2024/04/05 - 2024/04/06
26位(同エリア327件中)
葵さん
この旅行記のスケジュール
2024/04/06
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美保湾展望台
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4月最初の週末、西日本の方から続々と桜の便りが聞こえてきている中、桜を求めて鳥取県を東から西へと横断していく旅へ。
旅の2日目、お昼前に「倉吉」を出発してさらに西へと車を走らせ、その途中、山陰の名峰・大山の麓に鎮座する「名和神社」へ寄り道しつつ、鳥取県西部の中心都市である「米子」まで移動してきました。
今回の旅の締めとなるスポットは、標高約90メートルの湊山に築かれた「米子城」で、当時の石垣群が今も残り、山頂の「天守台」からは360度のパノラマを楽しめるという、山陰屈指の規模を誇る城跡です。
実際に登城してみると、想像以上に立派な石垣が残っており、また、山頂の「天守台」からの眺望と桜のコラボはまさに絶景で、坂道を上っていくのが大変ではあるものの、その労力に見合うだけの魅力ある城跡でした。
今回の旅は、昨日の朝イチに鳥取県東部の「鳥取砂丘コナン空港」に降り立ち、この日の夕方に県西部の「米子鬼太郎空港」から帰路につくまでの間、文字通り鳥取県を横断しながら桜の名所を巡る旅となり、殆どのスポットで桜も満開の咲きっぷりで、弾丸ながらも満足度の高い旅となりました♪
〔桜を求めて鳥取県を横断する旅(2024年4月)〕
●1日目①:久松公園(日本さくら名所100選)/鳥取城跡(日本100名城)
https://4travel.jp/travelogue/11895532
●1日目②:宇倍神社(因幡国一之宮)/鹿野城跡公園
https://4travel.jp/travelogue/11900495
●1日目③:倭文神社(伯耆国一之宮)/三朝温泉(日本百名湯)
https://4travel.jp/travelogue/11907008
●2日目①:打吹公園(日本さくら名所100選)/打吹玉川(重伝建地区)
https://4travel.jp/travelogue/11909092
●2日目②:名和神社/米子城跡(続日本100名城)【この旅行記】
〔続日本100名城登城記(中国・四国エリア)〕
●大内氏館・高嶺城 (周防国):https://4travel.jp/travelogue/11624310
●河後森城(伊予国):https://4travel.jp/travelogue/11652466
●岡豊城(土佐国):https://4travel.jp/travelogue/11548589
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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●名和神社
鳥取県中部に位置する「倉吉」での観光を終えて、さらに鳥取県の西部へと向かう途中、大山の麓に鎮座する「名和神社」へちょっとだけ寄り道していきます。名和神社 寺・神社・教会
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神社の鳥居を抜けると、一直線に延びる参道の左右が桜に包まれていて、まさに春爛漫といった雰囲気に♪
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桜をアップにしてみると、こちらもちょうど満開のよう!
たまたま桜の開花情報をまとめたHPを見てたら、こちらも桜の名所として載っていたので、急遽寄ってみることにしました。 -
そのまま参道を歩いていき、しだれ桜が彩る「神門」の前へ。
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しだれ桜の方も、アップにして1枚いっときましょう。
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そして「神門」を抜けた奥には、厳かな佇まいの「拝殿」が。
鎌倉時代末期、隠岐国へ配流された後醍醐天皇が島から脱出した後、ここ伯耆国「船上山」へ迎えて守護し、建武の忠臣とされた武将・名和長年をはじめとする一族郎党42名を祀っています。 -
社殿には、後醍醐天皇から賜ったとされる、名和氏の家紋「帆掛船」が描かれてますね~。
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イチオシ
(急遽行程に入れ込んだため)こんな感じでサクッと「名和神社」への参拝を終えて、ここからさらに西へと車を走らせていきます。
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●米子市役所旧館(山陰歴史館)
そして、鳥取県西部の中心都市「米子」へ13時過ぎに到着。
ここ「米子」がこの旅における最後の目的地で、ここから時間の許す限り市内を観光していくことに。
とりあえず市内中心部に位置する米子市役所の駐車場へ車を止め、まずは市役所の旧舘で現在は「山陰歴史館」となっている建物へ向かいます。米子市役所旧館(山陰歴史館) 美術館・博物館
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館内の常設展示フロアには、その名前のとおり、「米子城」に関する資料や鉄道の街として栄えた当時の資料などが展示されています。
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あまり時間も無かったのでサクサクッと見学しつつ、これから向かう「米子城」の「続日本100名城」スタンプを押印。
なお、現在、米子城跡天守台東屋のスタンプ設置は取りやめとなっており、ここ「山陰歴史館」でしか押印できないようです。 -
●米子城跡
「山陰歴史館」を出発して、しばらく市内を歩いていくと、交差点の向こう側に小高い山が見えてきました。
ここが今回の旅のラスボス(笑)である「米子城跡」で、山頂部分に見えるあの石垣まで登っていこうという趣向です! -
「米子城」は、戦国時代末期の1591年頃に毛利一族の吉川広家が築城したのが始まりとされ、1600年の関ケ原の戦いの後、伯耆国18万石の大名として中村一忠が封じられ、1602年頃に完成したそうです。
標高約90メートルの湊山の山頂付近に「本丸跡」、山麓には「二の丸跡」と「三の丸跡」が設けられ、山陰地方でも有数の規模を誇るお城です。 -
●米子城跡(二の丸跡)
ということで、今も石垣が残る「二の丸跡」から、1番高いところにある「本丸跡」の天守台を目指して登城していきましょう!
