2024/04/05 - 2024/04/06
12位(同エリア225件中)
葵さん
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
4月最初の週末、西日本の方から続々と桜の便りが聞こえてきている中、桜を求めて鳥取県を東から西へと横断していく旅へ。
旅の2日目、「三朝温泉」の宿を早めにチェックアウトし、さっそく次の目的地である鳥取県中部の中心都市「倉吉」へと移動していきます。
ここ「倉吉」を訪れた目的は2つあり、山陰でも有数の桜の名所として知られる「打吹公園」でのお花見と、昔ながらの商家町の町並みが残る「打吹玉川」の散策です。
「打吹公園」の桜はちょうど満開の咲きっぷりで、特に「羽衣池」のあたりでは、池に架かる朱色の橋とその周りを彩る桜とが絶妙にマッチし、まさに日本の春らしい景観を目の当たりにすることに。
その後、「打吹玉川」エリアをぐるっと散策してみると、「白壁土蔵群」と称される玉川沿いの白壁と赤い石州瓦の蔵などが風情のある景観を創り出していて、4月のこのタイミングでしか味わえない、「倉吉」の魅力を最大限楽しむことができました♪
〔桜を求めて鳥取県を横断する旅(2024年4月)〕
●1日目①:久松公園(日本さくら名所100選)/鳥取城跡(日本100名城)
https://4travel.jp/travelogue/11895532
●1日目②:宇倍神社(因幡国一之宮)/鹿野城跡公園
https://4travel.jp/travelogue/11900495
●1日目③:倭文神社(伯耆国一之宮)/三朝温泉(日本百名湯)
https://4travel.jp/travelogue/11907008
●2日目①:打吹公園(日本さくら名所100選)/打吹玉川(重伝建地区)【この旅行記】
●2日目②:名和神社/米子城跡(続日本100名城)
https://4travel.jp/travelogue/11915082
〔昔ながらの町並み(重要伝統的建造物群保存地区)を歩く(中国・四国エリア)〕
●津山市城東:https://4travel.jp/travelogue/11491168
●豊町御手洗:https://4travel.jp/travelogue/11666668
●鞆町(鞆の浦):https://4travel.jp/travelogue/11670076
●萩市堀内/平安古/浜崎:https://4travel.jp/travelogue/11632115
●宇和町卯之町:https://4travel.jp/travelogue/11652466
●吉良川町/土居廓中:https://4travel.jp/travelogue/11544239
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
●打吹公園
旅の2日目、朝の8時過ぎに「三朝温泉」の宿を出発し、この日最初の目的地である鳥取県中部の中心都市・倉吉へと移動してきました。
さっそく倉吉の市街地の方へと向かい、9時前には「打吹山(うつぶきやま)」北側の麓に広がる「打吹公園」へ到着しました。 -
「打吹公園」全体の案内図がこちら。
こちらの公園は、1904年に後の大正天皇の行啓に合わせて整備されたそうで、山の斜面を生かし東西に広がる形をしてます。
ちなみに案内図の左側(東側)に市営駐車場があり、今回は「倉吉博物館」裏手の「市役所観光駐車場第2」に止めました。 -
●打吹公園(羽衣池)
さっそく駐車場から公園東側の入口へと向かうと、いきなり園内を包み込む桜がお出迎え! -
入口付近の石碑には、「日本さくら名所100選」の記念プレートも。
「打吹公園」は山陰地方でも屈指の桜の名所で、まさにこれを狙って今回訪れてみたんですが、タイミングはバッチリのよう。 -
園内に入ってすぐのところに、「羽衣池」と呼ばれる小ぶりの池があり、桜とともに朱色の橋や灯籠なんかが風情を感じさせる絵に。
-
イチオシ
ちょっと別のアングルから、池の水面に桜が映り込む感じを狙って、もう1枚いっときましょう♪
-
池の中央部分に小島があり、その両側から朱色の橋が架かってます。
-
橋は渡らずに池のまわりを歩きながら桜とのコラボを眺めていくと、この「羽衣池」はどの方向からも絵になりますね~。
-
いつまででも見ていられる景色なんですが、時間も限られてるので、桜に包まれた細い坂道を上ってさらに公園の中心部へと向かいます。
-
イチオシ
それにしても、昨日訪れた鳥取市の「久松公園」の桜はまだ5分咲きくらいの印象でしたが、こちらはすでに満開のよう♪
-
そのまま道なりに歩いていくとちょっとした開けたエリアとなっていて、時間が早いので準備中ですが、この時期には屋台も出ているよう。
-
●鎮霊神社
標高約204メートルの「打吹山」には「打吹城」があったものの、江戸時代初期に廃城となっていて、現在は山頂の城跡まで遊歩道が続いており、その途中に鎮座する「鎮霊(しずみたま)神社」の方へ行ってみます。 -
境内の石段を上っていくと少し広めな平坦なエリアがあり、その奥にシンプルなご社殿が設けられてます。
-
拝殿の軒下から境内を眺めてみると、手水舎の隣にそびえるツブラシイの大木に目を引かれますな。
-
その木のそばへ近づいてみると、太い幹全体が緑の苔に覆われていて、こんなところに得も言われぬ趣きを感じさせます。。。
