁は撮り鉄スポットとして知られています。 -
イチオシ
■紀伊田原~ 古座駅間
古座川橋梁から上流を一枚。
【古座川】
全流域で透明度の高い河川で、環境省の環境基準AA類型(※)に分類されています。流域は見所満載で、国の天然記念物である「一枚岩」や「滝の拝」などがあります。桜が咲くころにレンタサイクルで取材したいですね。
※環境基準「AA類型」
ろ過等による簡易な浄水操作を行うもの。(水道水)
・古座川町観光協会
https://kozagawakanko.jp/ -
※参考画像[Google]
■古座川橋梁
橋長:263m 1936年(昭和11)竣工。 -
古座駅に着きました。
個人的に「古座(こざ)」って良い響きで気に入っています。いつか取材したいですね~
■古座駅[島式ホーム1面2線]
・1936年(昭和11)開業。
・1985年(昭和60)無人駅。
・2002年(平成14)駅舎を改築。
・2021年(令和3) 乗車券委託販売(簡易委託)を廃止。再び無人駅。古座駅 駅
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古座駅を発車しました。
遠ざかって行く駅舎(右奥:白壁に緑色の屋根)を眺めます。 -
紀伊姫駅に着きました。
可愛らしい駅名です。
■紀伊姫駅[単式ホーム1線]
・1936年(昭和11)開業。※開業当初から無人駅紀伊姫駅 駅
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紀伊姫駅を発車しました。
秘境駅のようなホームを挟み、左側は田園地帯、右側は民家で、長閑な風景です。直線区間なので特急「くろしお」は100km/h前後で通過することでしょう。 -
■紀伊姫 ~ 串本駅間
♪次は~串本です!
見えてきました~国の名勝・国の天然記念物「橋杭岩(はしぐいいわ)」。逆光を上手く使って岩のシルエットを撮影してみました。(←たまたまです)
【橋杭岩】
大小約40の岩が、850mもの長きにわたって一列に連続してそそり立っています。直線上に岩が立ち並ぶ姿が橋の杭のように見えることから橋杭岩と呼ばれています。 -
7:53 串本駅に着きました。(紀伊勝浦駅から37分)滞在時間は3時間弱です。
串本駅 駅
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串本駅は本州最南端の駅です。
■串本駅[単式ホームと島式ホームの2面3線]
・1936年(昭和11)開業。
・1979年(昭和54)現在の駅舎が竣工。 -
改札窓口で途中下車印を押してもらいます。
・途中下車[JR東日本]
https://www.jreast.co.jp/kippu/05.html -
2021年(令和3)みどりの窓口が廃止となり改札口付近は寂しい感じです。(改札窓口の左脇にありました)
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1979年(昭和54)に建替えられた駅舎を一枚。左側の青い建物(かつては白色でした)に待合室や改札口があります。
バスの発車時刻まで40分ほどあるので「串本町(南紀)名物」を買いに行きます。 -
串本駅から220m(徒歩4分)、国道42号線にある「うすかわ饅頭儀平 本店」に来ました。創業は1893年(明治26)の老舗和菓子店です。午前7時から営業しているのは嬉しいですね。
■うすかわ饅頭儀平
<ホームページ>
https://gihei.com/
<食べログ>
https://tabelog.com/wakayama/A3005/A300503/30000151/うすかわ饅頭儀平 本店 グルメ・レストラン
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6個入り(当時900円)を購入します。
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駅待合室でいただきます。
餡子は、こし餡で、舌触りが良く、粘り(ねっとり感)があり、甘さ控えめです。皮は、モチモチ、フワフワ感があり、いくらでも食べれそうな饅頭です。これはウマい!上品かつ歴史を感じる饅頭は、冷酒(辛口)や白ワイン(辛口)にも合いそう!今日中に完食することでしょう。(笑) -
駅前からコミュニティバスで移動します。
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ラッキー!