ちなみに隣の「三の丸広場」に駐車場も併設されてますが、桜の季節ということもあってか常に満車状態で、この時期は市役所駐車場に車を止めて歩いてくるのもありかと。 -
石垣の間を抜けたすぐのところに、城下にあった「小原家長屋門」が移築されています。
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「二の丸跡」をしばらく道なりに進んでいくと、天守台のある山頂へと続く登り口があり、ここからは急な坂道となります。。。
ちなみに案内板には、登り口から天守台まで徒歩20分と書かれてました。 -
息をゼイゼイさせながら坂道を上っていくと、「本丸跡」とその反対側に位置する「内膳丸跡」へと続く分かれ道となり、まずは「本丸跡」へと向かいましょう。
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●米子城跡(本丸跡)
さらに坂道を進むと途中から視界が開け、目の前に「本丸跡」を守る「番所跡」の石垣が見えてきました。
ここからがお城の「本丸跡」のエリアになります。 -
「番所跡」の石垣の端まで行って眼下を眺めてみると、かなりの高さまで上ってきたことが実感できますね~。
ちなみに、手前側の草で見えなくなっているあたりが「二の丸跡」で、その外側に広がる芝生のエリアが「三の丸跡」にあたります。 -
イチオシ
そして振り返ると、何重にも積み上げられた美しい石垣が♪
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石垣のすぐ近くから見上げてみると一層迫力があり、一番奥の石垣の上に「米子城」の天守があったそうです。
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ちょっと離れたところから「番所跡」を見るとこんな感じで、城の東側に突き出すようにある平坦部に番所が配置されていたそうです。
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さっきから目を引きますが、「本丸跡」のあちらこちらにたくさんの桜が植えられていて、先ほど訪れた「名和神社」と同様に満開のよう♪
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さらに「本丸跡」の南東側には高石垣が見事に積み上がっていて、この上には、吉川広家が建てた初代の天守である「四重櫓」が設けられていたそうで、ここから狙われたら完全にアウトですな。。。
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そして最終防衛ラインである「鉄御門跡」を抜けて、ついに「天守台」がある頂上エリアへと入っていきます。
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「鉄御門跡」を上り切ったあたりでふと振り返ると、咲き誇る桜とともに、遠く「大山」の山並みも!
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イチオシ
さらに立ち位置を調整しつつ望遠を効かせ、鳥取県のみならず山陰地方の名山とのコラボを♪
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●米子城跡(天守台)
そしてついに、標高約90メートルの湊山の山頂部へ到着すると、その東側には先ほど見上げた「天守台」の石垣が残されており、当時はここに4重5層の天守が建っていたそうです。米子城跡 (湊山公園) 公園・植物園
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その「天守台」へ上がってみると、城跡の向こう側に「米子」の町並みが広がっていて、遮るもののない眺望が楽しめます!