-
そのまま境内から山の斜面に延びる小径を歩き、さらに公園の西側の方へと行ってみます。
-
おおっ、この小径からだと、満開の桜を見下ろすようなアングルに♪
-
そのまま道なりに進んでいくと遊具が置かれた広場があり、周囲を桜が包み込んでなければ、観光スポットではなくごく普通の公園です(笑)
-
遊具広場を抜けた先には小さな子供も楽しめる小動物園なんかもあり、その一角にある「打吹公園」の標本木の咲きっぷりを見ると、これはもう満開です、ハイ。
打吹公園 公園・植物園
-
さらに「飛龍閣」と呼ばれる建物の方へ行ってみると、そばにはピンク色の枝垂れ桜も♪
-
で、こちらの「飛龍閣」は、明治時代の1904年、時の皇太子(のちの大正天皇)の山陰行啓の際に宿泊施設として建てられたそうで、一般公開はしておらず外観の見学のみとなります。
-
ということで、「飛龍閣」を眺めながらお庭へと進み、そのまま道なりに「羽衣池」の方へと抜けていきます。
-
そして「羽衣池」を見下ろす場所へ出て、階段を下っていきますが、公園全体が「打吹山」の斜面にあたるので、初めてだと位置関係とか高低差が分からなくなりますね(苦笑)
-
こんな感じで「打吹公園」のお花見を終え、ここからさらに「倉吉」の町並みの方へと向かっていきます。
「打吹公園」の桜はちょうど満開の咲きっぷりで、特に「羽衣池」のあたりでは、池に架かる朱色の橋とその周りを彩る桜とが絶妙にマッチし、まさに日本の春らしい景観を目の当たりにすることができました♪ -
●打吹玉川(観光案内所/赤瓦十号館)
ここからは「倉吉」に残る昔ながらの町並みを散策していくこととし、まずは観光案内所(赤瓦十号館)でまち歩きマップを確保しときます。
なお、エリア内には「赤瓦●号館」と示された建物が複数ありますが、町並みの保存と活性化のため賃貸可能な土蔵を回収整備し、店舗として活用しているそうです。赤瓦十号館 名所・史跡
-
ここ「打吹玉川」の周辺地図がこちら。
このエリアは江戸時代から栄えた商家町で、石州瓦の町家群や玉川沿いの土蔵群などの昔ながらの町並みが今も残されており、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。 -
イチオシ
●元帥酒造(赤瓦七号館)
それでは昔ながらの町並みをひと回りすべく、散策を開始!
観光案内所から北へ少し進んだ十字路の一角に、赤瓦に白い漆喰壁が目を引く地元の酒蔵「元帥酒造」が店を構えています。元帥酒造 専門店
-
で、ここからはもらったまち歩きマップに従い、町並みを東西に貫く「本町通り」を、西側に向かって歩いていきます。
-
●桑田醤油醸造場(赤瓦六号館)
しばらく通りを進んでいくと、明治時代の1877年創業の「桑田醤油醸造場」の店舗が見えてきて、このレトロな町屋の外観がいいですねぇ。桑田醤油醸造場 グルメ・レストラン
-
ちょっと軒下に入り、格子窓とともに昔ながらの木製の看板を1枚♪
-
●倉吉淀屋(旧牧田家住宅)
さらに町並みの西端まで歩いていき、倉吉市に現存する最古の商家建築である「倉吉淀屋」(旧牧田家住宅)までやってきました。
こちらは無料で内部を見学できるので、立ち寄っていくことに。倉吉淀屋 名所・史跡
-
江戸時代に大坂の豪商・淀屋で番頭を務めていた牧田家が、暖簾分けという形で「倉吉淀屋」を開業したそうで、こちらの主屋は1760年に建てられたことが判明しており、倉吉を代表する近世町屋になります。
-
建物の中に一歩足を踏み入れると、商家らしく、すぐ左手にミセと呼ばれる商品を並べたり商談したりする場が。
-
土間部分から見上げてみると、梁も立派で、素朴にして豪快な空間になってます。
-
ではではちょっとお邪魔して、建物の中を見学していきましょう。
-
階段箪笥を上り厨子2階にも行くことができますが、天井が低いので注意が必要ですな(苦笑)
-
室内のあちこちに、昔ながらの人形などが展示されていて、こちらは珍しい木製の天神像(菅原道真像)なんだとか。
-
イチオシ
奥の方には1838年に増築された付属屋もあり、広々とした奥座敷も設けられていて、何となくモノトーンが似合う雰囲気。。。
-
奥座敷と次の間との間には、近江八景を描いた透かし彫りの板欄間がはめられており、往時の繁栄ぶりの一端を感じさせます。
-
1番奥にあるこじんまりとした庭園を眺め、見学を終えることに。
倉吉でも最古の町屋とのことですが、白壁の町並みが残るエリアから数百メートルほど離れているためか観光客も少なく、ゆっくりと見て回ることができました。
また、案内員の方による解説が非常に丁寧で、淀屋の歴史的経緯も含め興味深かったです。 -
「倉吉淀屋」を出発し、今度は本町通りの1本北側に通る道を東側へと歩いていくと、倉吉の代名詞である白壁の土蔵が建ち並ぶエリアに♪
-
町並みの中を流れる玉川には年季の入った石橋が複数架かっていて、この上から1枚狙いますが・・・足元が怖いんで長居はしたくないかな(笑)
-
イチオシ
●久楽(赤瓦五号館)
しばらく歩いていくと、だんだんと賑やかなエリアに入り、向かって左手に建つ「久楽(赤瓦五号館)」を初めとする昔ながらの建物に、飲食店やお土産屋さんなどが入っているよう。赤瓦五号館 久楽 グルメ・レストラン
-
いや~、玉川沿いにずらっと建ち並ぶ白い漆喰壁の蔵が圧巻ですね~。
-
お、赤い丸型ポストもまだまだ現役のよう!