串本町コミュニティバスは期間限定(2023.1.1 ~ 3.31)で運賃が「無料」となっています。※参考までに一乗車「200円(均一)」です -
バスが到着しました。
コミュニティバスの代表格「日野ポンチョ」ですね。 -
運賃無料でも車内はガラガラです。
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串本町コミュニティバス「潮岬・出雲線」は循環式で、潮岬回り(内回り)と出雲回り(外回り)があります。私が乗車したのは「出雲回り(外回り)」です。かつては熊野交通(現・熊野御坊南海バス)が運行していました。(2015年に串本町へ転換)
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透明度の高い海です。
時間があれば紀伊大島も行きたかったですね~(コミュニティバス有)※次のコマを参照 -
■紀伊大島
和歌山県で最大の島。1999年(平成11)に「くしもと大橋」が開通。
【エルトゥールル号遭難事故】
1890年(明治23)オスマン海軍少将一行(現・トルコ共和国)を乗せた「エルトゥールル号」は横浜港を出港、翌日台風により大島(樫野崎)で座礁。島民は不眠不休で生存者の救助、介護、また殉難者の遺体捜索、引き上げにあたった。日本の海難史上初の大規模な外国船の海難事故は、生存者69名・犠牲者587名。
エルトゥールル号遭難事故から95年後の1985年(昭和60)にイラン・イラク戦争の中、テヘラン(イラン)に取り残された日本人215名をトルコ共和国から駆けつけた救援機2機で無事に脱出することに成功。まさにトルコ共和国の恩返し(トルコは海の恩を、空で返した)でした。 -
長閑な出雲漁港を一枚。
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イチオシ
8:48 潮岬観光センターに着きました。(串本駅から20分)滞在時間は1時間10分です。
昭和レトロが漂う建物(タワーも含む)は、1960年(昭和35)に竣工。熊野御坊南海バスのグループ会社が運営しています。タワーの高さ37m(中間階は不使用)で、入場(有料)すると串本町観光協会が発行している『本州最南端訪問証明書』を受け取ることが出来ます。また併設するレストラン(左側)では「近大本マグロ」を使ったメニューなどがあります。
・潮岬観光センター
https://kumanokanko.nankai-nanki.jp/shionomisaki/ -
イチオシ
本州最南端の石碑を一枚。
緩やかに弧を描いた太平洋をボーっと眺めます。(癒されます)
■潮岬(しおのみさき)
かつて海軍の望楼(物見櫓)でした。 -
記念に一枚。
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芝が焼かれていますね~
調べてみると、一週間前に「本州最南端の火祭り・潮岬棒望楼の芝焼き」が行われました。
■潮岬棒望楼の芝焼き(毎年1月最終土曜日)
約10万平方メートルの芝生を焼き尽くす炎を撮影に、毎年多くのアマチュアカメラマンが訪れるそうです。この行事には、枯れた芝を焼くことで害虫を駆除し新芽の育成を促すという目的があります。 -
さて、本州最南端の喫煙所で一休みです。(笑)
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潮岬を眺めながら「うすかわ饅頭」をいただきます。
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こちらは本州最南端の郵便ポスト。
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バス停と潮岬を一枚。
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9:57 串本駅方面行が到着します。(期間限定で運賃無料)
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車内は地元のお爺ちゃん・お婆ちゃんで満席に近い状態です。
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10:16 串本駅に着きました。(潮岬から19分)乗換え時間が30分弱あるので買い物をします。
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串本駅から200m、和歌山県を中心に近畿・東海地方で展開するチェーンストア「オークワ・串本店」にお邪魔します。
・オークワ
https://www.okuwa.net/ -
次の目的地・紀伊田辺駅では乗換え時間が40分弱、飲食店でのランチは忙しないので、オークワで私の大好物である南紀名物「めはり寿司(328円)」と「さんま寿司(509円)」を購入しました。(めはり寿司は昨夜もいただいています)
開店後なので数多く(合わせて100パックほど)並べられていました。きっと夕方には売切れることでしょう。以前、オークワ新宮駅前店に夕方お邪魔した時は最後の1パックでした。(もちろんゲット!) -
串本駅で知った運休情報、行程が3日ずれていたらアウトでした~
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駅構内を一枚。
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紀勢本線・串本~紀伊田辺駅間の普通列車は運行本数が少なく概ね2~3時間間隔です。(乗り遅れたら大変です)
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普通・紀伊田辺行が2両編成[227系1000番台]で到着します。
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9:57 紀伊田辺駅を発車しました。
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■串本 ~ 紀伊有田駅間
この後、紀勢本線は山間部に入ります。
<ウラ話>
計画段階では海岸線(国道42号線)に沿って走る串本町コミュニティバス・和深線(串本駅 ~ 和深駅)も良いかなと思いましたがJR紀勢本線との接続が悪いためボツになりました。 -
紀伊有田駅に着きました。
■紀伊有田駅[島式ホーム1面2線]
・1940年(昭和15)開業。
・1985年(昭和60)無人駅。紀伊有田駅 駅
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あまり手が加えられていない駅舎。このレトロ感が堪りません。駅舎は開業当初(1940年:昭和15年)のもです。
待合室を含めた壁面や床には、画家まつお氏が海・山などの自然やサンゴ・サカナ・フクロウなど生き物を5年かけて描きました。2021年(令和3)には、串本西小学校の4年~6年の生徒が制作に参加しています。 -
紀伊有田駅を発車しました。
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田並駅では特急「くろしお1号・新宮行」と行き違いします。[287系 パンダ編成]
■田並駅[島式ホーム1面2線]
・1940年(昭和15)開業。
・1985年(昭和60)無人駅。
・2020年(令和2) 駅舎改築。田並駅 駅
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田子(たこ)駅に着きました。
■田子駅[単式ホーム1面1線]
・1954年(昭和29)開業。
・1959年(昭和34)現在の駅舎が完成。
・1985年(昭和60)無人駅。田子駅 駅
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田子駅を発車しました。
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和深(わぶか)駅に着きました。
ホームからは和深海岸を眺めることができます。
■和深駅[相対式ホーム2面2線]
・1940年(昭和15)開業。
・1985年(昭和60)無人駅。
・2020年(令和2) 駅舎を建替え。和深駅 駅
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こらっ!