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北側の方へ回り込んでいくと、桜の向こう側に、標高52メートルの丸山に築かれた「内膳丸」と呼ばれる郭も見えます。
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城跡西側のすぐ近くにまで「中海」が迫っており、360度の眺望にいいアクセントを加えてますな。
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はい、こちら側でも望遠にして桜と「中海」とのコラボを♪
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「天守台」には礎石だけが残り、当時の建物はすべて破却されてしまってますが、桜が満開でお天気の良い休日ということもあってか、この絶景を楽しむために、けっこうな数の観光客がここまで登ってきてました。
なお、小さな東屋があるくらいで基本陽を遮るものはなく、また自販機も当然ないので、飲み物は事前に確保しておくとよいかと思います。 -
こんな感じで景色を堪能したところで、さらに「本丸跡」の西側に「水手郭」の方へと向かうと、郭全体が桜に包み込まれますね。。。
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郭の出入口にあたる「水手御門跡」からは、先程眺めた「中海」の方へと遊歩道が続いてますが、車を置いた市役所とは反対側に出ちゃうので、ここでUターン。
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で、「本丸跡」中央部の石垣に沿うように続く小道を歩いていきますが、道の左側は切り立った崖なので気をつけないと。。。
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それにしても、当時の建物は残っていないとはいえ、「本丸跡」に残る様々な種類の石垣は見応えがありますね~。
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そのまま「本丸跡」をぐるっと回って「番所跡」へと戻り、再び上ってきた道を下っていき、最後に「内膳丸」の方にも行ってみることに。
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その途中、山の尾根沿いに、全国の城跡でも希少な「登り石垣」が残っているとのことですが、パッと見だと分かりづらいな。。。
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●米子城跡(内膳丸跡)
そして最後に、先ほど「天守台」からも眺めた「内膳丸跡」にも足を延ばしてみると、2段に配置された「一の段郭」と「二の段郭」から構成され、その一部に石垣も残されているようです。 -
奥の方の郭に行ってみるものの特段目を引くものもなく、東屋がありますが周囲の木々で眺望も望めないと思われるので、ここで引き返すことに。
先ほどの「本丸跡」と比べると全体的に雑然とした感じで、今後の整備に期待ってところでしょうか。 -
イチオシ
振り返ると、「本丸跡」の高石垣と桜のコラボの絵が♪
これで「米子城跡」の主要部分は踏破でき、もう思い残すこともないので、ここから「二の丸跡」へと下城していきます。 -
●米子城跡(三の丸番所)
再び山麓エリアへと戻り、「二の丸跡」のすぐ東側の「三の丸広場」には、今年の3月に「三の丸番所」がオープンし、トイレやガイダンス機能を付設した休憩所があるので、ここでちょっとひと休み。
あまり下調べせず何げなく立ち寄った「米子城跡」でしたが、想像以上に立派な石垣が残っており、また、山頂の「天守台」からの眺望と桜のコラボはまさに絶景で、坂道を上っていくのが大変ではあるものの、その労力に見合うだけの魅力ある城跡でした。 -
●美保湾展望台
「米子城跡」の登城を満喫したところで、そろそろ東京へと帰る時間が近づいてきてしまいました。。。
ということで、米子市内を出発し「米子空港」へと向かう途中、空港近くの「美保湾」沿いにちょっとした展望台があるので、こちらに寄り道してみることに。 -
イチオシ
展望台からは「美保湾」越しに「大山」も望めるのですが・・・ちょっともやってますかねぇ(苦笑)
まぁ最後、鳥取県のシンボルである名峰を望むことができ、満足満足♪ -
反対側(北側)に目を転じると島根半島が突き出しており、さすがにここからだと見えませんが、その先端には「美保関灯台」があるはず。
またいつの日か、あそこまでドライブしていきたいなぁと。。。 -
●米子鬼太郎空港
「美保湾展望台」から「米子鬼太郎空港」そばのレンタカー店舗まで移動し、ここで車を返却し空港まで送ってもらいました。
昨日の「鳥取砂丘コナン空港」に引き続き、空港の名称にはこだわってますな(笑)米子鬼太郎空港 (米子空港) 空港
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保安検査場を抜け搭乗口へ向かうと、すでに17時40分発のANA388便が駐機しており、時間になり次第、順次飛行機へ乗り込みます。
あぁ、もうあと少しで日常の世界に戻ってしまうんですね・・・。 -
滑走路を走行中、この空港は航空自衛隊美保基地の滑走路を共用しているため、同基地に配備されているC-2輸送機が見えました。
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そして飛行機は山陰の空へと飛び立ち、これにて、桜を求めて鳥取県を横断する旅も無事終了。
昨日の朝イチに鳥取県東部の「鳥取砂丘コナン空港」に降り立ち、この日の夕方に県西部の「米子鬼太郎空港」から帰路につくまでの間、文字通り鳥取県を横断しながら桜の名所を巡る旅となり、殆どのスポットで桜も満開の咲きっぷりで、弾丸ながらも満足度の高い旅となりました♪
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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