-
「打吹玉川」の町並みは別名「白壁土蔵群」とも呼ばれており、ここまで歩いてきた玉川沿いの土蔵群をはじめ、現在も約100棟もの伝統的な建造物が現存していて、見応え十分です。
倉吉白壁土蔵群 名所・史跡
-
もうしばらく道なりに東側へと歩いていくと、小さな橋の前に町名を示す碑があり、当時、このあたりには刀を研ぐ職人が多かったのでしょう。
-
イチオシ
ちょうどこの橋の上からは、玉川沿いに並び立つ白壁土蔵群とその背景に「打吹山」が重なって見え、倉吉らしい光景ですね~。
-
●白壁倶楽部(赤瓦十三号館)
「打吹公園」からここまでずっと歩いてきて少し疲れたので、明治時代に建てられた「旧国立第三銀行倉吉支店」を改装したレストラン&カフェ「白壁倶楽部」に立ち寄り、ちょっと休憩していくことに。
☆白壁倶楽部ホームページ☆
https://shirakabeclub.jp/白壁倶楽部 グルメ・レストラン
-
店内は木目調と白壁で統一された落ち着いた雰囲気で、10時30分の開店後すぐだったので、ワタクシが一番乗りのよう。
-
この時間帯はカフェタイムとなっており、ドリンクとスイーツのセット(@800円)をチョイス♪
ホットコーヒーとアップルパイをいただきながら、しばしの休息を。。。 -
「白壁倶楽部」を出た後、「元帥酒造」がある十字路のところへと戻り、これで重伝建エリアをひと回りしてきたことになります。
これにて、ここ「倉吉」の観光は終わりとすることに。
「打吹公園」の桜と「打吹玉川」の昔ながらの町並みの散策という、4月のこのタイミングでしか味わえない、「倉吉」の魅力を最大限楽しむことができました♪
今回の1泊2日の鳥取県横断の旅も佳境に入り、最後にもう1か所だけ訪れてみることにしますが、その模様はまた別の旅行記で。
最後までご覧いただき、どうもありがとうございました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
鳥取県への旅
-
前の旅行記
桜を求めて鳥取県を横断する旅《3》~三朝温泉街そぞろ歩き&「依山楼岩崎」ステイ~
2024/04/05~
三朝温泉
-
次の旅行記
桜を求めて鳥取県を横断する旅《5》~山陰屈指の石垣と絶景の城・米子城跡登城記~
2024/04/05~
米子
-
桜を求めて鳥取県を横断する旅《1》~満開まであと少しの久松公園&鳥取城登城記~
2024/04/05~
鳥取市
-
桜を求めて鳥取県を横断する旅《2》~因幡国一之宮・宇倍神社参拝&お堀に映り込む鹿野城跡公園の桜~
2024/04/05~
浜村温泉・鹿野温泉
-
桜を求めて鳥取県を横断する旅《3》~三朝温泉街そぞろ歩き&「依山楼岩崎」ステイ~
2024/04/05~
三朝温泉
-
桜を求めて鳥取県を横断する旅《4》~倉吉・打吹公園の桜&打吹玉川・昔ながらの商家町の町並みを歩く~
2024/04/05~
倉吉
-
桜を求めて鳥取県を横断する旅《5》~山陰屈指の石垣と絶景の城・米子城跡登城記~
2024/04/05~
米子
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
倉吉(鳥取) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 鳥取県への旅
0
52