列車から降りた乗客(地元民と思われます)が無断で線路を横断しています。※鉄道営業法・第37条「鉄道地内にみだりに立ち入る行為」に抵触します。
調べてみると、和深駅には構内踏切や跨線橋(老朽化のため撤去)が無いため反対側のホーム(駅舎側)に行く場合は30段ほどの階段を降り一旦道路に出ます。そして紀勢本線下にあるトンネルを歩き駅舎側へ向かいます。その距離120m、少し遠回りですが、ルールを守っていただきたいです。
このオッサンには「急がば回れ」を教えてあげたいですね~(笑) -
和深駅を発車しました。
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江住駅に着きました。
■江住駅[島式ホーム1面2線]
・1938年(昭和13)開業。
・1985年(昭和60)無人駅。江住駅 駅
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開業当初の駅舎と思われます。
待合室には駅利用者が無人の駅舎内で待ち時間を楽しく過ごせるよう地元老人会の方々が詠んだ俳句を展示してあります。 -
江住駅を発車しました。
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■江住 ~ 見老津(みろづ)駅間
眼下の見老津漁港を一枚。夏には花火大会が開催されるようです。 -
■江住 ~ 見老津(みろづ)駅間
間もなく見老津駅です。海岸にはポツンと一軒家があります。 -
見老津(みろづ)駅に着きました。
■見老津駅[島式ホーム1面2線]
・1938年(昭和13)開業。
・1985年(昭和60)無人駅化。
駅舎は開業当初(1938年:昭和13)のものです。見老津駅 駅
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見老津駅を発車しました。
ホームは崖を切り出した小高い場所にあるため眺めが良いですね~ -
■見老津 ~ 双子山信号場
眼下にはゴツゴツした岩群が現れます。 -
山間部にある双子山信号場を通過します。
■双子山信号場
・1965年(昭和40)開業。
・2021年(令和3) ダイヤ改正に伴い行き違いが無くなる。 -
■双子山信号場 ~ 周参見(すさみ)駅間
穏やかな太平洋を一枚。 -
周参見(すさみ)駅に着きました。
■周参見駅[単式ホームと島式ホームの2面3線]
・1936年(昭和11)開業。
・2001年(平成13)現在の駅舎が竣工。※すさみ町民コミュニティープラザとの合築
・2021年(令和3) 無人駅。
■周参見町のユニークな企画(※現在は行っていません)
「寒さ料お返ししますキャンペーン」
2020年(令和2)2月1日~29日、対象の宿泊施設に宿泊し、翌日の周参見駅①番線に設置してある温度計が「1℃未満」の場合は、次回の宿泊料金(1泊2食付)が半額になる宿泊利用券がもらえる企画でした。1℃未満に下がった日が発生したのかは不明です。参考までに前年の2019年(令和元年)にも企画していますが、1℃未満はありませんでした。(笑)周参見駅 駅
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周参見駅を発車しました。
3番線には普通・串本行が停車しています。(2番線は使用停止) -
■周参見駅 ~ 紀伊日置(きいひき)駅間
日置川橋梁を通過します。通過音が堪りませんね~(笑)この橋梁も撮り鉄スポットのようです。 -
■周参見駅 ~ 紀伊日置(きいひき)駅間
上流を一枚。「紀伊半島最後の清流」とまで讃えられ、旧町名にもなった日置川。数キロ先の上流には熊野古道大辺路で唯一の舟で渡る「安居の渡し」があります。
・南紀エリア観光情報
http://www.wakayama-nanki.jp/areaguide/hikigawa/index.html -
※参考画像[Google]
橋長:不明 1936年(昭和11年)。 -
紀伊日置(きいひき)駅に着きました。私は駅名の日置を「ひき」とは読めませんでした。
■紀伊日置駅[相対式ホーム2面2線]
・1936年(昭和11)開業。
・1969年(昭和44)ディーゼル機関車が脱線、7m下の水田に落ちて転覆する事故が発生。客車は機関車から切り離されたことで非常ブレーキが動作し、難を逃れました。
・1985年(昭和60)無人駅。
駅舎は開業当初(1936年:昭和11年)のものです。紀伊日置駅 駅
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ホーム待合室には、関西大学 第一中学校(大阪府 吹田市)の生徒さんが描いた日置川の四季を設置してあります。(2014年設置)毎年2年生が自然学習で訪れるそうです。
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日置川駅を発車しました。
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椿駅に着きました。
■椿駅[単式ホームと島式ホームの2面3線]
・1935年(昭和10)紀伊椿駅として開業。
・1965年(昭和40)椿駅に改称。
・1985年(昭和60)簡易委託駅。
・2003年(平成15)無人駅。
駅舎は開業当初(1335年:昭和10)ものと思われます。駅舎入口に設置されている駅名看板には椿の花が描かれており、駅舎周辺には椿の木が植えられています。まさに駅名通り「椿づくし」の駅です。椿駅 駅
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ホーム待合室には手作り感が漂うウェルカムボードが設置してあります。地元の子どもたちが作成したのでしょうか。椿温泉は海岸沿いにあり、駅からは約2km歩きます。
■椿温泉
椿温泉は「白浜温泉の奥座敷」と呼ばれており、ひっそりとした温泉地。シラサギが当地のお湯に浸かったところ、足の傷が癒えたとのことで、『紀伊続風土記(天保10年)』に名湯として紹介された歴史ある温泉です。
・椿温泉観光協会
https://tubakionsen.com/ -
椿駅を発車しました。
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紀伊富田(とんだ)駅に着きました。
■紀伊富田駅[相対式ホーム2面2線]
・1933年(昭和8) 開業。
・1985年(昭和60)無人駅。
・2002年(平成14年)新駅舎竣工。(介護予防拠点施設・紀伊富田みのり館との合築)紀伊富田駅 駅
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紀伊富田駅を発車しました。
駅舎(画像左)は、瓦葺となっています。 -
♪次は~白浜です。
留置線には特急「くろしお(289系)」が次の出番を待っています。(概ね2本に1本の割合で白浜駅始発) -
11:52 白浜駅に着きました。(串本駅から1時間8分)当駅で特急「くろしお5号・新宮行」と行き違いのため8分間停車します。もちろん、じっとしている私ではありません。ホームへ降りて取材します。(笑)
白浜駅 駅
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駅名標と改札口を一枚。
アドベンチャーワールドの最寄り駅だけあって駅構内はジャイアントパンダ一色です。
■白浜駅[単式ホームと島式ホームの2面4線]※単式ホームの大阪寄りには切欠きのホーム(0番)があります。
・1933年(昭和8) 白浜口駅として開業。
・1965年(昭和40)白浜駅に改称。
・1985年(昭和60)現在の駅舎に改築。 -
改札口(ラッチ内)にはウェルカムボードを持ったパンダ駅長をはじめ沢山のぬいぐるみ達が出迎えてくれます。
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12:00 白浜駅を発車しました。
0番線(画像右)には「オーシャンアロー」の愛称が付いている特急「くろしお(283系)」が停車しています。かつて2度この車両を取材しています。
<関連旅行記>
■乗り鉄中毒の猛威!紀伊半島から能登半島縦断 5泊6日の旅 ④ (2日目・後編) 『紀伊半島縦断が一周に変更…鉄分の過剰摂取?【特急くろしお22号】』
https://4travel.jp/travelogue/11125411
■大阪鶴橋と紀伊半島一周乗り鉄の旅(2014)
https://4travel.jp/travelogue/10963394 -
朝来(あっそ)駅に着きました。
難読駅名ですね~私は「あっそ」とは読めませんでした~ダジャレに使える駅名ですね。「あっそう~」(笑)
■朝来駅[島式ホーム1面2線]
・1933年(昭和8) 開業。
・1948年(昭和23)戦災のため、駅舎を改築。
・1986年(昭和61)無人駅。朝来駅 駅
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レトロな駅舎は1948年(昭和23)に改築したものと思われます。無人駅ですが、社会福祉法人のデイサービスセンターとして利用されています。
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朝来駅を発車しました。
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紀伊新庄駅に着きました。
■紀伊新庄駅[相対式ホーム2面2線]
・1933年(昭和8) 開業。
・1985年(昭和60)無人駅。紀伊新庄駅 駅
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紀伊新庄駅を発車しました。
歩道橋近くにある駅舎(画像右)は、開業当初のものと思われます。
♪ご乗車ありがとうございました。
♪次は~終点紀伊田辺です。 -
12:13 紀伊田辺駅に着きました。(串本駅から1時間29分)
当駅から和歌山方面の普通列車は概ね1時間に1本の運転間隔となります。いつか、紀勢本線(紀伊田辺 ~ 和歌山)に乗りながら有田鉄道(廃線)・紀州鉄道・和歌山電鐵を取材したいですね~※駅名標を撮るのを忘れました(汗)紀伊田辺駅 駅
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先ほど途中下車した串本駅に比べると、みどりの窓口もあり、活気をかんじるでしょうか。
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2019年(令和元年)にリニューアルした駅舎を一枚。
開業当初(1932年:昭和7年)の洋風駅舎の屋根部分をモチーフにリニューアルされているようです。
■紀伊田辺駅[単式ホームと島式ホームの計2面3線]
・1932年(昭和7) 開業。
・1945年(昭和20)艦載機による駅攻撃。(機関車7両損傷)
・2019年(令和元年)駅舎のリニューアル。 -
弁慶(武蔵坊弁慶)にご挨拶します。
■武蔵坊弁慶
源義経に仕えた伝説の豪傑・武蔵坊弁慶。生誕の地とされる場所は全国各地にありますが、熊野別当の嫡子であるという説や産湯の釜、産湯の井戸、弁慶の腰掛石といった幼少期にまつわる史跡が多く残ることから田辺が生誕の地として有力視されています。 -
駅前通りを一枚。
高い建物が少なく昭和チックな雰囲気が残ります。 -
駅前の広場でランチタイムです。
飲食店でランチをしたかったのですが、待ち合わせ(乗換え)時間が37分しかないので、オークワ串本店で、私の大好物「めはり寿司(328円)」と「さんま寿司(509円)」を事前購入しておきました。 -
イチオシ
芸術品!綺麗に包んである高菜は食べるのが勿体ないような…
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ご飯は醤油ベースで味付けしてあり、具は高菜を細かく刻んであります。高菜の食感と味付けご飯が合うこと…遠足でおにぎりを食べているような感覚で、いつも以上に美味しいですね。(駅前なので、ちょっと恥ずかしいですが…)
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イチオシ
ピカッと銀色に光るさんま寿司。これだけで熱燗2合は飲めそうです。(笑)
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脂の乗りが控えめなサンマと酢を控えめなシャリとの相性は絶品。このままでも美味しいのですが、醤油をたらすと更に美味しさが広がります。
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ランチを済ませ、午後の取材に入ります。
この後、バス(龍神自動車)で湯の峰温泉へ向かいます。
ご覧いただきありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- Tagucyanさん 2024/10/03 18:59:03
- こちらも電車に乗って景色を見ている気分
- BTSさま
こんばんは
勝浦温泉の様子、行ったことがあるので思い出しました。私たちが泊まったホテル中の島に渡る桟橋も変わってないですねえ。島全体が1つのホテルというのもなかなかなものでした。
あのあたりの紀勢本線も景色がよくて、また各駅ともいい駅が揃っていますね。駅舎を撮ったり、線路を撮ったり、あちこち移動しながら写真を撮っていた様子がうかがえますが、おかげでこちらも乗っている気分になりました。
あの区間、普通電車は国鉄末期のころからロングシートの電車ばっかりなんですよね。せっかくの景色がいい区間なんですが… まあ、主に利用している地元の方にとってはどっちでもいいんでしょうけどね。
潮岬に行くバス、いつのまにかコミュニティーバスになっていたんですね。それも期間限定で無料! いい時に行きましたね。通常料金の200円でも十分安いですが。
乗り換え時間に地元のスーパーですかさず買われためはり寿司とさんま寿司もおいしそう。お腹が空いているときに見るもんじゃないですね(笑)
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Tagucyan
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